びたんさん

婚活イベントを開催する地方公務員です。仕事でもプライベートでも結婚したい独身男女のため…

びたんさん

婚活イベントを開催する地方公務員です。仕事でもプライベートでも結婚したい独身男女のためにおせっかいを焼いてます。

最近の記事

少子化対策として始めた婚活事業を10年後に振り返ってみた

10年前に少子化対策として始めた婚活事業を振り返ってみると、1万人を超える会員数や成婚数などの結果を残すことはできたが、県全体の成婚数を増やすところまでは結果を残せなかった。ただ、結婚適齢期の女性人口が大きく減少している中で、成婚数を増やすということはそもそも困難であった。県全体の婚姻数の増加につながっていないという理由から、本県では4年前に少子化対策の施策から結婚支援を外し、婚活事業は民間譲渡していた。こうなることは想定内であり、これまでに育てたボランティアが思いを込めて、

    • 我々の取組をモデルにした映画「こいのわ~婚活クルージング」の公開

      インパクト重視の婚活イベントを知った映画製作会社からまさかの映画化の打診があった。なし崩し的に映画化の話しが進んでいき、これまでに我々が取り組んできた婚活イベントの集大成と言えるような映画が完成し、全国で公開されることとなった。 我々の婚活の取組が映画に!映画化の打診は断っていた 取組を開始した初期は、メディアへの露出による我々の取組の認知度の向上と婚活会員の増加を狙い、インパクのある婚活イベントを中心に実施してきた。数多くの有名人を起用し、首都圏メディアでの露出も増えて

      • 苦労して開催した婚活イベントに参加するクセが強い独身男女たち

        婚活事業の立ち上げからの2年間を担当したが、十分すぎるくらいの実績を上げることができた。しかし、会員が満足し、多くのマッチングカップルが生まれる婚活イベントを開催するために試行錯誤の連続であった。そんな苦労して開催している婚活イベントには、記憶に残っているクセが強い独特な参加者も多くいた。 婚活事業に2年間取り組んだ結果大成功したが失敗の連続だった これまで述べてきたように、本県の結婚支援事業の「こいのわプロジェクト」はキラーコンテンツとして、様々な団体や施策、イベントな

        • 特産品の和牛のPRとのコラボで婚活イベントを開催してみた

          様々な団体とのコラボ婚活イベントを行ってきたが、今回は県庁内の別の課からのオファー。県産和牛の認知度と消費量の向上を目指すという施策とのコラボであるが、どうせやるなら4店舗同時に別々の企画を実施してみたお話し。 本県産の和牛はかつて日本一だった様々な団体とのコラボレーションにより、多種多様な婚活イベントを実施してきたが、今回は県庁内の組織からの共催依頼を受けることとなった。本県の和牛の認知度向上という施策とコラボした婚活イベントの開催である。 本県の和牛には歴史があり、日

        少子化対策として始めた婚活事業を10年後に振り返ってみた

          首都圏から独身女子20人を連れてきて婚活イベントを開催してみた

          東京への人口の一極集中が進む中、本県でも首都圏に流出した人口を引き戻すための様々な取組を行ってきた。こうした中、本県の魅力をPRするための広報プロモーションの一環として、首都圏在住の独身女子向けの婚活イベントを実施することとなった。しかも、婚活イベントの舞台は本県。首都圏の独身女性20名を飛行機に乗せて本県に連れてくることから始まった。 東京への人口一極集中の弊害人口移動が東京への一極集中が進む中、本県においても、東京に住む本県出身者に向けたUターンを促す取組や、本県に興味

          首都圏から独身女子20人を連れてきて婚活イベントを開催してみた

          隣県との共催で独身男女を集めて婚活イベントを開催してみた

          トップ同士の会談で両県の共催による婚活イベントを開催することとなった。本県に比べて人口が少なく、婚活の対象者が少ない隣県との共催はメリットを感じられなかったが、宮島を舞台に独身男女100名による婚活イベントを盛大に開催した。そして、この婚活イベントは翌年以降も交互にそれぞれの県が担当となって行うこととなった。 隣県の婚活事業の状況本県の婚活事業とほぼ同じ時期に隣県も婚活事業を実施することとなった。隣県では他県の成功例を参考にして初年度からお見合い事業を核として事業展開するこ

          隣県との共催で独身男女を集めて婚活イベントを開催してみた

          過疎地域に都心部の独身女子を連れてって地元の独身男子との婚活イベントを開催してみた

          過疎地域では結婚適齢期の独身男女の人口アンバランスが生じている。いわゆる過疎地域の嫁不足問題である。こうしたことから、全県的な取組として「こいのわプロジェクト」を展開し、県内の様々な地域で婚活イベントを開催してきた。今回は過疎地域の自治体とコラボして、この過疎地域に都心部の独身女子を連れてって地元の独身男子との出会いの場を作った婚活イベントの話しである。 少子化対策と地方創生地域によって独身男女の人口に差が生じていることは、この事業を始める前に確認している。都心部では若い独

          過疎地域に都心部の独身女子を連れてって地元の独身男子との婚活イベントを開催してみた

          価値観マッチングを導入した婚活イベントを開催してみた

          価値観の合う男女はきっとうまくいく。そうだとすれば婚活イベントも簡単になるし、成婚数も増えて、事業効果が高まることになる。婚活イベントでたまたま出会った相手がいいのか、それとも仕組まれて出会った相手がいいのか。そのことを調べるために価値観診断を取り入れて婚活イベントを開催してみた。 価値観マッチングとはAIがお見合い相手を選んでくれる時代の到来 行政が行う婚活事業のトップランナーである隣県が新たな取組を始めた。多くの会員の中からお見合い相手を選ぶ際に、AIがぴったりの相手

          価値観マッチングを導入した婚活イベントを開催してみた

          清掃活動をしながら婚活イベントを開催してみた

          こいのわの認知度が高まってくるにつれて、様々な団体からお声がかかるようになった。今回は瀬戸内海の海岸清掃により環境問題の課題に取り組んでいる団体からの依頼である。きれいな瀬戸内海を守ろうと言って、普通に清掃活動の募集を行っても若い人は集まらない。そのため婚活をフックとして参加者を募集し、双方のいいとこ取りのイベントを開催してみた。 瀬戸内海はプラスチックゴミだらけ本県が面する瀬戸内海は一年通して穏やかであるため、牡蠣の養殖に適している。そのため、本県に面している多くの海上で

          清掃活動をしながら婚活イベントを開催してみた

          クッキングスクールで婚活イベントを開催してみた

          家事ができる父親が当たり前の時代。当然、料理ができる男性の方がモテるし、結婚するのも早くなるかもしれないと考え、クッキングスクールとコラボした婚活イベントを開催してみた。 本県男性の家事参加時間は最低レベル本県男性の家事参加時間は都道府県の中で最低レベルらしく、このことも少子化の要因の一つではないかと言われていた。母親ばかりに育児の負担がかかるため、複数の子供を育てるのは大変なので生まないという判断をしているのではないかという仮説である。 それも一理あるかもしれない。

          クッキングスクールで婚活イベントを開催してみた

          球場のVIPルームで婚活イベントを開催してみた

          プロ野球の地元球団に異常とも思えるくらいの愛を捧げる県民性があり、県民といえども、プロ野球観戦のチケットは入手困難であった。こんな中、さらに入手困難な観戦エリアで婚活イベントを開催してみた。 球場の特別な観戦エリア本県には、野球、サッカー、バスケットボール、バレーボールなど、様々なプロスポーツがあり、特にプロ野球には異常とも思えるくらいの愛を捧げる県民性がある。 こいのわを始めた頃、このプロ野球の観戦チケットがまったく取れないという状況が続き、県民であっても球場で地元のプ

          球場のVIPルームで婚活イベントを開催してみた

          リアル桃太郎電鉄とのコラボで婚活イベントを開催してみた

          路面電車を使ったイベントであるリアル桃太郎電鉄の中で婚活イベントが行えるのか。ランダムなサイコロの出目で移動するのにどうやって男女シャッフルをするのかなど、様々な課題があったが、2年かけて大成功したイベントのお話。 リアル桃太郎電鉄とは本県には1日あたりの平均乗車人数が日本一の路面電車がある。この路面電車に乗りながら婚活イベントを行ってみないかという話しをテレビ局のディレクターが持ってきた。 桃太郎電鉄とは、電車の駅をすごろくのマスに見立てたテレビゲームである。リアル桃太

          リアル桃太郎電鉄とのコラボで婚活イベントを開催してみた

          話題の謎解きイベントとのコラボで婚活パーティーを開催してみた

          様々な場所で婚活イベントを実施してきたが、今回は謎解きイベントとのコラボである。謎解きイベントの要素を壊さずに参加男女の交流を進める婚活イベントを同時に行うのはなかなか難しかった。 テレビ局との共催による婚活イベントメディアへの露出を狙い、インパクトのある企画を中心に婚活イベントを行ってきた結果、こいのわの認知度が上がり、様々な団体から声がかかるようになっていた。その中の一つが謎解きイベントである。 謎解きイベントとは、主催者から出された課題を参加者が解きながら、最終的な

          話題の謎解きイベントとのコラボで婚活パーティーを開催してみた

          大失敗した婚活イベントをもう一度開催してみた

          初めての大規模婚活イベントは大失敗であった。これまでに様々な婚活イベントを行ってきたが、いつも初回の大規模イベントの大失敗が脳裏から離れることはなかった。そんな中、とうとうリベンジできるチャンスが巡ってきたので、これまでの実績と経験をフル活用して、大規模婚活イベントを開催してみた。 大失敗した大規模婚活イベント 初めて開催した大規模婚活イベントは、県内最大規模のホテルを会場とした、男女各80名を定員とした婚活イベントであった。 初めての婚活イベントの開催ということもあり

          大失敗した婚活イベントをもう一度開催してみた

          お客さんでいっぱいの動物園で男女155人の婚活イベントを開催してみた

          遊園地で婚活イベントができたのであれば、動物園でも簡単に婚活イベントが開催できるのではないか。でも、年間40万人も来園する動物園で本当にできるのか?あえてお客さんでいっぱいになる祝日に過去最高の参加者数で婚活イベントを開催してみた。 動物園での大規模婚活イベントの開催お客さんが多すぎる動物園で開催できるのか 本県には年間40万人も来園する動物園がある。車でも公共交通機関でもアクセスが容易なため、週末には多くの来園者でいっぱいになる。 遊園地での婚活イベントが成功し、その

          お客さんでいっぱいの動物園で男女155人の婚活イベントを開催してみた

          広大な遊園地で男女120人の婚活イベントを開催してみた

          これまでは、ホテルやイベント会場のような屋内で大規模な婚活イベントを行ってきたが、屋外でもこうした大規模な婚活イベントが実施できれば、婚活イベントのバリエーションが増える。そのため、県内の遊園地で独身男女120人集めて婚活イベントを開催してみた。 広大な遊園地での大規模婚活イベント県東部の郊外に遊園地がある。古い遊園地であるが、観覧車やジェットコースター、お化け屋敷など約20種類の遊具があり、敷地面積は27万平方メートルとテーマパークとしては日本で第3位の広大な敷地を有する

          広大な遊園地で男女120人の婚活イベントを開催してみた