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小川 功治朗
2021年9月17日 06:47
人生には岐路がある。あの時こうすれば良かったと後悔することもある。男が一人、岐路に立っていた。男の心にだけ響く声が聞こえる。「一度だけ、過去のあなたの道を変えることができます。」男は半信半疑だったが、変える道について考えてみた。変えるなら、まず学校の選択だ。今度は猛勉強して良い学校に入って、良い会社に入るのだ。そうすれば妻も子供も今より楽な暮らしができる。男は妻と子供の
2021年9月16日 06:15
「ああ、もれる、もれる。」男はいつもの様にトイレに駆け込み、便座に座って用を足した。ほっとしたところで、ドアに一枚の張り紙を見つける。「このトイレは自動爆発トイレです。便座を離れると自動的に爆発します。」驚く男。が、その時すでにウォシュレットの勢いが強すぎたため、立ち上がろうするのを必死で堪えていた。何とか、ウォシュレットの電源を切る男。「誰かの悪戯だろう。」そう思
2021年8月9日 08:58
夕焼けが好きだ。でも気になるのは、小焼け。小焼けって何だろう?小焼けの存在は、誰も知らない。夕焼けに聞いてみたところ、「知らないな。いつも後ろにいるけど、俺もよくわからないんだよね。」と、言った。私は、小焼けを探して旅に出た。まず「仲良しこよし」の仲良しを訪ねることにした。仲良しは、自宅のマンションにいた。不機嫌そうに出てきた、仲良しに尋ねてみた。「その
2021年8月8日 07:50
私は、二人いる。わたしとワタシ。どちらも私。ロングヘアーが、わたし。ショートボブが、ワタシ。仲は良い。喧嘩はしない。一度だけどちらが、わたしかワタシかで喧嘩をしたことがある。理由は、些細なことだった。ワタシの方が、タワシに似ているということから。結局は、わたしも、たわしに似ていることには変わらないということで、喧嘩は収まった。喧嘩の後、わたしとワタシは一