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映えない食卓

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オーガニックの食材よりも、スーパーの特売に心躍る。 ええ調味料は、たまに使う。 写真映えする盛り付けよりも、鍋から直接食べたいだけ取りたい。 それでもいいんや。それがいいんや。…
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2021年12月の記事一覧

適当なおやつたち(映えない食卓7)

適当なおやつたち(映えない食卓7)

家でお菓子作り♪
って、なんか女子的な響きですよね。

ある程度暇があって、お金があって、面倒くさいなんて言葉は辞書にないわって感じの人がしてそうな。

だって、お菓子なんてなくても問題ないし、その辺で安いスナック菓子売ってるじゃないですか。

ただ、我が家は薄味で、市販のお菓子が甘すぎて塩辛すぎるんですね。
でも、おやつは毎日食べたい。

というわけで、手間もかからず、材料費もあんまりかからず、

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野菜のおばんざい、ばんざい。夫婦で違うものを食べること。(映えない食卓6)

野菜のおばんざい、ばんざい。夫婦で違うものを食べること。(映えない食卓6)

野菜は好きですか?
うちの夫婦はかなり野菜好きです。

我が家の週イチ八百屋デーは、大根3本、キャベツ2玉、白菜4玉、あとは小松菜とかキノコとか安ければ買う。長ネギもできれば。
かぼちゃとさつまいもは、美味しい上に対栄養パフォーマンスがいいので、旬の季節は欠かせない。
弁当用にピーマンとかブロッコリーも買うかも。みたいな買い物の仕方をします。

ただ、野菜が好きなのと、「野菜のおばんざい」が好きっ

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ご飯好き集まれー(映えない食卓5)

ご飯好き集まれー(映えない食卓5)

新米が美味しい季節が、やや過ぎましたね。

私の実家はおじいちゃんが伝説の農家だった名残で、今でも少しだけお米を作っています。

故おじいちゃん(享年91歳)は、若い頃は苦労人で、グレーなこともいっぱいしてきたそうです。
厳しい面もあったらしい。

でも私にとっては優しい優しいおじいちゃんで、晩年は家族のマスコット的存在でした。

今住んでいる私の部屋には、クマさんのフレームに入ったおじいちゃんの

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冬になると食べたくなるもの(映えない食卓4)

冬になると食べたくなるもの(映えない食卓4)

季節は冬。
いつもの帰り道はもう暗い。
かじかんだ手と、千切れそうなほど冷たくなった耳。
家路を急ぐ足は、晩ごはんへの期待を含んでいる。

こういうとき、みなさんが想像する食べ物ってなんですか?

みんなでつつく、おろし鍋?
熱燗とおでん?

子どもの頃、こういうときに食べたいものは何と言っても「グラタン」でした。

グラタンが嫌いな子どもっておらんのちゃうかと思う。

母にとっての家計節約、子ど

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ハンバーグの日も中華の日も(映えない食卓3)

ハンバーグの日も中華の日も(映えない食卓3)

こだわろうと思えばどこまでもこだわれる。
手を抜こうと思えばどこまでも手を抜ける。

そんな料理のひとつに、ハンバーグがあります。

お肉を混ぜる温度とか、飴色玉ねぎとか、野菜から作るデミグラスソースとか、
本格的に作ろうと思うと挫折しそうになる。

でもミンチを丸めて焼くだけやん、って思えばハードルは高くない。

要は「わー、今日のごはんはハンバーグだ!」っていうワクワク感さえあればいい。

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ワインはなくても生きていけるが(映えない食卓2)

ワインはなくても生きていけるが(映えない食卓2)

夫が大のワイン好きです。
一時期ソムリエを目指していたくらい、ワインの世界に魅力を感じているそうです。

私と出会う前は、固定費と食費さえもケチりながら、お給料をワインに注ぎ込んでいたらしい。

結婚してから、彼のワイン消費は激減しました。
目下のところ我々の世帯収入はあまり高くなく、生きていくにゃ金がかかるからです。

加えて、私は将来への不安が服着て歩いてるような人間な上に物欲が全然ないので、

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料理に名前をつけるというクリエイティブ職(映えない食卓1)

料理に名前をつけるというクリエイティブ職(映えない食卓1)

家事一般をこよなく愛しています。

特に料理とお洗濯。
名もなき家事群も愛してる。
ビジネスとしてのお仕事はあまり好きではないのだけれど。

永遠に家族のために家事をしていられる職業があればいいのにってくらい。

でもね、日々の家事ってちょっとマンネリ化しがちなんですよね。
頭のネジが錆び付いてくるというか。

料理にしても、奇をてらったレシピとかに挑戦しない限り、だいたい同じメニューの繰り返し。

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