こばなお

対人支援職をしながらコーチング・心理学を学んでいます。夫が事故の影響で高次脳機能障害を…

こばなお

対人支援職をしながらコーチング・心理学を学んでいます。夫が事故の影響で高次脳機能障害を抱えることになり、その時の大変な経験を活かして転んでもただでは起きない!をモットーに高次脳支援、家族支援の場づくりを目指しています。

マガジン

  • 交換note

    • 16本

    交換noteとは、対話・実践ラボの参加者たちが「対話」について考えたあれこれを「交換ノート」のように書き綴っていく取り組みです。

最近の記事

keep running. keep going.

先月10月より念願のプロコーチ養成スクールへ通っている。 毎回、大量のインプット。そして、それだけではない、感情を揺さぶられる体験が毎回繰り広げられ、足のつま先から頭のてっぺんまでパンパンに なる経験を味わう。 今日の学びでは生まれてから今までの人生を振り返り 印象に残っている体験、エピソードから価値観を導き出す、 そして自分が本当にやりたいこととの関係性を見つめてみる、 そんなワークがあった。 そこで感じたこと、今の私は私になる背景、ストーリーがあり そこにはずっと大切

    • 自分の価値観を見つめることの意味

      新しい月、そして年度で言うところの後期に入り、なんとなく心のざわつきを感じて内省の時間を持とうとEMCOカードを引いてみました。 そこにあらわれたのは、新しい試みに対する不安。SNSで活躍を発表する人たちへの羨望。そして小さく希望。 思うとおりにならない現状と体調。とめどなく増えるタスク。 私、やれるの?走ると決めたけど…。 そんな思いでいっぱいの現状なんだな、と足元を見つめる。 じゃあ、何があったら、どんなニーズが満たされたらいいの? 私の満たしたいニーズの定番、『強

      • 一回休み。の意味

        コロナ家庭内感染の渦中、ついに自分も感染し仕事・趣味活動・学び、一切を中断することとなった。 長らく出勤できず迷惑かけてるんじゃないかという思いに押しつぶされそうだったところから、この時間・経験は何を教えてくれているんだろう、というところへ進化を遂げて頭の中を整理するために書き出してみようと思う。 思えばこの数か月、ひりひりした日常を過ごしてきた。いつも頭の中には悩ましいこと、自分の力ではどうすることもできないことがあり張りつめた日常。そんな悩みから少し解放された今。 そ

        • 悩む僕ら

          居宅のケアマネージャーとして自宅で暮らす高齢者や介護を必要とする方たちの支援、相談を仕事としています。 その中で、自分の今置かれた環境が恵まれたものであると 感じる機会があります。 同じ事業所で働く私を含めた3人のケアマネージャー。 それぞれ秘めた魅力と個性をもちながらお互いにリスペクトしあい日々机を並べ仕事をしている。 3人三様に悩ましい支援を抱えながら、それぞれの仕事ぶりを対応する電話越しに感じながら、時には「聴いてー!」とシェアをしあう。 私たちは安易にわかる、とは

        keep running. keep going.

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        • 交換note
          16本

        記事

          マラソン完走しました。感情が忙しい。

          本日、私の1年に及ぶ壮大なチャレンジ、公認心理師試験が終了しました。 やれることをやった、これ以上は無理だ、という地点まで行けた自分を心から『よくやった!』と褒めてあげたい。 受験生、をこの年齢で、この人生で味わえたことは私にとって宝物だとしみじみ感じています。 多分、もうちょっと若かったら こんなに肩や腰が痛くなることも無かっただろう。 しかし今だからこんなにも使命感を持って勉強に取り組めたとも思う。 勉強を励ましてくれたYOU THUBER 精神科医松崎先生が素敵なこ

          マラソン完走しました。感情が忙しい。

          けんけんぱ マラソンも終盤

           公認心理師試験まで残すところ2ヶ月をきり、私の大きなチャレンジも大詰めを迎えようとしています。 細々勉強に取り組みながらも、知識の定着の乏しさに心が折れそうになり、その度コーチングを受けて、またやる気を取り戻す。 受験勉強の中盤で受けたコーチングの中で、ケンケンパをするように勉強の過程を楽しみつつ進みたい、そのイメージ通りにこれまで来た、という感覚も感じています。 取り組み始めたころ、なんの手がかりもなく引っ掛かりもない崖をよじ登る。何度も崖から落ちて足場や手をかける場所

          けんけんぱ マラソンも終盤

          日々鍛錬し いつ来るともわからぬ機会に備えよ

          毎朝、NHKの朝ドラを見る習慣があり、そのヒロインの生きざまに励まされたり、啓示のごとくメッセージを受け取ることがあります。 今朝のカムカムエブリバディも心揺さぶられるメッセージを受け取りました。るいが夫丈一郎の音楽活動を再開するという言葉に涙する場面、 毎日ラジオ英会話を聴きコツコツと努力を積み重ねる場面。 何でこんなにも自分の内面に引っかかるようなシーンを繰り出してくるのか、NHKさん。 想えば、昨年の『おかえりモネ』でも気象予報士試験にチャレンジするヒロインを見な

          日々鍛錬し いつ来るともわからぬ機会に備えよ

          この経験がどうか報われますように。

          オミクロン株の大流行により、例外にもれず在宅介護の現場は大変なことになっています。 デイサービスや施設・病院での感染者の報告。それはすなわち利用者の通所サービス利用の機会が減ってしまうということ。 デイサービスに行かない選択をするということは、訪問系サービスの需要が増えるということ。 毎日併設の訪問介護部門の利用申し込みは絶えず、過去最高の売り上げをたたき出す勢いです。 当然、スタッフの負担は増える、休憩も取れない、残業ありきのシフト。 それでも使命を果たすために立ち向

          この経験がどうか報われますように。

          似ても焼いても食えないものを飲み込んできた

          コーチングの勉強のために、自分の為に定期的にコーチングを受けています。最近、子育てに悩むことがあり、公開コーチングのクライアント役に手を挙げてみました。 そこで、私は自分の中の開かずの扉を開けてしまったのかもしれない、という思いになっています。 テーマは夫婦。夫との関係性について。夫に言いたいことを口にしたときに、私の中に強い感情が押し寄せて、許せん!×100の状態となっていることに気が付きました。 私はこんなにもアクの強い感情と言葉をぐっと飲みこんできたんだなぁ。しみ

          似ても焼いても食えないものを飲み込んできた

          冬の初めのうつ物語

          季節が秋より冬に移り変わろうとしている。我が家では毎年この季節、恒例の夫のうつ物語が始まるのです。 夫の交通事故・後遺症として高次脳機能障害と共に生きるようになり17年の月日が経ちました。当時のことを考えると胸が痛くなる、とはいえ少しづつ進化を遂げてきた夫の状態。きっと付き合いの浅い人にはそれとわからないほどになっていると思います。 共に歩んできた家族としては、やっとここまで来た、という思いと、やっぱりそうなるよね、という残念な気持ちを繰り返し味わって、それは霧の中を手探

          冬の初めのうつ物語

          忍者修行

          朝のFacebookミーティングに参加をしています。その日は休み明けの朝、今日一日をどんな気持ちで過ごしたいか、イメージをするというワークを体験しました。 今日は絶対に忙しくなる一日。電話もたくさん入っているだろうし、その対応に追われてへとへとになるんじゃないかという予感が頭をよぎりました。 忙しさに振り回されずに、心を平静に保ち、すべきことを淡々とここなせている、そんな一日を過ごしたい。そう、それは淡々と任務をこなす忍者のように。そんなイメージが降ってきました。 実際

          忍者修行

          学ぶ心

          講座の学びの中で、心に刺さる名言に出会わせていただきました。 学ぶ心さえあれば 万物すべて これが我が師である 経営の神様 松下幸之助先生の言葉。学ぶ心、良くなりたい、知識を得たい、賢くなりたい、そんな気持ちはきっと誰もが持っているんだと思う。それに素直に向き合えているのか、常に自分に問いたいと思う。 カールロジャースの自己実現傾向、人はだれしも成長方向に向かう傾向がある、という考え方。セラピーの中でカウンセラーがクライアントに向き合うとき、その人の中の学ぶ心を信じて話

          【交換ノート】

          交換noteとは、対話・実践ラボの参加者たちが「対話」について考えたあれこれを「交換ノート」のように書き綴っていく取り組みです。 ーーーーーーーーーー 3か月に及ぶ対話実践ラボが終了となりました。最終回に感想を一言ずつシェアしましたが、時間がたつにつれジワジワ効いてくる感覚があり、改めてこの交換ノートに綴りたいと思います。 「対話とは?」という問いでそれぞれの思いをシェアし合った際に、「温泉のようなもの」というワードに、腹落ち。ほっこりする感覚。なるほど、と激しく同意。

          【交換ノート】

          ドラゴンボールを探しています!

          交換noteとは、対話・実践ラボの参加者たちが「対話」について考えたあれこれを「交換ノート」のように書き綴っていく取り組みです。 このマガジンからどうぞ。 -------------------------------------------------------------------------------------- この夏より資格取得のための勉強をしています。とはいえ、長らく学問とは遠ざかっていたため何からどうしていいのやらわからず、とりあえず本を読み、赤本を見

          ドラゴンボールを探しています!

          あなたのニーズは私には満たせない

          感情とニーズについて学んでいます。学びの中で予期せず涙したことがありました。 家族一人一人のニーズが違っている場合、みんなのニーズを満たすために私は奔走し、疲れ果てているということ。みんなのニーズが満たされなけらば私のニーズを満たすステージには行けない、幸せは回ってこない、そんな考えを持っていました。 講師の方がにっこり笑って、「あなたは家族のニーズを満たすことはできないんだよ。」と。 その言葉に、一瞬訳が分からず、えっ、私がこれまで頑張ってきたことって何だったの?と涙

          あなたのニーズは私には満たせない

          一人ではたどり着けないところ

          誰かと対話をすることで、その人の話したことが自分の刺激となって、そういえば自分の中にもあるな、とかそんな風に感じるんだ、とかいろいろな感情や気づきが与えられると感じています。 あるワークショップの中で、今年取り組んだ挑戦という内容で体験をシェアしました。 挑戦という言葉から、外側に向けた発信のお話が多いのかと思いきや蓋を開ければ自分との対話がテーマであったと振り返るのです。 それも参加された一人の方のお話に刺激を受けたのだと感じています。 他者との対話を通じて自分の内側

          一人ではたどり着けないところ