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音楽についてけっこう熱く語るエッセイ集のたぐい

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ポップ/ロック/ソウルについてけっこう熱く語るエッセイ集のたぐい
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2021年10月の記事一覧

今イングランドで人気の異色のDrum’N’Bassパーティ!!日本でもやって!!

今イングランドで人気の異色のDrum’N’Bassパーティ!!日本でもやって!!

半年ほど前からぽつりぽつりアップされていたDom Whitingの自転車レイブ。回を重ねるにつれ参加者急増してました!!

ボイラールームへの出演に続き、BBCラジオでもミックスを披露!着々とスターDJへの道を歩んでいます!!

11回目の今回は、ケンブリッジ!!初めの頃に比べて、参加人数もそうですが、曲の質が格段に良くなってます!!有名になって、プロデューサーからリリース前の良曲が送られてくるよ

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スーサイド「ゴースト・ライダー」

スーサイド「ゴースト・ライダー」

最近公開された映画「ショック・ドゥ・フューチャー」でスーサイドがDISられているらしい。(観てない)

「エレクトロミュージック全盛期を目前にした1970年代後半のフランスを舞台に、男性優位の音楽業界で新しい音楽の可能性を探る若き女性ミュージシャンを描いた青春音楽映画。1978年、パリ。若手ミュージシャンのアナは依頼されたCMの作曲に取り掛かるが、納得のいく仕事ができずにいた。そんなある日、アナは

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チボ・マット「ビバ!ラ・ウーマン」

チボ・マット「ビバ!ラ・ウーマン」

今回の音楽レビューは、チボ・マットの「Viva! La Woman」(1996)です!

チボ・マットはニューヨークを拠点とした日本人女性2人組。ユカ・ホンダとミホ・ハットリがメンバーで、ラップをしています。これはミッチェル・フルーム&チャド・ブレイク(Crowded House,Los Lobos)がプロデュースしたデビューアルバムです。

面白いアルバムです。リリックも食べ物のことばっかり。1

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金延幸子「み空」(1972)

金延幸子「み空」(1972)

「み空」は、細野晴臣がプロデュースを務めた1stアルバム。バックバンドは大体はっぴいえんど。ウィキによれば、金延幸子はなんでも日本の女性フォークシンガーの草分けと言われているとか。

私は当時を知らないので、URCの再発シリーズで知りました。当時は、日本のジョニ・ミッチェルとか言われてたようです。

Side:A
み空
あなたから遠くへ
かげろう
時にまかせて
空はふきげん
おまえのほしいのは何

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ロック名曲のパターン。「気にすんな」

ロック名曲のパターン。「気にすんな」

ロックを沢山聴いていると名曲のパターンが見えてくる気がします。
最近気づいたのは、歌詞が「気にすんな」って内容の曲。

気にすんな=ネバーマインド(Never Mind)
セックス・ピストルズ、ニルヴァーナですね。

ほぼ同じ意味でレット・イット・ビー。(Let It Be)
「あるがまま」とか「なるようになる」、「放っとけ」ですかね。
ポール・マッカートニーですね。「なるようになるから、気にすん

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【気にするなの名曲】サム・プレコップ「ドント・バザー」

【気にするなの名曲】サム・プレコップ「ドント・バザー」

「気にするな」をテーマとする曲シリーズ。連想ゲームで五月雨式に書いてしまっています。見苦しくて申し訳ありません。後で一つの記事にまとめ直そうと思います。

さて、今回紹介するのは、サム・プレコップ「ドント・バザー」(Don't Bother)です。

Don't Bother「悩むな」「構うな」「思い煩うな」って意味ですね。私はいつも「ボザー」って発音間違えちゃうんですけど、正しくはバザーですね。

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Sly and The Family Stone "Que Sera Que Sera (Whatever Will Be Will Be)"

Sly and The Family Stone "Que Sera Que Sera (Whatever Will Be Will Be)"

昨日書いた記事で「気にすんな」ってメッセージの歌を簡単にリストしましたが、そういえばもう一つありました。

アルバム「フレッシュ」(1973)に入っている「ケ・セラ・セラ」。ケ・セラ・セラも「気にすんな」ですね。副題の「ワットエバー・ウィル・ビー、ウィル・ビー」も訳すと「人生なるようになる」ですね。

スライ・アンド・ザ・ファミリー・ストーンは、私が処女を捧げたバンドです。

名曲、代表曲は「サン

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アドラー心理学「過補償」とベースライン

しばらく前に「過補償」という心理について、ふと思い浮かんだことがありました。こちらの心理コンサルタントさんが、分かりやすくまとめてらっしゃいます。

アドラー心理学に『過補償』という考え方があります。

人は、自らの劣等感を良い意味でも悪い意味でも何らかの形で克服しようとします。~中には、これを過度な形で補償しようとする場合があります。このことを『過補償』と言います。

これは大抵、悪い意味で使わ

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アル・グリーン「レッツ・ステイ・トゥギャザー」(1972)

アル・グリーン「レッツ・ステイ・トゥギャザー」(1972)

サザン・ソウルの伝説ですね。スーパー・ダイナマイト・ソウルがジェームス・ブラウンなら、スーパー・スウィート・ソウルがアル・グリーン。この人の曲以上に甘い曲ってありますか!?マイクを持ったチョコレート・ファウンテンみたいな人です。

スタックス!!メンフィス!!好きな人には、この二語で十分ですよね。

60年代くらいからスタックスというレーベルがメンフィスにあり、そこからサザン・ソウル、メンフィス・

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ビョーク「ホモジェニック」(1997)

ビョーク「ホモジェニック」(1997)

インディ・ロックバンド、シュガーキューブスのボーカルとしてデビュー。当時から前衛的なミュージシャンとのコラボレーションに積極的だったビョーク。

電子音楽のミュージシャンを引き連れてソロアーティストとしての一枚目「デビュー」とその後の名盤「ポスト」。本作は3枚目のアルバム。ブリープ・ハウスというジャンルを生んだと言っても過言ではない、LFOの天才マーク・ベルを相棒に作り上げた。

DTMプログラミ

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ザ・クラッシュをサンプリングしたM.I.A「ペーパー・プレーンズ」(2007)

ザ・クラッシュをサンプリングしたM.I.A「ペーパー・プレーンズ」(2007)

こんばんは!寒くなってくると、風呂が一段と気持ちいいですね。最近脱線が多いですが、今日はちゃんと音楽について書きます。

M.I.Aが2007年にリリースしたペーパー・プレーンズ(Paper Planes)。モンスターヒットとなって世を席巻した名曲です。多分どっかで聴いたことあるんじゃないでしょうか。

レジの開け閉めの音が強烈に印象に残る曲ですね。プロデュースはディプロ(Dipro)。彼の出世作

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ベースの魅力①ウィリー・ディクソン

ベースの魅力①ウィリー・ディクソン

こんばんわ!飲食店の営業も再開し、この週末、街はなんだか正月明けみたいな雰囲気でしたね!!

さて、今日は好きなベーシストを紹介します。もしかしたらシリーズ化するかもと思い、①とつけてみました。

記念すべき第一回目は、シカゴ・ブルースの巨匠、ウィリー・ディクソンです!!

リトル・ウォルターの「メロー・ダウン・イージー」でそのソングライティング能力が遺憾なく発揮されています。ウッド・ベースが跳ね

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ベースの魅力② ドナルド・ダック・ダン

ベースの魅力② ドナルド・ダック・ダン

こんにちわ!今日もベーシスト特集でそのパート②です!!
今回はブッカー・T&MGズのドナルド・ダック・ダンです!!

アメリカ南部メンフィスを拠点としたソウルのレーベルにスタックスという名門レーベルがありました。そのハウスバンドとしてブッカー・T&MGズというグループがおり、このバンドでベースを弾いていたのがドナルド・ダック・ダンです。

スタックスといえば、ソウル/R&Bの巨人オーティス・レディ

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ルー・リード「トランスフォーマー」(1972)

ルー・リード「トランスフォーマー」(1972)

ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの中心人物、NYロックシーンの顔役と言えば、この人。

トランスフォーマーは、ソロになってから2枚目のアルバムです。変身するロボットっぽいですが、違います。

1.ヴィシャス - Vicious
2.アンディの胸 - Andy's Chest
3.パーフェクト・デイ - Perfect Day
4.ハンギン・ラウンド - Hangin' Round
5.ワイルド・

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