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高岡紀美子エッセイ集♪

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ピアノ講師・高岡紀美子先生のエッセイをまとめました。クラシック音楽にまつわるエピソードが盛りだくさんです🎶
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2020年12月の記事一覧

『歓喜の歌』岐阜県ピアノ講師・高岡紀美子🎼エッセイ作品

『歓喜の歌』岐阜県ピアノ講師・高岡紀美子🎼エッセイ作品

 大晦日。テレビの前で“年越しそば”を食べながら、ベートーヴェンの『第九交響曲』に耳を傾ける。「友よ、歌おう!喜びに満ちた調べを…」。そんな華やかな歌詞で始まる第4楽章『歓喜の歌』は聴衆の心を高揚させ、鼓舞させる。

                                   🎶

 断りもなく、壁をぶちぬいたり、窓を作ったりして、家主と大ゲンカするベートーヴェン。ところかまわず唾を吐

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メリークリスマス!優しくて働きもののサンタクロースのお話。

メリークリスマス!優しくて働きもののサンタクロースのお話。

 『サンタが街にやってくる』 クリスマスの前夜、サンタさんは忙しい。良い子の家にソリを停め、煙突に跳び込んで靴下にプレゼントを詰め込む。その後、再び煙突に駆け上がり、ソリに乗り込んで次の家へと移動する。そんな「サンタ活動」の対象となる家庭は世界で約1億1000万世帯。地球の自転とともに移動すれば、24時間「夜勤」となり、1秒間に1200件を宅配することになる。…やれやれ。

           

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まっかなお・は・な・の〜♪

まっかなお・は・な・の〜♪

 1939年、シカゴのデパート宣伝のために作られた“お話”。

                                   ☆

 昔々、ルドルフという名のトナカイがいた。お鼻が赤く光っていたため、彼はいつも仲間はずれ。「やーいお鼻ピッカピカ」と、お友達にからかわれ、泣いてばかりいた。クリスマスの前夜、村にサンタさんがやってきて、ソリを引くためのトナカイを選んだ。「ダッシャー、ダンサー、

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Happy Birthday Beethoven!ベートーヴェンを愛した女性にまつわるお話。

Happy Birthday Beethoven!ベートーヴェンを愛した女性にまつわるお話。

  『不滅の恋人よ』

ベートーヴェンの弟子であり、恋人でもあったテレーゼ・ブルンスヴィック。少女の頃からベートーヴェンを深く愛していたテレーゼは、彼の演奏するピアノの音色に感動し、心ふるわせながら日記に書き記す。「何という荘厳さ!いのちが豊かに満ちあふれてくる…」。

                                   🎶

「わが不滅の恋人よ」と、ベートーヴェンは宛先不明の

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🎶なじかは知らねど〜🎶美しい妖精ローレライの歌声に誘われたその先は…?

🎶なじかは知らねど〜🎶美しい妖精ローレライの歌声に誘われたその先は…?

『夢伝説』

 先日、ドイツ・ライン河を船で下った。船内でワインを満喫していると、垂直に切り立った岩山“ローレライ”が近づいてきた。夕日を受けて赤々と燃え立つ魔の岩壁。「♬なじかは知らねと心わびて」の懐かしい旋律が船上を流れ、惹(ひ)かれるように、ふと、岩山を見上げる。…が、そこには、あの歌曲に登場する金髪の乙女の姿はなかった。残念。

                             

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