2018年5月

2018年6月2日 11:38

毎月やってる一ヶ月の振り返り。先月の主なトピック。5月は少し note に対する意識の変化があったような気がする。変化があったというよりは、原点に戻ったというべきか。

- フォトギャラリー画像使用100回記念
https://note.mu/kiyofico/n/nd85b79997225

僕は note を始めるときにいくつかのルールを自分に課した。その中に「誰もフォローしない」「スキ、コメント、フォロワー数、PV数などは全て気にしない」というものがあった。

自ら誰もフォローしなければ誰からもフォローされないだろうと思っていた。けれど気づけばフォローされるようになり、一方的にフォローされていることに対して居心地の悪さを感じたので、フォローしないルールは早々に撤廃した。これは別に間違った判断だとは思っていない。

けれど「あらゆる数値を気にしない」というルールまでいつしか忘れてしまっていて、率直に言えばスキやPVの多い少ないを気にしてそれに振り回されるような感覚があった。

そこから脱却するためにもう一度「誰からもスキを貰えなかったとしても自分自身が納得できるもの」を基準にしようと思い始めたのが五月中旬くらいだった。

誰の役に立たなくても、誰も面白いと思わなくても、それを文章や写真という形にせずにはいられない。それでいい。

リルケが詩人を志す悩める若者に送った書簡集「若き詩人への手紙」のこの一節が僕は大好きだ。

あなたが書かずにいられない根拠を深くさぐって下さい。それがあなたの心の最も深い所に根を張っているかどうかをしらべてごらんなさい。もしもあなたが書くことを止められたら、死ななければならないかどうか、自分自身に告白してください。

「それを私に教えてください」ではなく「自分自身に告白してください」というところに、リルケ独特の優しさと厳しさを感じる。

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