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The Kiss by Rodin - Yokohama Art Museum

横浜美術館の「ヌード展」に行ってみた。余り美術館めぐりとかするほうじゃないのだけど、ロダンの「接吻」は写真撮影できるということで、それが主な目的だった。

ロダンのことはよく知らない。若い頃に映画「カミーユクローデル」を見て「なんかよく分からんけど、このロダンって奴は嫌な野郎だな」と極めて雑な印象を抱いたまま今に至る。

この圧倒的な芸術を前にして、「ロダンとはどんな男だったのだろう」ということをぼんやり考える。映画「カミーユクローデル」では、愛人カミーユの視点から描かれていたから悪者に見えたけれど、実際のところはどうなのだろうか。

きっと人間どれだけ誠実に生きてるつもりでも、誰かの人生の中では悪役になっている。カミーユとロダンの物語も、ロダンという男の一面でしかないのかもしれない。

ふとそんなことを考えた。

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