きよ

好きな人のnoteを読むために登録。2017年9月、41歳の誕生日の翌日にパートナーを…

きよ

好きな人のnoteを読むために登録。2017年9月、41歳の誕生日の翌日にパートナーを自死で亡くしてから、生き方を模索中です。サバイバー、グリーフケア、死別、自死遺族について書いているブログはこちら→https://ameblo.jp/luna-andante

マガジン

  • 愛する人を亡くしたあなたへ

    パートナーと死別した筆者が、自身のグリーフケアも交えた死別後の日々の暮らしのヒントについて書いています。

最近の記事

もうすぐ3年

来月の命日で、彼が亡くなって丸3年になります。もう3年か、という気持ちもあれば、まだ3年、という気持ちもあります。3年経って思うのは、ようやくわたしは彼の死を悲しめている、ということ。 変な話に聞こえるかもしれませんが、彼が亡くなってからしっかり悲しんだ記憶がありません。あまりに突然のことで、なにがなにやらわからないまま、いまこうして過ごしている、という感じ。すべての感覚が麻痺している。目に映るものも、食べるものも、聞こえるものも、すべてぼんやりしている。ぼんやりしたなかで

    • 家族に甘える

      先週の四連休は、ずっと実家に帰って過ごしていました。 特に何かをするわけでもなく、母と妹と3人でテレビを見たり、おやつやご飯を食べたり、本を読んだりしてゆっくり過ごしました。 彼が亡くなって、ずっと気を張っていたことに気づきました。わたしは、結婚していなければ、子供がいるわけでもなく、仕事だって非正規で、たいして働いているわけでもない。せめて一人暮らしぐらい頑張ろうと思っていましたが、気づかないうちに無理をしていたのか、からだも心も調子がずっと良くないまま。 実家で過ご

      • 自殺のニュースを聞くたびに

        なんとも言いようのない気持ちにかられます。きっと、自死遺族のみなさんも同じではないかと思います。特に、自分より年下の若い人が自死で亡くなるのは本当に悲しいです。 希望があれば生きられたのかな、でも、今みたいに先の見えない時代は、その希望も足かせになるのかな。わかりませんね。 三浦春馬くんのニュースを聞いたときは友達と一緒にいたのですが、とっさに、ひとりでこの訃報を聞かなくてよかったな、と思いました。それくらい受け止めきれなかった。そんな熱心に彼の作品を見ていたわけでもない

        • 仕事を辞めようと思っています

          派遣の時から8年勤めているいまの会社を辞めようと思っています。派遣切りにあって、直接雇用の契約社員になって3年目。意外と早く限界を迎えてしまった。今年いっぱいの契約を、更新しない考えです。 彼が亡くなって今年の9月で3年。「時が解決してくれる」「仕事があるほうが、ひとりで過ごすよりまし」と周りからも言われていて、自分でもそう思っていたのですが、3年近く経ってもまったく心身ともに変わりがないこと、病院通いが増え、薬も増えたこと、体調を見ながら会社にいって仕事をしたり、予定を立

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        • 愛する人を亡くしたあなたへ
          8本

        記事

          人生の穴

          昨日は病院の日でした。ひと月以上、しんどさが取れないことから薬も増えました。仕方がないとはいえ・・・休めば増えることもなかったんだろうな、と思うこともしばしば。 カウンセリングで話を聴いてもらっていた時のこと、カウンセラーの先生から「穴はほかのことでは埋められない」と言われました。要するに、何かあって傷ついて、そこにできた傷を別のことで誤魔化すように何かをしても、それによって癒されることはない、ということ。 傷は傷として存在するということ。それはそのままでいいということ。

          人生の穴

          ひとりで過ごす日曜日

          午前中の東京は土砂降りでした。起きてから洗濯と掃除はしたけど部屋着は着替えずに、ベッドの上でごろごろと過ごし、ひたすらだらけていました。本当は着替えたい。でも、着替えてメイクをすると、ベッドのうえに寝ころびたくないのです。 前の家は、ソファがあったからよかったなあ、なんて思いました。着替えても着替えなくても、メイクをしてもしなくても、ひたすらごろごろ~っとしていた。 彼とふたりで。 ふたりとも、からだは大きくなかったから、ソファに座っても寝そべっても、ぎゅうぎゅうになる

          ひとりで過ごす日曜日

          何度もダメになる

          仕事もようやく落ち着き、少し余裕も出てきましたが、今日はスタッフで参加させていただいている雨宿りをお休みしました。いまは家でゆっくり過ごしています。 去年、彼の三回忌が過ぎて少し心も落ち着いて、今年に入ってからは心理カウンセラーの資格が取れる学校にも入り、だいぶ元気になってきた、と思っていたところのコロナ禍。コロナについては特に気にすることはなく過ごしていましたが、在宅勤務期間を経て、通勤・出社が本当にしんどく感じています。 自粛生活の、ひとりきりで過ごす静かな時間が、思

          何度もダメになる

          自分が世界を創っているというのなら

          今日の日記は読みづらいです。ごめんなさい。 ステイホーム期間を利用したいま、スピリチュアルな本を読んでいます。 セス・ブック 個人的現実の本質 この本は、半世紀近く前に書かれたものです。高次の次元から言葉を降ろし、それを口述した内容が書かれています。いま、巷で書かれているスピリチュアル本やブログの大元、に、なるのかな?わたしには難しすぎて、内容のほとんどを理解することができません。笑。とりあえず文字だけ追いかけている・・・という感じ。 で、今回はなにが書きたいのかとい

          自分が世界を創っているというのなら

          最近感じていること

          このブログに訪れるひとの力になれればと、なんとなく思っていて、そういう記事を書きたいとずっと思っているのですが、なんだかうまく言葉にすることができません。ここ数日、また少し体調がすぐれないのもあって、心のほうも曇りがち。なかなかスッキリとはいきません。 今日は月命日。彼の指輪の前で手を合わせ、彼の好きなお菓子を置いています。それが目に付くので、仕事もなんとなく上の空です。(いいわけかな笑) 彼が亡くなって時間ばかりが過ぎていきます。何か自分にできることはないかと、年明け、

          最近感じていること

          初の快挙

          彼が亡くなってから、料理をすることがなくなりました。もともと料理好きではなく、彼と結婚していた時、一応作りはしましたが、作った料理になにも言わずにしょうゆやらソースやらかけていろいろ味付けされ、「それなら文句言われた方がマシ」と、何度も思っていました。 で、離婚したのを機にまったく作らなくなり。笑。彼との同居生活では、おもに彼が料理を担当することになりました。その彼が亡くなってからは、ほとんどコンビニ弁当やスーパーのお惣菜、たまに外食をしてご飯を食べていましたが、ご時世、外

          初の快挙

          記念日反応

          最近は(特に今年に入ってから)、あまり感じなくなったけど、月命日だったり何かの記念日だったりした日は、たいてい具合が悪くなりました。わたしの場合は、気分の落ち込みと、胃の不快感、腹痛が主な症状でした。 記念日反応の過ごし方について、いろいろ試してみました。 なるべく意識しない(考えない)→ダメ。絶対考えるし意識する。 寝る→寝れない。楽しいことを考える→無理。 おいしいものを食べる→そもそも食べられない。 本を読む→集中して読めない。別のことを考える。 友達と過ごす→罪悪

          記念日反応

          連休中の過ごし方

          今年の連休は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で外出は自粛ムードですが例年だと年末年始同様、ゴールデンウイークの時期は周りが賑やかで、自分にとっては苦手な季節のひとつになりました。彼が亡くなってからは、ひとりで過ごさなくてはならないからです。 彼が亡くなって初めてのゴールデンウィークは、いまの家で過ごしたけど、ほとんど読書していて、とにかく引きこもって過ごした記憶があります。たまに散歩に出かけても、家族連れの楽しそうな顔を見てはしんどかったり。なんにも楽しくなかったなあ。

          連休中の過ごし方

          繋がり

          晴れた夜空、満月を見上げると、この世とあの世を繋ぐ扉のように思います。 (画像はフリー素材をお借りしました) あっちとこっちを繋ぐ橋のような。彼の形見の指輪に話しかけることで、気持ち的にはだいぶ落ち着いてきました。話し掛けるどころか、指輪すら見られなかった時期は、わたしの気持ちは相当に不安定でした。 供養は、亡くなった人のためのようで、実は遺された人たちのためのもの、という話はよく聞いていたけど、自分の身に降りかかったことで、より強く実感することになりました。話し掛ける

          繋がり

          ひとり散歩をしながら

          ステイホーム週間ですがずっと家にいても免疫力が下がるばかりなので適当な時間にひとりでぶらぶら散歩をしています。 彼が亡くなってから一人暮らしをしていますが、せいぜい会社と家の往復で(というかそんなに余裕もなかった)、2年以上経ったいまでも、知らない道や知らないお店がたくさんあってびっくり。いまはお店も休業中のところが多いですが、それも落ち着いたら買い物に出かけたいなあと思いました。 気分を変えて公園で読書。人もあまりいなかった。しかし風が強かったので早々に退散。道端の草花

          ひとり散歩をしながら

          罪悪感や自責の念をやり過ごすこと

          彼が亡くなって2年が過ぎて、罪悪感や自責の念を抱えることが減りました。減りました、というかそれらを考えないように意識することにしました。罪悪感や自責の念でいくら自分を責めてみても、彼が帰ってくるわけではない、と改めて思ったからです。こういうこと、亡くなった直後から親や心療内科の先生にもさんざん言われてきましたが、自分で気づかないとやっぱりわからないものですね。 とはいえ、罪悪感や自責の念がなくなったわけではありません。気を抜くと引っ張られます。「どうして彼は自死を選んだのだ

          罪悪感や自責の念をやり過ごすこと

          スーパーでのお買い物

          外出自粛と在宅勤務で自宅で過ごす時間が増え、外に出るといえばせいぜいコンビニかスーパーで食べ物を買うくらい。いつもだったら買わない、ちょっとお高めのお菓子や飲み物を買って部屋で食べて飲んで、気持ちを潤すようになりました。 よくよく考えてみたら、外食するときの飲み物代やスイーツ代の方が高いわけで・・・結果的に安く上がり、今月の食費は先月よりだいぶ減りました。自炊も少し始めたし、それも多少は影響しているのかな。 そもそもなんで自炊をしないのか。食べる量が少ない、作るのがめんど

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