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スーパーでのお買い物

外出自粛と在宅勤務で自宅で過ごす時間が増え、外に出るといえばせいぜいコンビニかスーパーで食べ物を買うくらい。いつもだったら買わない、ちょっとお高めのお菓子や飲み物を買って部屋で食べて飲んで、気持ちを潤すようになりました。

よくよく考えてみたら、外食するときの飲み物代やスイーツ代の方が高いわけで・・・結果的に安く上がり、今月の食費は先月よりだいぶ減りました。自炊も少し始めたし、それも多少は影響しているのかな。

そもそもなんで自炊をしないのか。食べる量が少ない、作るのがめんどうくさい、いろいろ理由はありますが、大きな理由は『スーパーの家族連れや夫婦を見るのがつらいから』だったりします。

彼が生きていたころは、一緒にスーパーでお買い物をしていました。どちらかというと彼の方が買い物を楽しんで、わたしはそれに付き合う、という感じ。わたしは用が済んだらさっさと帰りたいほうですが、彼は食品をあれこれ見るのが好きな人で、「早く帰ろうよ」とわたしが言うこともしばしば。なんなら一緒に行くのがちょっと面倒で、ひとりで行ってくれないかな~と思ったり。

彼がいなくなって、そのどれもこれもが当たり前じゃなくて贅沢なことだったんだなあと思い知らされました。そうなるともう、スーパーで家族連れや夫婦を見るのがつらくてつらくて。どうしてわたしの隣には彼がいないんだろう。どうしてあの人たちは一緒に買い物ができてわたしはできないんだろう。神様は不公平だ、わたしが一体何をしたというのだろう。そんなことばかり思ってしまって、スーパーで買い物するのをやめました。

彼が亡くなってからはコンビニメインの買い物に変えました。家族連れも夫婦もあまり見かけないし、自分みたいな単身者が多いので気楽だった。あとはファミレスやカフェで食べたりもしました。ひとりの部屋で食べるのがしんどいときは、人の気配があるほうが楽ってことあると思います。ただでも店内にいる家族や夫婦、若いカップルの姿を見て、つまらない気持ちになって食べたらすぐに帰る、なんてこともよくありました。

いまは外食ができないから、しばらくコンビニで買い物をしていたけど、ひと月持たずに限界が来てスーパーに買い物へ行くようになりました。すると、あれほどつらくてしんどかった買い物が、そうでもないことに気づいたのです。

買うものリストと商品にしか意識を向けないで買い物をするようにしてるおかげもあるかしら。そしてこんなご時世、フラフラ見て歩くことはしないようにもしています。(もともと、目的のものを買ったら帰るほうではあるけれど)

今までの買い物は、買うものよりお客さんの方に意識が向いていたからつらかったのかなあ。そんなつもりはなかったけど、無意識に見てしまっていたのかもしれません。もし、買い物中の家族連れや夫婦を見るのがつらいと思っている人は、『買うことに意識を向ける』ようにするといいのかも。

もちろん、スーパーで買い物をすることそのものをやめたっていいと思います。

今日はこれからご飯を作ります。キャベツと豚バラ肉の炒め物と、野菜のピクルス。黄色のパプリカが結構高かった!笑。国産だから多少高くても仕方ない、安心して食べたいと思うものを買おうと思います。


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