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短歌

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#短歌

《勝手に御月賞(短歌)》ありがとう!

《勝手に御月賞(短歌)》ありがとう!

十六夜杯、華々しくも終わるのが寂しい、キュンとなるフィナーレでした。
PJさんのエンドロールもぐっときたし・・・
ぱちぱちぱち・・・
からの、まさかの御月秋枝さんの《勝手に御月賞》に私の短歌    ↓  ↓

カラカラと棹をしならせリール巻く君の上腕二頭筋 スキ

を選んでいただきました。
読めば読むほど嬉しくなる講評もいただき、もしかしたらステキな一首なのかも…と思わせられました(笑)
御月秋枝

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〈十六夜杯(短歌)審査員 まど夏賞〉ありがとう!

〈十六夜杯(短歌)審査員 まど夏賞〉ありがとう!

十六夜杯、今夜がエンディング。
続々と入賞者の発表があっているようです。
エンドロールも楽しみにしています。

そして、なんと、私の短歌  ↓  ↓

カラカラと棹をしならせリール巻く君の上腕二頭筋 スキ

が、沙々良まど夏さんの〈十六夜杯(短歌)審査員 まど夏賞〉に選んでいただきました。
すごい!!びっくりぽんです。
講評もいただいています。嬉しいです。

沙々良まど夏さん、ありがとうございます

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〈勝手に十六夜賞(短歌)〉ありがとう!

〈勝手に十六夜賞(短歌)〉ありがとう!

十六夜杯の選考が難航しつつも進んでいると思われる中、クルーの方たちが〈勝手に○○賞〉というのを設けて発表されています。
なんと、十六夜さんから、私の短歌2首を選んでいただきました。お忙しい中、丁寧に講評もいただき、嬉しいかぎりです。
十六夜さん、ありがとうございます。

私の短歌   ↓   ↓

潔く海に沈んでゆく夕陽 取り残されて滲む朱色

惜しみなく味方してくる月の夜は時を戻して物語りせん

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十六夜さんの〈勝手に十六夜賞~Part.1(短歌部門)〉

十六夜さんの〈勝手に十六夜賞~Part.1(短歌部門)〉

いよいよ鶴亀杯決勝ラウンドの投票が、今日の20時までだそうですよ~
何度か記事にしていますが、鶴亀杯、本戦とは別に〈勝手に私設賞〉というスピンオフがあります。
これがまた思わぬハッピーな賞で、自由に作品を選んで賞を渡すことができるのです。
そして愛情あふれる講評もいただけるのです。感謝!!

じゃーん、十六夜さんの〈勝手に十六夜賞~Part.1〉で、わたしの短歌「振り向かぬ愛ももあるらん振り向けど

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しろくまきりんさん〈こっそり、勝手にしろくま賞(短歌部門)〉

しろくまきりんさん〈こっそり、勝手にしろくま賞(短歌部門)〉

鶴亀杯、いよいよ大詰めのようで、わたしも読者投票に1票投じてきました。
栄光に輝くのはどなたの作品(短歌・俳句・川柳)でしょうか。楽しみですね~
エンドロールなどもあり、最期まで感動すること間違いなしです。

鶴亀杯、それだけでなく、スピンオフでお世話している方(クルー)による〈勝手に私設賞〉というのがあります。
この〈勝手に私設賞〉、とっても愛情こもった丁寧な批評で取り上げてくださる嬉しい賞なの

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〈勝手に圭果賞〉

〈勝手に圭果賞〉

宇宙杯みんなの短歌大会・俳句大会・川柳大会が大盛況の内に終わり、今、各部門で選考が行われているようです。
私も、俳句と短歌の2部門に参加させていただきました。

そして、短歌・・・

☆桜花さざめきあいて散りゆくを逆髪たてて見るほかはなし

というちょっとへんてこな1首が西野圭果さんのお目に止まるというラッキーを果たし、〈勝手に圭果賞〉をいただきました!!
嬉しいです。本当にありがとうございます。

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別れが辛くて泣きじゃくるあなたへ

短歌

もう恋がどこにも残っていないかと涙を拭いて海を見ている

冬の好きな君を愛していつよりか君のいない冬を迎える

ひとり来てエンドレスの波音を聴きつつ何を思い煩う

きさらぎの凍てつく風を受けながら哀しみを知る優しさを知る

短歌 風の歌

われもまたオブジェのひとつかもしれぬ美術館のロビーの椅子に

やまなみの裾をほのかに暮れ残す秋桜揺れてゆられてひとり

奥院のもみじ織りなす色の彩(あや)きっとサヨナラできるとおもう

死ぬほどに我れが欲しくば奪い去れますらおたちの三角四角

お笑いのコンビのようにこれからを吹きゆく風の歌をうたおう

こもごもの後に来るとう現身のたゆたうような眠りを愛す

九月の焦り

美しい記憶を欲りていたりけり堆積岩の不思議な模様

お隣の開け放したるドアごしに親子喧嘩が今日も聞こえ来

茜さすベランダゆえに鳴きとおすつくつくぼうしの九月の焦り

またひとつ取り残されてまたひとつ打たれ強くなるのもいいか

坂道を上り詰めた家もいいねほら借景になっている庭

たおやかに棹をしならせリール巻くカラカラ君の逞しき腕

風早の海また海も辛かろうわれとう港に流れ着かんか

今まさに

未曽有の
100年に一度の
1000年に一度の
前代未聞の

類を見ない形容詞を施され
前例のない災害が
史上最高の規模で
全世界的に起こっている

かつてないはずのことが
空前絶後といえるほどの
未到の頻繁さで
破天荒に起こっている

それは言い換えれば
もはや日常茶飯的な光景で
歴代陳腐な出来事に
今まさになりなんとしている

また超大型台風が接近してます
今夜も連続30日の熱帯夜でしょう

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山茶花

山茶花を一本手折らん繁りあう枝より青き空に手を入れ

ゆるゆると壁這う蜘蛛の小さきは止まりてただに汚点となりぬ

短夜の童子の時を悲しみて樹木は齢をふかめいるらん

遥かなる記憶ゆすりて脳髄を突き抜けてゆく野風春風

血を流さず河の流れに逆らわず生きるや我は人形となりて

寂しさを拭く

カラカラと紡ぎいる糸切れたままオイテケ堀に沈む夕焼け

誰彼のせいにしてしばし忘れたるも逃れられ得ぬ自らのこと

PCに埃たまりていることも寂しさのひとつ寂しさを拭く

アスファルトの下は全部土である・・・想い想われ九重連山

「鄙びた」とう演出もよし旅人である私は秘湯に浸る

誰よりも君の味方であることを忘れてないか今日問うている

風に舞うさくらひとひら地に還り何もなかったように時過ぐ

過去となる時の宿命(さだめ)を閉じ込めて物語りせん古きアルバム

空澄みてあるかなきかのたまゆらの風のかけらが髪に残りぬ

残業の疲れを纏う男らと並びぬホームの風を受けつつ

駱駝の瞑想

瞑想もいいが寂しき公園の膝を折りたる駱駝の背中

革ツナギ吊るせば丸き吾のかたち残しておりぬ抱き寄せてみん

ブタ草の季節にズーズー鼻鳴らす花粉症時期ブタと化したり

不思議なることのいくつか調べずにいれば神秘は神秘のままで

横長のバスタブ浅く湯を張れば日本列島の形に沈む

鉛筆を削れる世代というよりは器用な我と不器用な君

乗り越える少しの力の源は引きずるものの負荷にこそあれ

いつだって中途

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