風に舞うさくらひとひら地に還り何もなかったように時過ぐ

過去となる時の宿命(さだめ)を閉じ込めて物語りせん古きアルバム

空澄みてあるかなきかのたまゆらの風のかけらが髪に残りぬ

残業の疲れを纏う男らと並びぬホームの風を受けつつ

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