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【幸せな天才の育て方4】いろんな世界を知ることで生きやすくなる


こんにちは、ジュリアンです。

今子供たちに増えている不登校や行き渋り、メンタルの不調。

世間のイメージとは裏腹に頭の良い子も不登校になりやすく、実際に私がサポートしている不登校の子も頭の良い学校に通う子ばかりで、
その中にはIQが125もありギフテッドと呼ばれる部類に入るような子もいます。

私はこれまで接骨院でも体やメンタルに不調を抱える子供たちをたくさん見てきましたが、
その中でも頭が良くても不調になってしまう子に共通していたことが一つありました。


それは今の時代だから起こりやすいことでもあり、
学校という決まり切ったルールの中での生活や、同じような偏差値の子が集まる中では気づかれにくいことです。

でもそれはちゃんと対策をすれば防げることでもあります。

今回はそんな能力の高い子が幸せに生きる方法についてお話したいと思います。


★自己紹介★

ヘルスコーチをしているジュリアンです!
接骨院に13年間勤務した元院長。

国家資格を取得し親子の栄養療法や対話を中心に、

思春期の心や体の不調の改善
・軽度発達障害の改善
・子供の運動能力アップ
・自己肯定感や才能を伸ばす

それによって家族が幸せになるためのサポート
をしています。

対面、オンラインのセッションでは個人向けに栄養指導、対話、治療や外の世界を知るための体験活動を行っています。


【経歴】
・これまで大人8000人、子供2000人以上の計1万人以上の体を改善

・さまざまなスポーツの全国大会、国体、日本選手権などに出場する選手のサポートや試合の帯同を行う

・栄養、運動指導で子供、産前産後の方、お母さんの体質改善、メンタルケアに取り組む

・受験期の子供や社会人の方向けに、脳のパフォーマンスを上げる生活習慣の指導を行う


・思春期を中心に「子供の心や体の不調はだいたい食事が関係しているよ」という話を保育園、幼稚園、学校、スポーツチームで健康講座を開催してきました。

ホームページはコチラ↓


一つのことだけを極める弊害



頭の良い子たちが不調を起こしてしまう根本的な理由は、
今暮らしている狭い世界しか知らないことだと私は思います。

これは大人も同じですが、何かに突出して才能がある子ほど
自分の得意分野から出ることでネガティブな思いをしてしまうんじゃないかと怖くなってしまうし、
自分が安心できる場所は自分の得意分野のエリアだけだと決めつけてしまうのが人間の本能なんだと思います。


でも波のない安定した人生なんてそうそう送れるものではありません。

よくあるパターンが
子供は得意だったと思っていたものが、
進学やレベルの高いスポーツチームに入団した時など環境の変化で
「自分よりも凄い存在を身近に知った時」
その子は自分に自信をなくしてしまいます。

自分はこんだけ凄いんだぞ!

って思っていたのが進学を機に
「世界はまだまだ広いんだ」と
自分のちっぽけさを思い知ることになるんです。

それまで一つの武器(才能や能力)だけで戦っていた子はその武器でしか戦う方法を知らないので、別の武器のトレーニングをして挫折から這い上がることはそうそう簡単なことじゃありません。


時代とともに子供たちの能力を伸ばすことが優先されるようになり、
大人は子供の表面上の才能や能力にしか目がいかなくなっていることも原因の一つかもしれません。


私も二度ほど世界の広さを思い知る人生の転機がありました。


一つは高額な接骨院のセミナーで、全国の知識や経験も経営面でもトップクラスの方たちに出会ったことでした。

それまで接骨院で10年近く働き、自分では技術も知識もかなりレベルが上がったなと感じていた頃です。

そのセミナーに参加で自分よりもはるかに上のレベルの一流の方たちと出会ったことで、自分のちっぽけさを思い知り私も自信をなくしてしまいました。

まさに井の中の蛙状態だったんです。


そして二つ目が、転職活動をして接骨院など医療業界以外の世界を知った時でした。


それまでは院長として7年ほど勤め、自分の思うように仕事をできていたのでマネジメントやマーケティングもやり段々と結果を出せていたので
正直調子に乗っていたと思います。


それから家族との時間を作るために転職して土日休みの会社員をしようと決断し、医療業界だけじゃなくサービス業も選択肢から外して求人を探していました。


そうすると30歳で接骨院から一般の会社員は転職が難しく、もちろん仕事を選ばなければありますがそうなると残業が多いなど待遇が悪くなってしまう会社がほとんどです。


自分が一般的な会社員生活をしていてからの転職であればそんなに難しくはなかったと思いますが、
接骨院の時の経験やスキルは一般の会社ではあまり評価してもらえず、結局20社以上の会社から不採用の通知をいただいてしまいました。

あの時はいろんな会社から落とされるたびに、
仕事に就けない自分を自己否定をして
数カ月誰とも会いたくなくなるくらいに落ち込みました。

それでもお金より家族との時間を優先したいという想いは諦めず、
フルタイムのアルバイトという形で無添加食材を扱うベンチャー企業に入社することになりました。


そんな私の経験から、一つの世界だけで生活することは自分の能力や才能を伸ばすこともできるけど
生きていくための視野が狭くなってしまうことのリスクも大きい
のかなと思うようになりました。


だからこそ能力の高い子や才能がある子は、
今の世界じゃなくても自分は何とかなるという自信があると最強なんだと思います。


じゃあその今以外のいろんな世界を知るためにどんなことをしたらいいのか?



子供たちにもいろんな世界を見てほしい



いろんな世界を見ると言っても、お金をかけて大きなことをする必要は全くありません。



買い物や出かけた先でいろんな人と話す


私の子供は電車が好きなので電車スポットなどによく出かけていて、
そこで働いている従業員さんや店員さんと子供が話していることがよくあります。

私の長男は普段は無口なんですが子供が興味あることであれば、知らない人でも共通の話題で話しやすいんですよね。
(初対面だけど出身地が同じだった時の盛り上がりのような)

そんな感じでもしお母さんお父さんが子供にいろんな世界を見せるために簡単な方法は、
美容院の店員さんなども子供がじっくり時間をとって話しやすいかもしれないです。


スポーツをやっている子であればスポーツショップに買い物に行ったときもおすすめです。

親が一緒だとついつい親目線でシューズなど道具を選んでしまいがちですが、
それを親ではなく子供をメインに「履き心地はどうか」「使いやすさはどうか」などの話を子供の言葉で伝えさせ店員さんと話してもらうなどすると、普段関わることのない大人と会話ができると思います。


この方法のメリットは世の中のいろんな仕事・生き方を知れるということです。


昔と違って今は自営業の方が少ないです。
それによって今の子供たちは生活の中で仕事をしている人がどんなことをしているのかをイメージしにくく、働くということの根本的な意味が分からないんです。

それを大人が、お金のためとか生活のために働くんだよって言葉で言うのは簡単です。

でもそれでは今の子供たちは頑張って働くモチベーションになりません。


だから自分の目で見て「こんな仕事してみたいな」と思えるくらい感情が動かされないと、仕事はもちろん学校にすら行くことへの意味が分からなくなってしまう子がいます。


でもそれが自分の能力を知ったうえで、いろんな世界を知ると
「自分はこんな働き方をしてみたい」という選択肢がどんどん広がっていきます。



ボランティアやイベントに参加する




これが子供にいろんな世界を見せる一番の良い方法なんですが、
私自身も20歳前後のときはゴミ拾いのボランティアなどに参加して
そこで仲良くなった方とご飯に行きいろんな話を聞かせていただくこともありました。

その私が参加していたボランティアは10年以上前で、ネットも今より発達していなかったので当時はmixiのコミュニティなどから探して自分で応募していました。

でも今はボランティアの幅も申し込みやすさも格段に上がって、
いろんな分野のイベントのボランティアも学生が参加できるものも増えています。


こちらのサイトではいろんなボランティアを紹介しています。


私がサポートしている子でもアートに興味があるということで、
段ボール家具の製造・企画・販売を手伝えるものや
子供向けの絵画教室展覧会の企画・運営のボランティアなど

アート系のイベントのボランティアを紹介したこともあります。

他にも、
スポーツに興味のある子であればスポーツのイベント
音楽に興味のある子であれば音楽のイベント
などに参加することで
今まで関わったことのない世界や仕事、価値観など考え方や生き方に触れることが出来ます。



また意欲の高い子は学生向けの起業体験のイベントなどもあります。


先程も話したように今は第一次産業をする人も激減し、
生活と仕事が分断されていて子供たちは将来働くことを想像しにくくなっています。

でもこのようなイベントがあると、
仕事はどうやって作られるのか
お金はどのくらい必要なのか?
周りの人とどうやって協力しないといけないのか などが

分かることで自分の仕事づくりや、働くということを肌で実感できます。

私のサポートしている高校生と話していても、
将来は業務委託やフリーランスで複業的な働き方を考えていると言っていました。


これは頭の良い子だけじゃなく、みんなスマホを持ったことでどんどん働き方への視野は広がってきています。

でもそれに大人が気づいていないことで、
その環境を提供できていないことで子供の才能を見つけられていないし
いろんな世界をリアルに知るチャンスを作れていないなと感じます。


自分の新たな才能にも気付くことができる



そしていろんな世界を見ることでこれまでの世界では気づけなかった自分の新たな才能にも気付くことができます。


今いる狭い世界だけだと、特定の人としか関わらないことで自分の才能や能力はこれだと決めつけられてしまいがちです。

特に転職をすることで私も気づきましたが、
これまでいた会社では本人も含め周りのみんなが当たり前に出来ていたことで気づかなかったことが、
他の会社に行くと凄くレアなスキルで重宝されるということがありました。

どんな人と関わるか
そして環境次第で才能や能力の定義が変わってしまうということを実感したと同時に、
いろんな世界を知っておけば自分のいろんな才能や能力に気付ける。

そして自分にはいろんな才能や能力があることを知っておけば、
他の世界でも生きやすくなるということになります。


なのでいろんな世界を知ることで、
今いる世界で生きていくのが辛くなっても
「他にも方法があるからなんとかなるっしょ!」
って思えて人生でネガティブな挫折をすることはなくなると思います。


だから子供たちには勉強やスポーツだけじゃなく、
ドンドンいろんな世界を見てほしいんです。


そして外の世界を知ることで得られるメリットもう一つあります。


いろんな世界を知ることで多様性を認め生きやすくなる



そしていろんな世界、いろんな人がいるということで
その子の多様性を受け入れる寛容度もアップします。


私は日本には日本人しかいないことも幸福度が上がらない原因の一つだと考えています。

特に子供たちも学校でも同じ学年や同じ学力の子としか生活していないことも原因になっていると思います。

そしてネットの発達によりSNSなども「あなたにおすすめ」という投稿やコンテンツばかり表示され、
興味や思考・考え方も自分中心の世界を作りやすくなっています。


それらによって自分とは違う属性の人を認めることが難しくなり生きづらくなるんじゃないかと思います。


学校でも頭の良い学校で生活してきた子が、
周りの人と意見が合わないことで苦しんだりして
社会に出てから大人の理不尽さを知り挫折するという話はよく聞きます。


その点では普通の学校で生活してきた子の方がいろんな人がいることに慣れていて寛容度が高かったり、ラフな会話ができるコミュニケーション能力も高いと思います。


なのでいろんな世界を知り、いろんな人を認められる子供たちが増えれば社会ももっと明るくなるだろうし、幸せな人が増えるんじゃないかと私は考えます。


それでは。






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