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小中学生向けの学習塾を経営してみて分かったこと

7年前に小中学生向けの学習塾を開業してから、毎日ずっと「子どもたちの学力を伸ばす、普遍性の高い方法はないだろうか?」と考え続けてきました。
その結果、この問いに自分なりの答えが出せるようになったと感じています。

勉強の苦手な子は、なぜ勉強が苦手なのか?

そこでこれから、勉強の苦手な子は、なぜ勉強が苦手なのか?というテーマでブログを書いていこうと思います。

子どもたちを観察してきて、いわゆる「勉強の苦手な子」と「地頭の良い子」との間には、暗記・思考・理解の方法に違いがあることに気がつきました。苦手には苦手なりの、得意には得意なりの理由があります。
このブログでは、その中でも特に大きな5つの違いについて分析していきます。

勉強の苦手な子/得意な子にはどういう違いがあり、その差を埋めるためにはどういう教育が必要そうか、という視点で書いていこうと思います。

「学力」とは何なのか?勉強が「得意」と「苦手」の違いはどこにあるのか…?
教育に興味のある方に読んでいただけて、なにかのお役に立てたら嬉しいです。

※この5類型は私が15年間生徒を見てきたなかで比較的数が多く、共通して見られる特徴を抽出したものであり、すべての「苦手パターン」がこの5つのどれかに当てはまるというものではありません。

このブログを書く目的

このブログ(全部で5~6記事の予定)を書く目的は…

①勉強の苦手な子は、どうして勉強が苦手なのかを言語化する
② ①によって、学力は何によって構成されていて、どうしたら(誰でも)学力を身につけることができるのかを明らかにする

ことです。そのため、個別ケースの解決法よりもパターン分析に重点を置いています。

勉強が「苦手」である理由を5パターンに分けてみる

まず「勉強の苦手な子」のアウトラインを一枚のスライドにまとめてみました。私の塾長経験に基づいたものです。

「勉強が苦手」の原因パターン5類型

スライドの①~⑤の各要素について、これから連載で詳しく書いていきます。
次の記事では、勉強の苦手な子によく見られるパターン①「そもそも覚えようとしていない」子について、その原因と対処法を書きます。

※前提として「勉強をしていない(勉強量が極端に少ない)、やる気がない」というケースについては、ここには書きません。
勉強を始めていない子を分析しても、苦手(=頑張ってもなかなかできるようにならない)理由は分析できないからです。

やる気がまったくない子の成績をどうやって上げたら良いのか、という問題は別の論点なので、機会があれば別記事で書こうと思います。


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