古澤 伸泰/Furusawa Nobuyasu

東京都墨田区で学習塾を経営|都内某国立中学校講師(帰国生学級・国語)|作文・小論文と読…

古澤 伸泰/Furusawa Nobuyasu

東京都墨田区で学習塾を経営|都内某国立中学校講師(帰国生学級・国語)|作文・小論文と読書教育が専門|一部の国私立中学校でしか受けられない「読書を通して国語の力を育てる」授業をアレンジして、イベントとして再現|国語を楽しみながら学ぶ選択肢を、全国の子どもたちに。

マガジン

  • 「勉強の苦手な子は、なぜ勉強が苦手なのか」シリーズ

    勉強の苦手な子/得意な子にはどういう違いがあるのか…?10年間の塾講師経験と7年間の塾経営経験から、子どもの「苦手」パターンを5つに分類して説明します。 ■勉強が「苦手」とは、以下のような状態を想定しています ・漢字や英単語を覚えられない ・オリジナルの漢字を作り出してしまう ・覚えてもすぐに忘れてしまう ・頑張って勉強しているのに、先生に怒られてしまう ・教科書をうまく読めていない その「苦手」、対応を間違えていませんか? やり方を変えれば克服できるかもしれません。

  • 読書会・作文イベント

    国立小中学校の国語の授業をもとに設計した読書会。 今までに開催した読書会をまとめたマガジンです。主に小学生〜大学生が対象。 楽しみながら読解力と表現力が身につくイベントです。

  • 教育用語かんたん解説

    最近の教育用語を、かんたんに解説しています!

  • 小論文の授業

    ★教育のトレンドと、日本の社会課題の知識が同時に読めます!★ 「介護にロボットを導入すべきか?その根拠は?」など、推薦入試では論理的思考力や、社会課題についての知識を問われます。 このマガジンを読めば、最新の教育トレンドと日本の社会課題の基礎知識が同時に身につきます! 【マガジンの内容】 都立高校推薦入試(小論文)の問題を解きながら、SDGsや日本の社会課題について分かりやすく解説しています。 一般入試国語の200字作文も今後書く予定です。

  • 取材した小学校・中学校・高校

    今年度に取材した中学校と高校について書いた記事をまとめました。 東京都内の探究的な学び方に力を入れている学校や、通信制高校を中心にまわっています。

最近の記事

  • 固定された記事

国語が好きになる読書会で、講師が工夫した9つのこと-「国語のひろば」振り返り③-

こんにちは! 今日は「国語のひろば」の振り返り第三弾。これが最後の記事です。 子ども向けの読書会を作るためにした9つの工夫を、種類ごとに3つに分けて書きます。 (第二弾の記事はこちら↓) 第1章:本を読むこと/読んで話し合うことの楽しさを感じられるようにする①ゆったりしたBGMをかけた/お茶・お菓子を食べながら読み、話した 導入の背景: 誰かと話す時、何もない会議室で話すよりも、お洒落なカフェでおいしいコーヒーを飲みながら話した方が気分が上がりますよね。 読書会も同じ

    • Xのハッシュタグ検索から分かる、夏休みの作文の3つの問題点-作文嫌いを減らしたい塾長の挑戦⑤-

      こんにちは! まなびやさん塾長の古澤です。相変わらず「夏休み作文の書き方のコツ」を書いてます! 今日は夏休みの宿題に出される作文の特徴と問題点について、Xのハッシュタグ検索で見つけた子どもたちの声を引用しながら説明します! ▼夏休みの作文、どんな宿題が出てるの?2023年時点で、日本の小中高校生の人数とテーマ型作文の応募総数は以下の通りです。 小学生の人数…約600万人 中高生の人数…約600万人 人権作文…76万人 税の作文…45万人 社会を明るくする運動作文

      • アニメを作りました!-作文嫌いを減らしたい塾長の挑戦④-

        こんばんは。 まなびやさん塾長の古澤です。相変わらず作文の解説を書いてます! 突然ですが、アニメを作りました! ↑YouTubeのショート動画から本編が見れます! Google検索しない子にも作文の書き方を届ける今は8月上旬。夏休みが終わるまであと3週間くらいあります。 こんな時期からGoogle検索をしてまで作文を書いてる子って、そんなに多くないんですよね。 でも、「インスタ(YouTube)見てたら作文の動画が流れてきた。なんか書きやすそうだし、そろそろ宿題やって

        • 日本一分かりやすい「税の作文の書き方」動画を作りました!-作文嫌いを減らしたい塾長の挑戦③-

          こんばんは! 夏休みの一番の嫌われ者、それは作文…ということで、引き続きブログで「夏休みの作文の書き方」の解説を書いてます。 ↑こんな感じです 報告が遅くなったのですが、「日本一分かりやすい『税の作文』の書き方」という動画をYouTubeにアップロードしました。 ひいき目なしで、本当に日本一分かりやすい動画です。 作文がかなり苦手な子でも税の作文が書けるようになっています。 ↑サンプル版の動画 サンプル版は誰でも見られます。 フルバージョンは限定公開で、まなびやさん

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        国語が好きになる読書会で、講師が工夫した9つのこと-「国語のひろば」振り返り③-

        マガジン

        • 「勉強の苦手な子は、なぜ勉強が苦手なのか」シリーズ
          6本
        • 読書会・作文イベント
          8本
        • 教育用語かんたん解説
          2本
        • 小論文の授業
          2本
        • 取材した小学校・中学校・高校
          7本

        記事

          法務省に電話した日-作文嫌いを減らしたい塾長の挑戦②-

          こんにちは! 夏休みの宿題の一番の嫌われ者、それは作文…ということで、7月に入ってからずっと、塾のHPで作文の解説記事を書いています。 こんな感じで。↓ 早くも2.5万PV夏休みが始まってまだ4日ですが、解説記事には約25,000回のアクセスがありました。 16,000人の小中高校生が、作文の書き方を調べて私のHPにたどり着いたことになります。 夏休みの作文の宿題で、どれだけたくさんの子達が悩んでいるかが分かります。 法務省に電話した日今日は「人権作文」の書き方を解

          法務省に電話した日-作文嫌いを減らしたい塾長の挑戦②-

          作文嫌いを減らしたい!~夏休みの宿題解説に塾長が挑む~

          こんにちは! いよいよ夏休みが近づいてきましたね。 夏休みの宿題の一番の嫌われ者…それは作文です。 読書感想文、人権作文、税の作文、社会を明るくする運動作文など…小中学生の時、皆さんはどんな作文を書きましたか? この夏休みの作文、本当は子どもたちが文章力をつけることが目的なのに、実際はうまく機能していません。 今日はその原因と解決策について、教え子たちの様子を踏まえて書きます。 最初の一文が書けないまず、最初のつまずきポイントが書き出しです。最初の一文が書けません。 こ

          作文嫌いを減らしたい!~夏休みの宿題解説に塾長が挑む~

          6月はLGBTQ+啓発月間〜Pride Action 30|できることから始めよう

          こんばんは! 今日はこんな啓発キャンペーンを見かけたので、シェアします。 シェアする理由実は私が勤務している学校では、教員は生徒の名前に必ず「さん」をつけて呼んでいます。 どうしてそうしているのか分からなくて戸惑っていたんですが…このキャンペーンを見て、こういう配慮があったからなんだと分かりました。↓ 確かに、性自認と違う呼び方で呼ばれたとしたら、すごく傷つきますよね。 誰でもマイノリティになるLGBTQは一つの例なんですが、マイノリティの人達の人権はアクションを起こ

          6月はLGBTQ+啓発月間〜Pride Action 30|できることから始めよう

          通勤路の紫陽花

          不登校の原因は学校か?親か?という投稿を見たんですが、誰も得をしないのでやめるべきですね。 ・学校(親)のここがダメだ ではなくて ・子どもはここに悩んでるから、こういうサポートが必要だよね という議論が必要なんだなぁ。 私自身元不登校で、不登校支援もしてきてそう感じます。

          不登校の原因は学校か?親か?という投稿を見たんですが、誰も得をしないのでやめるべきですね。 ・学校(親)のここがダメだ ではなくて ・子どもはここに悩んでるから、こういうサポートが必要だよね という議論が必要なんだなぁ。 私自身元不登校で、不登校支援もしてきてそう感じます。

          【読書】帰国生の抱えがちな問題と対処法/『帰国子女-帰国の前に親子で読む本-』

          おはようございます! 最近は電車通勤する事が多いので、少しずつ読書メモをつけてみることにしました。 本の紹介著者の経験をもとに書かれた、帰国子女教育の実践書。 著者はチャールズ・カヌーセン。 アメリカ、シアトル出身。 帰国子女向けの英語塾「帰国子女アカデミー」、KAISインターナショナルスクールの創立者。 ◆アメリカからの帰国生M君(小6)のケース→日本では失礼、不適切とされる振る舞いをしてしまう ・教師に着席を促された時、わざと「もたもたと」動く ・授業中に私語を

          【読書】帰国生の抱えがちな問題と対処法/『帰国子女-帰国の前に親子で読む本-』

          教育実習の先生たちへ!

          おはようございます! 勤務校では教育実習が始まりました。 そこで、今日は教育実習生の先生に伝えたいことを書こうと思います。 というのも、先日ちょっと厳しめに声をかけられている実習生を目にしてしまって… 本当は直接声をかけてあげたいんですが、指導教官以外の立場(特に新人の立場)だと、声をかけづらいんですよね。。 初めて学校で授業をして、緊張したり落ち込んだりしている実習生の先生がたくさんいると思うので…せめてnoteで応援したいです! 分からなくても大丈夫!もうほとんどこ

          教育実習の先生たちへ!

          【塾講師直伝】要約が上達する3つのコツ

          おはようございます! 今日も、勤務校の国語の授業で感じたことを書きます。 文章の要約は難しい枕草子が終わって、今は『片耳の大シカ』という物語文を読んでいます。 で、「この物語を、未読の人にも一分で伝わるように要約する」という授業をしているんですが…やっぱりみんな苦戦しています。 文章を要約するのって、勉強の得意な子でも難しいんですね。 要約が難しい理由なぜ要約が難しいかというと、ゴールがイメージできていないからです。 数学や理科みたいに模範解答がないので、目指すべき方向

          【塾講師直伝】要約が上達する3つのコツ

          ナゴンカップ開催!

          こんにちは! 今日も、勤務校の国語の授業の記録を書きます。 前回の振り返り前回の授業では、平安貴族の美意識と清少納言の感性の違いについて説明しました。 枕草子の美意識は「普通じゃない」からこそ後世まで残った、という話でしたね。 そこで、今週はみんなで季節の詩を詠み合って「〇組の清少納言」を決めることになりました。 一番うまい詩を書いた人ではなく、一番「その視点には気づかなかった…確かにそこに風情を感じる!」と思わせた人が優勝。 本当は優勝者の作品を紹介したいのですが…

          ナゴンカップ開催!

          子どもが読書にハマる習い事「ヨンデミー」さんのイベントに行ってきました!

          こんばんは! 今日は、子どもが読書にハマるオンライン習い事「ヨンデミー」さんのイベントを見学してきました。 もう夜遅いので、今日は短い記事です! ヨンデミーとは?すごくザックリ説明すると… という感じです! イベントの様子おうち読書の楽しさと工夫を、保護者の方同士がシェアし合うイベント。 子ども向けのイベントが行われている隣の部屋からは笑い声も聞こえてきて、とても温かな雰囲気でした。 とりあえず今日は報告だけで。 近いうちに見学記事を書こうと思います! 前回のイベン

          子どもが読書にハマる習い事「ヨンデミー」さんのイベントに行ってきました!

          「国語のひろば」の振り返り②-読書会の反響と成果-

          こんにちは! 今日は「国語のひろば」の振り返り第二弾。 読書会の最後の日に実施したアンケートの結果を公表します。 (第一弾の記事はこちら↓) アンケート結果記入時間が10分しかなく回答は任意だったのですが、これだけの感想が集まりました。本当にありがたく思います。 【満足度アンケート】 ただやるだけでは意味がない以前、ある中学校の先生がこんなことをおっしゃっていました。 「活動のための活動」とはどういうことなのか、英語の授業を例に説明するとこんな感じ↓になります。

          「国語のひろば」の振り返り②-読書会の反響と成果-

          枕草子の「正しい」読み方

          こんばんは! 今日も国語の授業の記録を書きます。 最近はやることが山積みでやばいです(^^; なので、今日は20分で書きます! 枕草子=平安時代の貴族の美意識…じゃない!・春はあけぼの ・夏は夜 ・秋は夕暮れ ・冬は早朝(つとめて) この文章を読んで、「あぁ、平安時代の人はこういうものを美しいと感じてたんだなぁ」と思いませんでしたか? 何を隠そう、私も中学生の頃そう思っていました。 でも実は、それは誤解です。 「春は明け方がいいよね」みたいな感じ方は、平安時代ではむし

          枕草子の「正しい」読み方