御花畑きのこ
アニメやまんがの感想まとめ
おはなばたけの「とつくに」のこと 海外で起きる日々の出来事の中に、長期スパンにわたるストーリーを見つけた時に記事を書きます。
転職して一か月が経とうとしている。 といっても出社したのは三日ほどで、あとはすべて外部研修だ。土建業の外部研修、いわゆる資格習得のために教習所に通わなければいけないのだ。社長と副社長が口をそろえて言うには、なんでもそれらの資格がなくちゃ現場に出ることもできないという。こう言っちゃなんだが土木の現場なんてものは、そういった必須資格に対し鷹揚な対応をするイメージがあったので、若干意外に思った。 客がでかいところだと言っていたから、きちんとした現場である証拠なのかもしれない。
サムネイル:葬送のフリーレンVol.1表紙 原作:山田鐘人 作画:アベツカサ 結婚をしてからこっち、女の子を見る目が変わった。 ……のだと思う。 明らかにこれまであったトキメキ的な何かはなくなった。まあ、既婚者だし順当な変化だと思う。 ちまたで流行りの「葬送のフリーレン」を全巻購入、とっても楽しく読んだんですね。 楽しく読みながら内心(全然性的な目で見れない、なぜ!?)となりまして。こう、なんというんでしょうね。昔の自分だったら「シュタルク、イケ!」「やれ!」
僕が今の会社に十二年務めることが出来たのは、ひとえに茶師十段になるという夢があったからです。 十二年の中で「退職したい」と何度か感じましたが、結果として勤続しました。 入社試験のときに書いた作文が、もやもやと胸に留まっていたからだと思います。 「仕事をすれば思い通りになることばかりじゃないだろう。それでも自分の目標がある限り、踏みとどまることが出来るはずだ」 つまり茶師の高段位取得者になるために、歯をくいしばり、踏みとどまって働いていたという。 そんな風にして
いやそんな大げさなもんじゃあないんすけど。 男女問わず同世代のマンガ読みが異口同音におすすめしている「彼氏彼女の事情」 有給消化を利用して読みました。21巻セットで送料込みの1,200円。 アニメ版は視聴ズミで、気にはなっていたんです。 ですのでストーリーラインは知っていました。僕にとって、なかなか現実感のある物語だったので、いずれ原作も読みたいなと思っていたのです。感想を聞かせてね、という声もあったのでここにまとめることにいたします。 感想は一馬君と芝姫ちゃん
マンガが好きです。 X(ツイッター)にて #好きな漫画10個あげると人柄がバレる を見つけてツラツラと眺めてました。よくありますね。人柄が分かるっつってね。 こういうの眺めながら酒飲むの好き。人のポスト見るのめっちゃ面白い。 「はいはい!!なるほどなるほどー!良いよねぇ(ニチャア」 ところで、好きを並べるのも気持ちがいいものです。富士山は甲斐で見るより駿河いいっつって。さっそく自分でも並べてみます。 んで、並べても人柄が分からない。最近ちょっとこれを考えるんで
感想!ネタバレあり! パンにバターとジャムをたっぷり塗ったところで泣けて泣けてしょうがなかった。 ものを美味しそうに食べるという宮崎アニメの風物詩というか一種のオハコ。最後の最後までエンターテイメントとしてのアニメをやりきる気概を感じた。 しかし直後、ジャムを口のまわりにつける不自然な表現。 この過剰さは、物語の前半で眞人が美味しくないと言い放った「現実の食事」との対比になる。 「わかるかな、この非現実性がエンタメ表現だよ?」と視聴者に突きつける。 公開前「
ネタバレあり エンドロールがおわり、主人公ルフィの「海賊王に、俺はなる」というセリフと共に館内はうっすらと明るくなった。 僕は目のまえで繰り広げられたあまりの出来事に、この映画を観るという選択をした自分をあえて許そうという意味もこめて、やや自嘲気味の笑顔を浮かべて、となりの妻を見た。この笑顔は彼女に向けたメッセージでもあったはずだ。(俺たち、この映画のターゲットじゃなかったんだよ) 無性に二人で笑い合いたかった。しかし、彼女とは目が合わず、ぼおっと無表情で中空を見つめ
ウクライナと台湾の情勢が活発になっている今、インドの動きを改めておさらいしたい。 インドは国際舞台の注目プレイヤーだ。 まず、なにより世界に八カ国しかない「核保有国」の一角を担っていて、その動向は趨勢に影響を与える(ちなみにイスラエルが核保有しているのは公然の秘密であり、それを含めると核保有国は九カ国)。 しかも数年後には世界一の人口を抱えると目されている。 そんなインドの、中ロをめぐる大づかみな動向の話をする。 ざっくりとした話、インドは反中親露である。
エドワード・ルトワック氏はワシントンD.C.の大手シンクタンク<戦略国際問題研究所>の上級アドバイザー。 この研究所は米陸軍や、米国国家安全保障グループとつながりが深いと言われている。 彼のこのツイートに注目したい。 ロシアによって行われたウクライナへの侵攻については「短期決戦で完了するという事前情報があった」とはよく聞く言説である。このツイートではその情報の出どころについて指摘しているようである。 ・CIA(中央情報局) ・ドイツ(資源依存度を考えると制裁なんぞ
9月27日に安倍晋三氏の国葬儀が行われる運びとなっている。 ここでは国際情勢と国葬について取り上げてみたい。国際というといきなり大きな主語だが、2022年現在の国際関係を見るとき、さまざまな問題があるにせよ、これだけは押さえておかなければいけないトピックがふたつある。 すなわちロシアによるウクライナ侵攻、そして米中関係だ。この二つの大問題を足がかりに、世界で起きていることを見てみると、おのずと今回の国葬について見えてくることがある。 ひとりの政治家の死に、なぜそんな大
「配られたカードで勝負するっきゃないのさ、それがどんな意味であれね」 スヌーピーだ。 押しも押されもせぬアラフォーとなった今でもなお、あの達観した犬が放ったこの言葉に、時おりどうしようもなく救われることがある。 「人は」 こんな大きな主語で語ってもいいのだろうか。いや、ダメだろう。誠意がない。 「僕は」本当は家族三人で暮らしたかった。そういうことである。 つまり、しずかちゃんやまりなちゃんの体験の中に、自分の体験と重なる部分が少しだけあった。珍しくもないだ
7SEEDS(セブンシーズ)というマンガをご存じだろうか。 コールドスリープしていた少年少女が、はるか未来の世界で同時期に目ざめて、崩壊してしまった世界を生き抜く話だ。 ボクは最後まで読めていない。 世界中の人が絶滅してしまった孤独な世界で、日本人の同年代の少年少女たちが、現代日本を懐かしんで会話が盛り上がるシーンがある。 危機的なシーンが続いていたため、読者はそんなアットホームな会話にほっと胸をなでおろすのだ。 そんな中「ドラえもんを知らない同世代の子た
ここではめったに書かない世界情勢の事を。左がウクライナ、右が台湾。 友人Nとラインで会話した内容をここに落とします。 ---toきのこ 露助の攻め込むタイミング凄いね。笑 ---toN え!?きた? チェックするわ! ---toN チェックした。 こわーーい。今まさに厳戒体制だね(22/1/24)。 米軍は台湾防衛があるから、ロシアがウクライナ侵攻しても動かないという力学があると思う。つまり、ロシアにとってはまさに今が絶好のタイミング!! ただ。 攻め込んだら経済制裁
SonnyBoyというアニメをご存知だろうか。江口寿史がキャラデザインの原案を担当していて、涼しげで過剰さのないビジュアルのアニメだ。 なんせ見た目が渋い。分かりやすいことはやらないよ、という知性の篩にかけられるような印象もある。 夏目監督の私小説的作品とのことだ。 私小説アニメといえばエヴァを完結させた庵野監督が思い浮かぶのだが、全12話の当作品はエヴァと違って七転八倒することもなく、最終最後まで美しく織りなされた。 さて。 このアニメはビジュアルの印象通
「これ、おれの非常食」 一学年上の哲郎くんはポケットから取り出した、白いフイルムケースを僕に見せてくれた。その中に白い粉状のものが入っている。 「なにこれ、さとう」 「違う、しお」 1995年。 ぼくたちはいつも腹をすかせていた。学園では一日二回の食事が用意された。昼と夜で、第二食と第一食と呼ばれていた。その呼称の意図は分からない。とにかく制限はないのでいくらでも食べることができたが、学校がある日はちがう。給食は、おかわりができないからだ。 学校は、学園宿舎
ぼくのクレジットカードから、毎月3,000円が引き落とされる。それと引き換えに、きれいに梱包されたビジネス本の新刊が送られてくる。重たいハードカバーの、美しい本。 勝ち組企業の「学び」の仕組み ユープレナー起業術 WEB集客のシンプル戦略 ・ ・ ・ ぜったいに、ぜったいにこんな本、自分じゃ選ばない。けれども選書における自分の手クセを、こういったサービスでぶち壊すのはいいことかも、と思ってお金を払うことにした。 そう、自分が選んだわけじゃない本が家に毎月送られて