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おはなばたけの「外国のこと」

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おはなばたけの「とつくに」のこと 海外で起きる日々の出来事の中に、長期スパンにわたるストーリーを見つけた時に記事を書きます。
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記事一覧

肌トラブルを、あったこともない姉ちゃんが解決する事

 どうして言われたことを素直に受け入れられなかったのだろう、と思う。 「人の話をよく聞きなさい」 「きちんと貯金をしなさい」 「早起きをしなさい」  いつか誰かから言われたようなことばかり。酒はちゃんぽんするな、の件も含め、「そうか、なるほどすぐそうしよう」と思えなかったのだ。  その証拠に、これらの金言の大切さを、今、…かみしめている… ! 「もっと… はやくから始めればよかった…」と思う僕が、ここにいる。  仕事のあいまに、二十代理系男子Nと後輩のIが美容について話を

インド、葛藤の日々

 ウクライナと台湾の情勢が活発になっている今、インドの動きを改めておさらいしたい。  インドは国際舞台の注目プレイヤーだ。  まず、なにより世界に八カ国しかない「核保有国」の一角を担っていて、その動向は趨勢に影響を与える(ちなみにイスラエルが核保有しているのは公然の秘密であり、それを含めると核保有国は九カ国)。  しかも数年後には世界一の人口を抱えると目されている。  そんなインドの、中ロをめぐる大づかみな動向の話をする。  ざっくりとした話、インドは反中親露である。  

ジョー・バイデンは二度笑う――ナンシー・ペロシ氏の訪台とデザインされた戦争という想像

 エドワード・ルトワック氏はワシントンD.C.の大手シンクタンク<戦略国際問題研究所>の上級アドバイザー。  この研究所は米陸軍や、米国国家安全保障グループとつながりが深いと言われている。  彼のこのツイートに注目したい。  ロシアによって行われたウクライナへの侵攻については「短期決戦で完了するという事前情報があった」とはよく聞く言説である。このツイートではその情報の出どころについて指摘しているようである。 ・CIA(中央情報局) ・ドイツ(資源依存度を考えると制裁なんぞ

国葬……また国民の声が無視された、日本は終わりだ……そう思う人へ

9月27日に安倍晋三氏の国葬儀が行われる運びとなっている。  ここでは国際情勢と国葬について取り上げてみたい。国際というといきなり大きな主語だが、2022年現在の国際関係を見るとき、さまざまな問題があるにせよ、これだけは押さえておかなければいけないトピックがふたつある。  すなわちロシアによるウクライナ侵攻、そして米中関係だ。この二つの大問題を足がかりに、世界で起きていることを見てみると、おのずと今回の国葬について見えてくることがある。  ひとりの政治家の死に、なぜそんな大