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みされぽ 〜天から舞い降りた、夏休みの課題〜

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ミッション系市立中学から出された夏休みの宿題…それは、教会訪問。中一の美沙は親友と一緒に恐る恐る教会に足を運ぶと、そこから美沙に不思議な出来事が起こり始める。生きていることの意味… もっと読む
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#祈り

5章 ー 世代 ー

「ただいまー。」

「お帰りなさい、美沙。結構遅かったのね。どうだった、教会は?」

「うん、えっとね……。」

 美沙は母に約束したとおり、ひとつひとつ頭の中を整理しながら、母に話していった。美智子は時折「へえ」とか「まあ」とか相づちを打っていたが、次第に無言になっていった。

「……お母さん、わかった……?」

「……まあ……だいたい……?」
 そう言う美智子も、やや自信がなさそうだった。

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6章 ー 祈り ー

 週末のその日、美沙は意図的に時間を取って【空白】を作ることにした。理由は、牧師さんのメッセージの中で印象に残った言葉からだった。

「静まって、わたしが神であることを知れ。」

「静まり、なにかをすることを止めることで、神が語り、働かれる空間・スペースを作ることができるのです。」
 確か牧師さんはそんな風に言っていたように記憶している。

「祈りとは、耳を傾けることです。目に見えない神の語りかけ

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12章 ー 提出 ー

「おはようございます!」

 教会の扉を開けると、いつもの受付のおばさんに挨拶した。

「あらー美沙ちゃん。おはよう。今日は早いわね」

「はい。……あの、お願いがあるんですけど……牧師さんとお話しすることって、できるでしょうか?」

「あら、増田先生と?そうね……聞いてみるわね。ちょっと待っててね」

 そう言うと婦人は2階へ上がっていった。玄関で手持ち無沙汰に突っ立っていると、後ろから声がした

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