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[kindle2作目 春を知る 3.11と温かいおにぎり】

みなさん、こんにちは(*^-^*)
kindle作家のTAKAYUKIでございます☆彡

本日はkindle2作目の宣伝でございます。
最後までお付き合い下さいませ🥺

少しだけ書かせて頂きます!

2011年3月11日 

あの日は朝から快晴だった。
浜通りはまだ寒く、春は遠くに感じた。

14時46分、地震発生。

体感としては、横揺れで震度3くらい。
僕は一応、作業員たちに声掛けをした。

次いで横揺れが縦揺れに変わった。

フロアから突き上げられるような衝撃を受けた。

すぐさま作業員たちと壁際に退避し、5人で肩を押さえながら揺れが収まるのを待った。

僕の鼓動はかなり早くなっていて、ずっと膝が震え続けている。

さらに揺れが強くなった。

すると、天井から何十年と体積していた、黒い塵が舞い降りてきた。

黒い塵の正体は、40年近く堆積した粉塵だった。

僕は急いで右腕で口元を隠した。

本来、管理区域内ではNG行為だが、他に方法がないのだ。

マスクや紙ペーパーを取りにいける状況ではない。

5人で身を寄せ合って、立っているだけで精一杯なのだ。

建物が揺れる音と、金属音が重なって轟音を発している。

揺れと共に突然、目の前が真っ暗になった。

停電だ。

完全に視界を奪われた。

続けて火災報知器が鳴り出した。

轟音に負けじと、「ジリリリ」と必死にないている。

原発はコンクリートで覆われた要塞。

ここは3階のフロア。

飛び降りる事もできない。

その前に、原発には窓すら無いのだ。

信じられないかも知れないが、ここからさらに揺れが強くなったのだ。

すでに2分以上揺れ続けている。

もうダメだ………。

僕はみんなの輪の中から離れた。



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それではお楽しみ下さいませ! 

ごゆったり~☆彡

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