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経済周りの話

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2022年5月の記事一覧

民間人は負債を持ってるぞという話

 珍しく真摯な姿勢で日本版MMT(現代貨幣理論)を勉強してる方を見かけてテンション上がったので少し援護射撃的なノリで、オリジナルMMTとの「民間人像」の差異を書いてみる。

日本版MMTの民間人像

 ここで言う民間人は庶民、平民、市民、国民、一般人と言い換えても良い。そして主題にもある通り日本版MMTでは民間人が極めて健全な一生を送る想定がされている。しかし民間人の一生は、延いては人間の一生は、

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貧困の原因は徴税権

 徴税する側は屈強な人間を使役して滞納に対して体罰を、つまりは暴力を振るう事が容認されている。令和の御代でもこれは変わっていない。

 何故徴税が必要だったか。本来は必要は無い。何故政治家が必要か。必要は無い。何故国民が苦しむのか。搾取構造が変わらないから。

 

徴税は必要か

 徴税(※税金を払わせる事)が必要なのは貨幣が正常に機能する為であって生活には不可欠ではない。貨幣は精々生活する中で

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戦争避難民と労働価値説

 ロシアとウクライナの衝突で日本も避難民を受け入れたらしいがどうも避難民の方の生活と給料に関するニュースを見ていて労働者としての人間と自然な人間を区別できていないように思った。

 1日の生活費が幾ら支給されようがその人の労働の価値が通貨に変換される時、誰が責任を持ってどの国のどんな価値を持った通貨へ変換させるのかは殊避難民や被災者にとっては死活問題になる。まして、戦争避難民ともなれば生活基盤が破

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貨幣の空想定義。雑記

 最近は貨幣とは何かという問いへの模範解答も定まってきたやに思う。「貸借の記録」と答えられると恐らく及第点なんだろうと私的に思わないでもないが、本当は違うかも知れないと考えてしまった。それが元凶の雑記。

 貨幣=貸借の記録≒貸借の存在≠全ての貸借の表記

 この式は現実に忠実な人間なら誰でも理解出来る。例えば買ったケーキに乗った苺は製造元が違えば個数が変わる。これを分けて食べる場合は仲が良ければ

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