ドイツ一人旅_見納め_11_05【海外旅行】
1999年冬 11日目 シュトゥットガルト
ゴール裏のチケットを入手してスタジアムのなかに入った。
スタジアムに入ると座席は確かにゴール裏だったが自由席ではなく指定席だった。熱狂的なサポーターはどこにいるのだろうか？
答えはすぐにわかった。スタジアムを長方形に例えると角の2階席にいた。つまり僕の位置からすると斜め右後方になる。その一角だけ立ち見のエリアでサポーターがずっと騒いでいた。スタジアムは陸上競技場でトラックがありピッチまで距離が遠かった。
いつものように選手紹介が始まり、キックオフ。
シュトゥットガルトは中堅チームで、相手のフランクフルトは下位チームだったので少々盛り上がりに欠けた試合だった。浦和レッズの本拠地である駒場スタジアムの方がもっと熱狂的に感じた。
試合の結果は２対０でホームのシュトゥットガルトが勝った。試合が終わると、倦怠感が更に大きくなった。
「もうサッカー観戦はできないのか…」
旅の目的を失ったような感じだった。
（その後、どこに行って何を食べたのか記憶がなく、日記にも残っていなかった。余程疲れていたみたいだ）
次の話 （表示されない場合は次回更新までお待ちください）
これまでの話
０日目 きっかけと準備（日本）
１日目 初めての海外（フランクフルト）
２日目 初めての散策（カッセル）
３日目 初めてのビール（ケルン）
４日目 初めてのサッカー（ドルトムント）
５日目 長い長い一日（ベルリン）
６日目 ドナウの旅人（パッサウ）
７日目 ドナウの風景（レーゲンスブルク）
８日目 スタジアムでの出会い（ミュンヘン）
９日目 白亜の城での出会い（フュッセン）
10日目 酔っ払いとの出会い（ハイデルベルク）
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