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家族への「愛してる」は声にして、ギュッとして、やっと伝わる気持ちだった
今でも忘れられないショックな出来事がある。それは、娘が幼稚園の年長さんの頃。
ふざけて道で転んで、泣いてぐずってなかなか立ち上がろうとしない娘に私は「早く立ちなさい」と叱ってしまった。
私は当時、ダウン症で知的障害があり、多動傾向のあった息子の子育てに正直、精一杯で全く余裕がなかった。じっとしていない息子を抱きかかえながら娘を抱き上げることはできず、思わず口から出た言葉が「早く立ちなさい」
ニューヨークへの勇気のつばさ
Webマガジン「OnTrip JAL」で、私と娘のニューヨーク旅の様子を掲載いただきました!
旅先での気づき、感動、トラブル、人々との出会い、すべての体験が、人生の選択肢を増やしてくれました。
私の人生の自由を広げる、ニューヨークへの勇気の翼。
車いすに乗る私の視点での気づきや学びを是非、多くの皆様に読んでいただきたいです。
On Trip JALで掲載された、私と娘のニューヨーク旅の
ダウン症のある息子が教えてくれた、障害者の教育と就労
今回は、ダウン症のある息子を持つ母の視点から、障害者の教育と就労について書きたいと思います。
障害者の法廷雇用率が2.3%に引き上げ、どういうこと?障害者の法廷雇用率とは、厚生労働省が義務付けている障害者の雇用割合のことを指します。
事業主はこの法定雇用率を守ることが法律で義務付けられていて、その割合は民間企業、国、地方公共団体によってそれぞれ異なります。
平成30年4月からは身体障害者と知
死にたい気持ちの中に、生きたいがある
《命と向き合っている子どもたちが多くいる》
企業をはじめ、多くの場で講演をする機会があります。中でも特別なのは小学校、中学校、高等学校。学校での機会です。
伝えているのは、私の人生で気づいた3つのこと。
人と違うことをおそれなくてもいい。
時間は有限である。
死にたいは生きたい気持ちの中にある。
講演の後には必ず感想文を書いてもらいます。
色んな思いをそこに綴ってくれます。
人と違
頼りの娘から「死んでもいいよ」と言われた日
岸田ひろ実と申します。
車いすに乗って暮らしています。
もしかしたら「あ、かわいそうだな」「大変そうだな」「何かしてあげないといけないかな」と、そんなふうに思われた人もいるかもしれません。
11年前まで、私は普通に歩いていました。
歩いていたときの私も、きっとそういうふうに思っていたと思います。
「かわいそうだな」とか、「不幸せそうだな」とか、マイナスのイメージがありました。
でも私は、