火照った身体と誘導灯

小一時間ほど前
少し遠い方のコンビニへ行った。

お風呂上がりの私を
4月の夜風が撫でる。

日付が変わったから
信号も赤く点滅するか
真っ暗なままなので

いつもの道が
ちょっとエモくて

BPM83で歩く。

きのこ帝国の
クロノスタシスを聴きながら。

半分ほど来た時

工事現場の人とすれ違った。

黄色い光の柵に囲まれて

大の大人(男)が身を寄せ合い

休憩時間なのか、
コンクリートに座って談笑をしている。

作業着は
暗闇でもわかるほど
黒い油にまみれていたけど

みんな顔をくしゃくしゃさせて

小学生みたいに笑っていた。

その横で

暇そうに立っている警備の人。

私に気づくと

ビシッと姿勢を正した。

人も車も通らないのに

赤い誘導灯を振り子のように振り、

こっちを見ている。

前を通るときに

ぺこりと
おじきをして

心の中で

「おつかれさまです。」

と、
一瞬だけ目を合わせて、念じた。

夜勤。

結構好きだったな。

皆が寝静まった時間に働いている
優越感と達成感。

私にしか見られない景色が
そこにはあったから

クセになったのかもしれません。

夜中に働いてる人

朝起きて働きに行く人

昼から働く人

この春から働き出した人

働いてて偉い。

働くって、尊いのよ。笑

偉人よ。笑

働いてない人も

今日を生きていることが

本当に偉い。

14時に起きちゃった人も

起きたら夜だった人も

起きてたのに、起き上がれなかった人も

みなさん

おつかれさまです。

寝過ぎた人は
身体痛いと思うから

ちょっとだけストレッチしてくださいね。

今日はこの辺で

どろん。