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kikuzirou
2022年4月3日 14:36
【孝安天皇編】エピソード4 姪が妻になった日前回は、穴澤天神社(あなざわてんじんじゃ)を紹介させてもらった。そして、あれから十六年の歳月が流れた。すなわち、紀元前373年、皇紀288年(孝安天皇20)のある日のことである。三人の家臣が、第六代天皇、孝安天皇(こうあんてんのう)こと、日本足彦国押人尊(やまとたらしひこくにおしひと・のみこと)(以下、ヤマ)のもとにやって来た。大倭邇
2022年4月5日 02:31
【孝安天皇編】エピソード5 先代の陵立后(りっこう)の記事から、更に時は流れ、紀元前355年、皇紀306年(孝安天皇38)8月14日となった。それを聞いて、第六代天皇、孝安天皇(こうあんてんのう)こと、日本足彦国押人尊(やまとたらしひこくにおしひと・のみこと)(以下、ヤマ)が叫んだ。ヤマ「孝安天皇38年・・・。つ・・・ついに、この日が来たんだな!」そこに、ヤマの兄で義父の天足彦国押
2022年4月6日 17:54
【孝安天皇編】エピソード6 白浜神社と三嶋大社紀元前342年、皇紀319年(孝安天皇51)、第六代天皇、孝安天皇(こうあんてんのう)こと、日本足彦国押人尊(やまとたらしひこくにおしひと・のみこと)(以下、ヤマ)の皇子(みこ)が誕生した。それから数日後か、数か月後か、数年後のある日のこと。尾張天戸目(おわり・の・あまとめ)(以下、トメ)が息子を連れてやって来た。トメ「大王(おおきみ)
2022年4月8日 09:23
【孝安天皇編】エピソード7 木国の潮動事件前回、ついに磯城葉江(しき・の・はえ)が引退した。そして、この物語のオリジナル設定として、甥っ子の磯城五十坂彦(しき・の・いさかひこ)(以下、イサク)が大臣(おおおみ)に就任したのであった。イサク「大臣になったよい! 頑張るよい!」意気込むイサクの傍らで、第六代天皇、孝安天皇(こうあんてんのう)こと、日本足彦国押人尊(やまとたらしひこくにお
2022年4月10日 17:36
【孝安天皇編】エピソード8 住吉の元宮前回、大臣(おおおみ)の一人であった、津守瀛津世襲(つもり・の・おきつよそ)(以下、オキツ)が引退した。そのことで、第六代天皇、孝安天皇(こうあんてんのう)こと、日本足彦国押人尊(やまとたらしひこくにおしひと・のみこと)(以下、ヤマ)は溜息を吐くのであった。ヤマ「最近、引退続きだよなぁ。なんか寂しいぜ。」そこに、大臣の物部出石心(もののべ・の・
2022年4月12日 09:47
【孝安天皇編】エピソード9 悩む大王前回は、宮崎県に鎮座する住吉神社(すみよしじんじゃ)を紹介させてもらった。そして、あれから月日は流れ・・・。紀元前321年、皇紀340年(孝安天皇72)となった。そんなある日の宮中では、第六代天皇、孝安天皇(こうあんてんのう)こと、日本足彦国押人尊(やまとたらしひこくにおしひと・のみこと)(以下、ヤマ)が腕を組んで悩み込んでいた。ヤマ「嗚呼、
2022年4月12日 09:55
【孝安天皇編】エピソード10 選ばれし者紀元前321年、皇紀340年(孝安天皇72)。この頃、寒い年が続き、不作による賊の横行が蔓延(はびこ)っていた。それについて悩んでいた、第六代天皇、孝安天皇(こうあんてんのう)こと、日本足彦国押人尊(やまとたらしひこくにおしひと・のみこと)(以下、ヤマ)。そのとき、息子の大日本根子彦太瓊尊(おおやまとねこひこふとに・のみこと)(以下、笹福(さ
2022年4月17日 14:23
【孝安天皇編】エピソード11 旅先でも解説を山陰地方で横行している賊を退治し、水稲耕作を普及するため、そして、出雲(いずも)に対し、ヤマト王権に服属するよう交渉するため、大日本根子彦太瓊尊(おおやまとねこひこふとに・のみこと)(以下、笹福(ささふく))は旅立った。紀元前321年、皇紀340年(孝安天皇72)のことである。また、この物語のオリジナル設定として、笹福の兄、大吉備諸進命(おお
2022年4月19日 02:30
【孝安天皇編】エピソード12 鍋冠の乙女山陰地方で横行している賊を退治し、水稲耕作を普及するため、そして、出雲(いずも)に対し、ヤマト王権に服属するよう交渉するため、大日本根子彦太瓊尊(おおやまとねこひこふとに・のみこと)(以下、笹福(ささふく))は旅立った。紀元前321年、皇紀340年(孝安天皇72)のことである。また、この物語のオリジナル設定として、笹福の兄、大吉備諸進命(おおきび
2022年4月21日 01:40
【孝安天皇編】エピソード13 黄魃鬼討伐記山陰地方で横行している賊を退治し、水稲耕作を普及するため、そして、出雲(いずも)に対し、ヤマト王権に服属するよう交渉するため、大日本根子彦太瓊尊(おおやまとねこひこふとに・のみこと)(以下、笹福(ささふく))は旅立った。紀元前321年、皇紀340年(孝安天皇72)のことである。また、この物語のオリジナル設定として、笹福の兄、大吉備諸進命(おおき
2022年4月22日 22:47
【孝安天皇編】エピソード14 猿田彦、降臨せり現在の隠岐島(おきのしま)こと、隠伎(おき)と、今の鳥取県東部に当たる稲葉(いなば)で、大日本根子彦太瓊尊(おおやまとねこひこふとに・のみこと)(以下、笹福(ささふく))たちが水稲耕作教室に励んでいた頃、ヤマトでは・・・。第六代天皇、孝安天皇(こうあんてんのう)こと、日本足彦国押人尊(やまとたらしひこくにおしひと・のみこと)(以下、ヤマ)が驚愕
2022年4月23日 22:56
【孝安天皇編】エピソード15 隠伎に祀れば第六代天皇、孝安天皇(こうあんてんのう)こと、日本足彦国押人尊(やまとたらしひこくにおしひと・のみこと)(以下、ヤマ)の懇請を受け、猿田彦大神(さるたひこのおかみ)は旅立った。目指すは、隠岐島(おきのしま)こと隠伎(おき)。自身が祀(まつ)られた神社を紹介するため、大日本根子彦太瓊尊(おおやまとねこひこふとに・のみこと)(以下、笹福(ささふく)
2022年4月25日 14:53
【孝安天皇編】エピソード16 呼び戻された皇子猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)が隠伎(おき)に降臨してから、幾年の月日が流れた。すなわち紀元前318年、皇紀343年(孝安天皇75)のある日のこと。隠伎の地に、ヤマトからの使者がやって来た。とりあえず、使者は大伴大日(おおとも・の・おおひ)ということにしたい。大日「エピソード126以来の登場やじ!」叫ぶ大日に、大日本根子彦太
2022年4月29日 09:46
【孝安天皇編】エピソード17 富士山出現前回の大日本根子彦太瓊尊(おおやまとねこひこふとに・のみこと)(以下、笹福(ささふく))の立太子記事から、16年の歳月が流れた。すなわち、紀元前301年、皇紀360年(孝安天皇92)のことである。ちなみに、この年は、庚申(こうしん)の年となる。唐突な干支(かんし)の説明に、第六代天皇、孝安天皇(こうあんてんのう)こと、日本足彦国押人尊(やまと