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コラムのようなもの

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2024年3月の記事一覧

自分でつくった音楽を聴くのって自分でつくった料理を食べるのに似てる

自分でつくった音楽を聴くのって自分でつくった料理を食べるのに似てる

仕事終わりに作曲。
自分は別にアーティストでもなんでもない。でも関係ない。とにかく頭の中で浮かんだものを運転中だろうがスマホのボイスメモ起動させて録音して帰ってそれを聴き直して改めてピン!と来たものは更に詰めていく。
楽しい!を積み重ねていく作業。とにかく「つくる」作業ってのは爆笑を伴う。爆笑したり泣いたりできない自分の心を揺さぶらないものは作り上げない。惰性でやるならつくらない。
自分の「楽しい

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アウトプットは「愛」

アウトプットは「愛」

すっごい腑に落ちた事があるので書きます。

日頃ぼくはとにかくアウトプットアウトプットと自分に言い聞かせていて。どういう事かというと、アウトプットすることで自分の心を浄化させることができると思うんです。だからこうして文章にするなり絵を書いてみるなり、いろんな形でもってとにかく外に出すことを日頃から心がけています。とにかく表現するのだ、と。

だけどそれは、あらゆる人間がこの社会で生きていく中で、「

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その弱さが見たいんだよ

その弱さが見たいんだよ

外界からの動きが心を邪魔してくる。余計な情報を毎秒1000こぐらい与えてくる。うるさい、うるささのノイズ。波動。
だからこそなにかひとつのことに目を向けたくなる。スマホの画面を開く前にその先に見える世界がある程度予測されるのだ。広告動画。海外のおもしろ動画。知り合いの投稿。芸能ゴシップ。皺がなくなる薬。陰惨なニュース。新しいアプリ。株価指数。著名人の名言。論破。女子アナが脱いだ。奇跡の1枚。

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心が風邪をひく

最近気づいたことがあって、自分自身の状態がとてもダウナーになる、人とも話せなくなる、会えなくなる、籠る、断然を測る状態っていうのが、実は風邪をひくってのととても似ていて、自分の内側で「ちょっとフル回転させ過ぎだからちょっとアンタ休みなさい」っていうシグナルだというのがわかった。

ぼくの場合でいうとそれはとても短期的(長くても一週間)なので、ほんとに風邪に近くて、そうやって体、いやもっと言えば自分

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春のざわめきを前に

春のざわめきを前に

酔いまどろみキッチンにて、石油ストーブで温められた部屋で、それまでうずくまっていたヘリグロテントウノミハムシとキアシブトコバチが楽しそうに飛び回っているのを見て、まるで自分のようだと思った。

冬は基本的に調子が悪い。体中が冷えて肩は凝るし首は張るし目は重だるいし気持ちは落ち込みがちだし、「ああ早く春よ来い」と願うのは毎年のことだ。冬はどこへもいかず部屋の虫たちのようにただただうずくまっていたい。

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30代はネタフリ

30代はネタフリ

今を生きる。一見するとかっこいい言葉に聞こえるけど、案外これが精神的にどん詰まりになると、この「今」という状態が途方もなく苦しくなってくる。「早くこの現状を抜け出したい。どうか早く嵐よ過ぎ去ってくれ…!!」と言わんばかりに。

ぼくは今30半ばの歳でそれなりにいろんな経験をしてきたつもりだけど、その一方で3年ぶりくらいに猛烈な鬱波が襲ってきて苦しい。経験がどうのと言えどその時その時状況が違うので、

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