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#ワークショップ
大学でのレゴ🄬シリアスプレイ🄬メソッドを活用したワークショップ(2024年4月初旬実施)の振り返り
勤務先の大学で、新入生の学修サポート業務を担う上級生向けの研修を行った。レゴ🄬シリアスプレイ🄬メソッドを使って、新入生が直面しそうな悩みと、新入生にとってどのような上級生であることが彼らのためになるかを考えてもらうという内容でワークショップを行った。
本学は毎年、2000名を超える新入生を迎え入れるため、そのサポートを担う上級生の数も多い。全学で、おおよそ120名ぐらいの上級生を割り当て
レゴ🄬シリアスプレイ🄬メソッドを使ったワークショップの記録について
レゴ🄬シリアスプレイ🄬メソッドのワークショップでは、参加者によって実に多くの情報が生み出される。
目的によって、どの記録を重視するのかは変わってくるため、そのことも考慮に入れて記録の対象について整理してみたい。
(1)モデル
レゴ🄬シリアスプレイ🄬メソッドを使ったワークショップにおいて、参加者は問いに合わせてモデルを作る。
モデルの全体と部分の表現の形状や色には、参加者によって意味
私がレゴ®︎シリアスプレイ®︎メソッドのワークショップを開発する理由
現在、「自分が好きなこと」の意味を掘り下げて、そこから自分自身のキャリアを前のめりに展開する方法を考えるワークショップを考え、開発している。
私自身に当てはめれば、「なぜ私はワークショップを開発するのが好きなのか」が問いの起点になる。そのモデルを作ってみた。
上の写真がモデルの全体像である。
これを作ってみて、私が「ワークショップを作ること」が好きな理由の根っこには、自分自身が、ワーク
対話型鑑賞とレゴ®︎シリアスプレイ®︎メソッド
最近、対話型鑑賞という言葉と、それらのワークショップの話をよく目にするようになってきた。
この「対話型鑑賞」のもつ可能性と、意味については以下のNoteが実によくまとめてくれている。
あえて描き手の話や意図を正解とするのではなく、自分にとってそれがどう見えるかを考え、言語化し、他の人との意見の比較をする。
それを通じて、多様な解釈を知るとともに、他者比較から自分の思考の特性を知ること、
レゴ®︎シリアスプレイ®︎メソッドにおいて豊かな「問い」を参加者に出させるには
この記事を読む前に(これまでのこと) これまで、以下の2つの記事で「考える力を伸ばす」ことを狙いとして、どのようなことが必要か考えてきた。
この記事では、レゴ®︎シリアスプレイ®︎メソッドとは何かを整理する中で、参加者の考える力を伸ばすためには、「問う」→「考える」→「問う」のサイクルをレゴ®︎シリアスプレイ®︎メソッドを使ったワークショップで組み込むことが重要であることを書いた。
この
レゴ®︎シリアスプレイ®︎メソッドを活用したゼミナール2022~2・3年生合同WS その3
前回の記事では午前中のワークを紹介しました。
ここからは午後の時間帯についてです。
良いところと悪いところの関係性を探る 午後はそれぞれ作ってもらった現代社会の良いところ、悪いところの関係性を探ってもらいます。
社会学者の大家であるロバート・K・マートンは、私たちが社会問題を考える際に、経験と理論を交錯させながら理解の深化を目指す姿勢と、「意図した行為の意図せざる結果」に目を向けることの重
レゴ®︎シリアスプレイ®︎メソッドを活用したゼミナール2022~2・3年生合同WS その2
前回の記事では導入とウォーミング・アップの話だけで終わってしまいました。
ここからはメイン・ワークの話になります。
自分が伸ばしたい特性を表現する メイン・ワークの第一歩は自分についての表現です。今回のワークのテーマは「世界をより広く多角的に感じ、私たちの活動の方向性をみつけよう」でしたので、まずは「私たち」の「私」の部分を意識しておきます。
「私」は何をしたいのだろう?ということで悩む人
レゴ®︎シリアスプレイ®︎メソッドを活用したゼミナール2022~2・3年生合同WS その1
本記事では5月7日(土)に2・3年生合同で実施したゼミでのワークショップについて紹介する。
最初はテーマについてしっかりと説明する スタートは午前10時。天気は良く、緩やかに風も吹いていて、教室内は換気の具合もちょうどいい。まずは1日かけてワークショップの狙いについて説明する。長いものであればあるほど「何をしているんだっけ?」と先が見えなくなってしまうので、自分達が進んでいく道のイメージを先に
レゴ®︎シリアスプレイ®︎メソッドを活用したワークショップを実施するまでのステップについて
これまでNoteにおいて、レゴ®︎シリアスプレイ®︎メソッドを活用して課題解決や能力開発がもたらされることを書いてきました(これからも書いていきます)。
まずは扱うテーマが大事 レゴ®︎シリアスプレイ®︎では、個人的もしくは特殊性の高いテーマから、社会的もしくは普遍性の高いテーマまで、かなり幅広く扱うことができます。
テーマといっても「こんなことについて考えてみたい」という相当ふわっとした