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人生を楽しむための単純明快な4つの心構え【あとがき】

昨日まで全4回にわたって書いてきた、2013年のある夏の1日。まあ、ただの男女4人の旅行記なんだけど、この日をきっかけに、たしかに私の人生には大きな変化がもたらされた。

今記事はその「あとがき」として、この1日の出来事から何が学べるのかを書き記すことで、悩める人たちへのライフハック的な感じになればいいな、と願っている。

そんな記事になるよう、まとめてみたい。


【未読の方はまずはこちらから】

▶︎夏らしいことを始めた瞬間、
   
人生が変わり始めた【Ep.1


▶︎人生を楽しむための4つの心構え

誘う。


逆に誘われたら、断らず乗っかる。


行動を縛って、簡単な目的を持ってみる。


文句を抱かず受け入れ、その過程を楽しむ。


[1]この日までの私

この日、というか友だちのユウヘイから「今年、夏らしいことをしたか?」と言われるまでの私は、とにかく学校に行きたくなく、ひたすらアルバイトに勤しむダメ学生だった。

バイト終わりの深夜に家に帰っては、安い発泡酒を飲み、現状に不満を抱くモラトリアム真っ盛りの大学生だった。友だちに「出かけよう」と誘われても全てを断る人間だった。

眼鏡屋で働こうと思ったのは、そんな環境を変えたくて。札幌駅で働けば、みんなが集まる。私がそこにいると分かれば、きっとみんなが会いにきてくれる。そう思って3年以上やっていたバイトを辞め、新しいバイトを始めた。

この段では「環境を変えること」の有用性を記しておきたい。ただ環境を変えるだけではいけない。自分が望む何かが得られる環境に身を置くことが重要だ。

▶︎「環境変化」についての参考記事


[2]断らない

友だちのユウヘイは、人を巻き込むことが好きな男だ。彼は友人同士を引き合わせる。そういう人って、皆さんの周りにも何人かいることでしょう。当時の私にとってはユウヘイこそがそうだった。

彼について加えて言えば、ユウヘイは、季節を楽しむこと、その過程で起こることを楽しむタイプでもある。現状への不満は言わない男だ。昔から。

今回、眼鏡屋で働く私のところへ来て「今年、夏らしいことはしたか?」と私に尋ね「なら土曜日空けておけ」とだけ言い残して雑踏に消えていった。

私がここで断っていたらどうなっていただろう?

青い池にはいけなかったはずだ。

なのでこの段では「断らないこと」の有用性を確認しておきたい。以前の記事で、「誘う側と誘われる側はどちらが人生でトクをするのか?」という記事を書いた。

▶︎「誘うor誘わない」についての参考記事

この記事では「誘う側に回る方がトク」と主張しているが、今回の旅行記から学べることで付け加えると「誘いを断らない」こともまた重要であると解説しておきたい。



[3]縛りを設ける

「公共交通機関のみで青い池を目指す」というコンセプトをこの旅では定めていた。たしかに車で行けば青い池なんてすぐに辿り着く。でもそうしなかった。なぜならそれだとつまらないから。

コンセプトを作って、縛りを設けると、つまらない事象も途端に煌めきを持ち出す。



[4]明確な目的を持つ

あの日、ユウヘイを中心に「青い池は本当に青いのか!それを確かめに行く!」という明確な目的を定めた。私たちは全力でそれに乗っかった。

青くても青くなくても、そんなのはどちらでもいい。とにかく全員共通の明確な目的・ゴールを持てば、結果がどうであったとしても、最終的に満足ができる。これが「青い池に飛び込んでバタフライをする」とかだったら無理だ。

人生においてもそうで、困難な目的よりは比較的達成が容易な目的・ゴールを定めると良い。ここでは「容易な目的・ゴールを定める」ことの良さを記しておきたい。


[5]道中を全力で楽しむ

美唄から滝川まで向かうバスの中で、誰かが文句を言うようなグループだったとしたら、この旅はそこで破綻していた。

私たち男女4人は、そういった人間性のグループではなかった。むしろ不便を楽しみ、道中の景色、会話を楽しむことができる人たちで構成されていた。

しつこいが、これは人生でも同じことが言える。どんなに不便でも、達成したい目的のために道中を楽しめるかどうかが、分かれ目だ。



[6]どう変わったか?

あの1日で、私の人生がどう変わったかを羅列してみると、こうだ。

・誘いを断らなくなり、誘う側に回った。

・何か旅行や遊びに出るときはコンセプト(縛り)を設けるようにした

・人生においても友人関係においても、共通の目的やゴールを定めるようになった。

・不平不満を言わず、起きた事象を受け入れ、それがたとえ不便でも楽しむようになった


こうするとどうなったかと言えば、
単純なのだが友人関係が増え、人生がより輝きを増すようになった。あの1日を通して何かを学んだわけではない。単純に楽しかったのだ。こうすれば楽しくなるんだ、というある種の定理を手に入れたような感覚だ。


※単純に「異性を交えて遊ぶことの楽しさを学んだ」というのが、ぶっちゃけると全てである気がするが、ここでは触れない。


だから、人生を楽しむための心構えとして
以下に4つをまとめて伝えておきたい。
(何を偉そうに)

誘ってみよう。


逆に誘われたら、断らず乗っかろう。


行動を縛って、簡単な目的を持ってみよう。


文句を抱かず受け入れ、その過程を楽しもう。




人は1人では生きていけないし、真に人生を楽しむことも出来ない。他者との関わりの中でこそ楽しむことができ、生きている実感が湧くというものだ(それは本当に思ってる)。


「夏らしいことシリーズ」連作としてお送りしてきたが、これまでの記事でみなさんに伝えたかったことは一応まとめたつもりだ。


異論は認めます(怖)。


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