奇縁堂だより3【本の紹介:東野圭吾の「雪」に関する本】

 11月ってもっと寒かったような気が…と思うような,冬になりそうでならないといった日々が続いていますね。しかし,SNSでは雪を被った富士山の綺麗な写真が上がり始めており,これから徐々に寒くなり平地での雪の便りも届き始めていくのでしょう。ここ横浜では,雪の降ることは滅多にありません。また,雪に不慣れなため,10センチ程度の降雪でも,交通機関が大混乱に陥ってしまいます。この冬も降雪は愛でる程度であって欲しいと願うばかりです。

 そこで,今回の奇縁堂だよりは,東野圭吾の“雪”に関わる本をピックアップして紹介します。それにしても,著者は本当にスキーとスノーボードが好きなんですね!特に最近はスノーボードに入れ込んでいるとお聞きしました。

『恋のゴンドラ』(東野圭吾:著) 四六判,¥440(税込)
 主人公は,合コンで知り合った女性とスノボ旅行へ出かけたが,そこでゴンドラに同乗してきた女性グループの一人は,何と同棲中の婚約者だった!ゴーグルとマスクで顔を隠し,果たして山頂の駅までバレずに済むのか?多くの人を巻き込みながら,ストーリーは発展していく。

『白馬山荘殺人事件』(東野圭吾:著) 文庫,¥220(税込)
 兄が「マリア様はいつ帰るのか?」謎のメッセージを残して自殺した。主人公(妹)は友人と信州白馬の『まざあ・ぐうす』を訪れ、兄の死の真相を探ることに…事件に居合わせた人びとは?兄はなぜ死んだのか?密室トリックの謎とマザー・グースの暗号…

『鳥人計画』(東野圭吾:著) 文庫,¥110(税込)
 日本のスキー・ジャンプ界のホープが毒殺された。捜査は難航したが,捜査本部に届いた手紙から彼のコーチが犯人として逮捕された…単純に見えた殺人事件の背後に隠された,驚くべき「計画」とは?

『カッコウの卵は誰のもの』(東野圭吾:著) 文庫,¥220(税込)
 かつてスキーのトップ・プレイヤーだった主人公が,妻の死を機に,一人娘は彼の実の娘ではなかったことを知る。娘は彼をも凌ぐスキーヤーに成長…。あるとき,才能と遺伝子の関係を研究する科学者が二人の前に現れた。主人公は娘の出生の秘密を探ろうと…。

『夢はトリノをかけめぐる』(東野圭吾:著) 文庫,¥280(税込)
 冬季スポーツとオリンピックをこよなく愛する著者が描く,2006年の冬季トリノオリンピックの驚きと感動に満ちた観戦記!

『ちゃれんじ?』(東野圭吾:著) 文庫,¥280(税込)
 自称「おっさんスノーボーダー」の著者が,スノーボードに奮闘,転倒,歓喜しながら,その体験を自虐的に綴った笑えるエッセイ集です。書き下ろし短編「おっさんスノーボーダー殺人事件」も収録されています。

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