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1歳頃からの「あそび食べ」に対する心構えとは?

今回の記事は、1歳頃から始まる「口に入れたものを、ベェ~と出す」、「ごはんで遊びだす」、「お茶の中にごはんを入れる」、「床にごはんを投げつける」などの『あそび食べ』に対し、どのように対応すべきかをまとめていきます!

実際に私も、あそび食べをする息子を強く叱ってしまい、「怒りすぎたな。。。」と反省することがあり、「解決策を知りたい!」と思いリサーチしました。

結論としては、皆さんが期待するような「これで、『あそび食べ』はスッキリ解決!」というような解決策は、残念ながら見つかりませんでした。

しかし、「『子供のあそび食べに、どのように向き合うか?』という心構えが大事である!」という結論と知見を得られましたので、まとめていきます。


「子供の食事の特徴」を理解する

まず最初に、「あそび食べ」は子供による食事なので、「子供の食事の仕方」を理解する必要があります。

【子供の食事の特徴】
■■■ 集中力が続かない ■■■
年齢によってばらつきますが、やはり子供は大人のように何十分も、何時間も集中するというのは難しいです。なので、集中力が切れて食事中でも椅子に立ったり、遊んでしまうのです。

■■■ 飲み込むまでに時間がかかる ■■■
子供は大人のように口も大きくないですし、食道も細く、また噛むスピードも遅いです。なので、一気にたくさんの量を飲み込めず、ひと口の量でさえ時間がかかってしまいます。

■■■ 見た目で判断する ■■■
ほとんどの子供がそうですが、好きなものしか食べないです。また、初めて見るものは特に警戒しますし、「美味しそうじゃないな」と思うと手を付けようとしません。

先ずそもそも、上記のことを理解した上で子供との食事に臨まないと、「ちゃんと座って食べて!」、「早く食べようよ~」、「なんで食べないの?」というようなイライラに苛まれるわけです。。。

私はそもそも「子供の食事の特徴」を知らなかったので、息子の食事の様子にイライラしていた状態でした。。。(知ってると、知らないは大違いですね。。。反省(´・ω・`)


なぜ「食べ物の好き嫌い」が始まるのか?

「あそび食べ」の行為の中でも、ママ・パパの頭を悩ます大きな悩みの一つが「食べ物の好き嫌い」です。

離乳食の時代、1歳を超える頃までは子供も特に好き嫌いは無く、親が口にスプーンを運べば反射的に口を開け、黙々とご飯を食べてくれることが多いです。

それは、「食の好み」という高度な脳が発達していないから、食べてくれるという状態です。

ですが、成長に伴い「食の好みを区別する(自分の好みがわかる)」という脳が発達してくると、今まで通り素直には食べてくれないわけです。

1歳の子供は、「『自分の好み』を理解し、嫌いな物を避けて食事をする」という脳の発達はしていますが、親が「好き嫌いせずに食べて!」という言葉に対しては、子供はまだ「なぜ嫌いなものを食べないといけないのか?」を考え理解できる脳の発達レベルではありません。

上記の状態が「好き嫌い」の全容なので、親が子供に嫌いなものを無理やり食べさせようとすること自体があまり意味が無いのです。また1歳頃の子供に「食に対する指導(マナーのしつけ)」なども、まだ子供が理解できる脳の発達レベルではないので、あまり効果を発揮しません。

嫌いな食材も食べてほしい場合

「好き嫌い」を子供に注意しても意味が無いとはいえ、栄養バランスや偏食の懸念点から、どうにか食べてほしいママ・パパもいるかと思います。

そんな時は、「食材の形状を変えてしまう」ということをオススメします。

子供は嫌いな食材の形状や色を覚えているので、形状をごまかして上手いこと子供の口に放り込むという工夫をすると良いです。

他の食材と混ぜてペースト状にしてみたり、ハンバーグに練り込んでみたり、ミートソースに混ぜてみたりと、アイデアを考えるのも楽しいですし、アイデア通りに子供が口に入れてくれたら達成感がハンパないですw


「あそび食べ」は子供の成長過程

たまに記事などで「『あそび食べ』は良いこと」と聞きますが、まさにその通りで、「あそび食べ」は子供の成長過程です。

子供は「あそび食べ」をすることで、今まで知らなかったことを学び、学習をしているのです。

例えば。。。

【口に入れたものを出す】
最初はカラカラだった食材が、唾と混じることによって、ベタベタな触感になった。おもしろい!

【おかずをお茶の中に入れる】
固いおかずはお茶に溶けないけど、液体に近いおかずはお茶に溶けてなくなる。不思議!

【食器をカンカン叩く】
叩く物の組み合わせによって、鳴る音が違う。楽しい!

などなど。これらのことを「あそび食べ」を通じて学び、好奇心を育む機会です。

なので、物分かりがつく2~3歳くらいまでは、上記のことを理解した上で、食事のマナーについて厳しく躾けるのではなく、子供にとって「食べるって、楽しい、嬉しい、おいしいな!」と”幸せな時間”であることを学ばせてあげるのが、親として一番最初の”食事に対するの指導”なのではないかと思います。


まとめ

ここまで、「あそび食べ」に関する様々な情報・知識を見てきましたが、私なりの結論としては・・・

1歳の「あそび食べ」は、子供が食材を通して様々な実験学習を行う機会であると理解し、おおらかな気持ちで見守ってあげる。食事のマナーは、物分かりがつく2歳頃からでいい。

ということかと思います。

しかし、やはりママ・パパにも気持ち・気分というものがあるので、「あそび食べ」を許せる日/許せない日があっていいと思います。(いつも・何でも許せる聖人はいないですから。)

子供は「昨日は許してくれたのに、今日は許してくれない!?」、そういった人の理不尽さも学んで成長していけば良いと思います。人の顔色を見ながら上手く立ち回ることも人生において重要ですからねw

以上、「あそび食べ」に関する情報でした!「あそび食べ」に悩んでいるママ・パパに少しでも参考になると嬉しいです。

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