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フェリーでライブから帰ってきたとき
ライブ帰りに新幹線でも飛行機でもバスでもなく、フェリーに乗ってみた。
区間は東京港~徳島港、航行時間は19:00~翌13:20の約18時間である。
平塚で友人と別れた後、東京方面へ戻る列車に乗り込んだ。常に誰かと一緒にいる旅であったので、ひとりぼっちがひどく身に染みた。
列車は途中で2回乗り換え、最後はりんかい線の国際展示場駅に降り立った。フェリーに乗るには、ここからさらに30分歩かねばならな
#拾弐 寝ぼけの極み
その日は大学の2限に出るため、遅くても朝9時には起きる_はずだった。
目が覚めたときには赤みがかった空が1日の終わりを物語っており、私は生きる価値が無いことを悟った。それも束の間、私には夕方5時からアルバイトという生きる価値があるのを思い出し、恐る恐る時計に手を伸ばす。6時3分。
ああ、何故こんな日に限ってスマホの電源を切って寝てしまったのだろうか。上司から鬼電がかかってきているに違いない。も
#拾壱 デレマス10thツアーファイナル 現地のこと
※「本番中のこと」では個人的感想の羅列が続きます。
皆さんには「総括」だけでも目を通していただけたなら幸いです。
皆さんどうも2年ぶりにこんにちは、かげろうです。
間違えました、かげろうPです。
昨年10月から始まった
「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 10th ANNIVERSARY M@GICAL WONDERLAND TOUR!!!」
なるライブツアーの千
#九 2000追っかけ夏の陣②/キタガワは燃えているか
丸亀駅から高知駅まで南風5号の6号車、2121が充てがわれた部分に乗車したのだが、あの体験は死ぬまで僕の語り草となるだろう。
2000系に対し、初めて文章化すべきでないような2/3の過激な感情や1/3の純情な感情を抱いたのである。
つまるところ、成文化した暁にはいわゆる「炎上案件」とやらにすらなりかねないような体験だったわけだが、恐らくくだらないコピー写真展覧会よりは需要があるだろう。その詳細は別
#八 2000追っかけ夏の陣①/TSEに願いを
早起きは僕が最も忌み嫌う行為の1つである。
早起きは三文の徳とよく言うが知るかンなもん。些細な幸せのために1番の幸せである睡眠の時間を放棄できるかってんだ馬鹿野郎。
しかしそんな僕だが、さすがにJR四国のお盆増結に1日しか参戦できないとなると4時起きも厭わなかった。睡眠の時間のために南風4号を放棄できるかってんだ馬鹿野郎。
何としてでも南風4号を回収するという強い意志を周囲に撒き散らしつつ、松山
#七 1年前の日記と1年越しの#PrayForKyoani
一学期の終業式を間近に控え、みながどこか浮き足立っていた夏の日のことである。その日の昼休み、何となしにスマホを開いてみると目を疑うようなニュースが飛び込んできた。
『京都アニメーションで火災』最初こそ驚いたものの、冷静に考えて「ま、ボヤ騒ぎくらいどこの会社でもあるよな」と結論付けてスマホを閉じた。
僕がその詳細を知ったのは午後4時半頃、部活の少し前の時間であった。やはり京アニで火災ともなれば、
#六 ワンデイ イン ザ レイン
3ヶ月ぶりに吸い込む街の喧騒。ちょっと目に痛いくらいの電飾や広告や看板。ここは松山の繁華街、銀天街と大街道だ。駐輪場の埋まり具合を見るにまだまだ以前の活気を取り戻すまでには至ってないが、大通りはまあまあな人数でごった返していた。たいていマスクをかけていたので、その表情は窺えなかったが。
雨やみを待ちつつ、大街道の入口付近で友人と待ち合わせをした。その姿、羅生門の下人の如し。
待つという行動は存外
#伍 僕は宮崎よりも押井を選ぶ
貴方は気になる映画を探す時、何をその検索材料としていますか?
俳優、監督、声優。あるいは主題歌や劇中歌...。といった具合に人それぞれであろう。
僕には押井守(おしい まもる)監督という大好きな(と言うのもおこがましいが)アニメ映画監督がいる。今回は彼の作品に関するお話だ。
彼の有名作品と言えば「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」「機動警察パトレイバー」シリーズや「GHOST IN T
#四 すちゃらか撮り鉄旅日記/赤まじりの電車と気動車とどんぶり
1月4日の午前5時。今日はしおかぜ4号ではなく6号からのスタートなのでゆるゆると、ゆりゆららららゆるゆり大事件と旅支度を始める。バッテリー充電OK、きっぷは財布へ、財布はバックパックへ。
しおかぜ6号は空気バネ式車両である8600系で運行されている。振り子式車両である8000系と比べて乗り心地の評判は振るわないが、僕はそこまで苦手ではない。
むしろ可動式ヘッドレストや全席にあるコンセントなど、推
#参 すちゃらか撮り鉄旅日記/愛媛-高知-児島-高松日帰り突貫ツアー
JR四国は数年前から繁忙期には「若者限定四国フリーきっぷ」というものを販売している。
年齢の条件さえ満たしていれば、9980円をJR四国に貢ぐと3日間は特急の自由席に無料で乗れるいう代物で、僕はこれを使って正月に旅行をした。
これが何を意味するか。
_「かげろうの幼稚な日記がまだ2日分残っている」
これしかあるまい。需要がないのに供給はされる、いわゆる供給過多の状態となっている当日記だが、最終日ま
#弐 すちゃらか撮り鉄旅日記 ’20正月①
僕の趣味のひとつに「撮り鉄」というのがある。平たく言うと、カメラで鉄道を撮る趣味だ。最初の自己紹介で語ったように、長期休暇には撮り鉄のために県外にも出掛ける。
これは、まだコロナ禍などその片鱗すら見せてなかった(と思う)頃のお話である。
なお、以降は読者の皆さんが鉄オタであることを前提とするのでそうでない人にはあまり面白いものではないだろう。
1月2日の午前5時5分。まだ夜も更けぬ頃に「しおかぜ
#壱 5/27の日記
寝ぼけ眼で朝の情報番組を観ていた。日テレ系列でやってる、手を上から下に円を描くようにして下ろしたら番組のタイトルロゴが現れる、あれである。
それが終わってからも、惰性で日テレを観続けた。カタカナの「ス」のポーズでおなじみのあれだ。まず最初のニュースは、NEWSの手越くん(ニュースだけに)の芸能活動自粛に関するもの...の筈だった。瞬間、よく食べてそうな女子アナが「速報です」と告げた。そして「京アニ