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人の価値のつけかた【番外編】 祖母のありがとう
〜居てくれることへの感謝が、人を強くする〜
人の価値のつけかた1で、どうして周りの人とくらべるのか。
人の価値のつけかた2で、特別である必要はあるのか。
ということを書かせていただきました。今回は【番外編】ということで、私のメンタルが強い理由について書きたいと思います。
私には、人間扱いをされない時期がありました。存在を否定され、本当に辛い日々を送っていました。それでも、私のメンタルは崩れることはありませんでした。
どうして私のメンタルは崩れなかったのか。それは、〝祖母のありがとうの積み重ね〟のおかげです。祖母のおかげで、私は辛い時期を乗り越えることができました。
小さな頃の思い出です。私はよく、祖母の家に遊びにいきました。ガラガラ、バン!と、玄関を力いっぱい開け、図々しく「ばーちゃん来たよ!!」と、用もないのに呼びつけます。
すると必ず、「来てくれたと?ありがとうね」と、笑顔の祖母が迎え入れてくれます。私は、そんな祖母が大好きでした。
今思い返すと、祖母はとても忙しい人でした。祖父の仕事を手伝いながら、自分の畑を持ち、家事も全てこなす。なのに私の前では、忙しい素振りを見せたことがありません。
必ず笑顔で迎えてくれて、いらないのに食べ物を出してくれて、帰ろうとすると、「また来てね、ありがとう」と寂しそうに言ってくれました。
私はここに居るだけで人を笑顔にできるんだ。私には、そんな価値があるんだ。
祖母の「ありがとう」の積み重ねのおかげで、私は、人と比べることをしなくなりました。人と比べる必要がなかったのかもしれません。
それから社会人になり、どんなに存在を否定されても、『自分の価値』を崩されることはありませんでした。今、本当に幸せです。
手を合わせて、天国の祖母に「ありがとう」を伝えたいと思います。
ばーちゃん、ありがとう。
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