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Beyond The Reading

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本を読む先にあるものって、なんだろう。
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2021年11月の記事一覧

深夜のラジオっ子、を読んだ。

深夜のラジオっ子、を読んだ。

若い頃は親しみのあるメディアだった。特に多感な時期だった10代後半から結婚前までは圧倒的に自由時間が多く、また現在のようなネット娯楽もなかったので、ラジオに傾倒したのは当然のことだったのかもしれない。

本著を拝読し、突然自分とラジオの関係を省みたくなったので、少しまとめてみたい。

久保田利伸の番組彼のファンクラブ(BARI BARI CREW)に所属していた頃、熱心に聴いていたのが彼の番組「ラ

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アルゴリズムの時代、を読んだ。

アルゴリズムの時代、を読んだ。

テクノロジーが大好きだが、手放しでは受け入れない。

影響力とアルゴリズム、データとアルゴリズム、正義とアルゴリズム、医療とアルゴリズム、車とアルゴリズム、犯罪とアルゴリズム、そして芸術とアルゴリズムの構成。具体事例も紹介され非常〜に読みやすい。

毎度、ウィキペディアで調べてみると、

アルゴリズム(英: algorithm)とは、「計算可能」なことを計算する、形式的な(formalな)手続きの

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諦めの価値、を読んだ。

諦めの価値、を読んだ。

とても見込みがない、しかたがないと思い切る。断念する。とある。

諦めると聞くと、何やらネガティヴなイメージを持たれるかもしれない。冒頭にある通りに、調べてみると「何かを途中でやめる(やめてしまう)」という意味合いを汲みとることができる。

いっぽうで、このような解釈もある。長くなるが大谷大学のHPから引用したい。

「諦観(たい(てい)かん)」、「諦聴(たい(てい)ちょう)」といった熟語の「つま

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