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正論=正解?

最近正論を振りかざして相手を言い負かして
マウントをとってくる人がたくさんいる。

多様化が世の中に広がり浸透した結果なのか。

SNSのいいねの数なのか(共感の数)。

格差社会の広がりなのか。
何なんのかはよく分からない。

そもそも”正論”が何か分からない僕にとって”正論”
という武器で戦うことは(相手を言い負かすこと)
あんまり好きじゃないし得意なことじゃない。


例えば、
「浮気はやったらいけないこと」は理解できる。

けど、
結局のところ個人的なパーソナルな部分の常識だからわざわざ僕がとやかく言うことは面倒だと思って
言うのは控えている。


具体的な自分のエピソードで言うと、
ある友達が失恋した時の話がある。

彼は高校3年生から付き合って大学2年生の時に別れた彼女のことをずっと忘れられないと話していた。

ここでは詳しい理由は言わないけど別れた原因は
彼にあった。

だから、

僕は心の中で「お前が原因で別れんだからもう忘れて新しい彼女でも作ればいいんじゃないの」
と思って彼のことを見ていた。

(自分が正しいか自信がないから言えない笑)

その直後、


他の友達が僕が心の中で思っていたことを3倍増し
ぐらいでその子に言って正論という武器でマウント
を取り始めた。

マウントをとってる彼は、
それはもう自分が全て正しいと言わんばかりの理詰で相手をどんどん正論という鈍器で相手をボコボコに
殴って楽しんでいるように見えた。

マウントをとられた失恋した彼は、
「そんなこと俺が一番分かっているからいちいち
言ってくるなよ」と案の定怒ってしまった。

おそらく彼が欲しかった答えは、
「辛いよなー、思うようにいかないよな」と共感してくれるような言葉をかけて欲しかったんだと。


この話から、

今辛い状況に陥っている人に対して、”正論”という
武器を振りかざしても

相手を傷つけてしまうだけでその人にとって「正解」ではないんだなと思った。

いくら、
正論が正しいからと言って正論を武器にして相手と
戦ってはいけない。

正論を武器にして人を傷つけてしまったとしたらそれはすでに正解とは言えないと思う。


でも、

こんなご時世だから、(正論が強者)多くの人が
正論でマウントとる。


だからこそ、

”正論”を振りかざす前に、その人に”今”欲しい正解を

言える人になれれば良いなと思う。




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