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組織風土、組織開発

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Purpose経営、組織の変革、など関心のあることを徒然なるままに・・・
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2020年7月の記事一覧

仕事に関する9つの嘘②

仕事に関する9つの嘘②

昨日に続き、マーカス・バッキンガムらによる最新の著書「NINE LIES ABOUT WORKS」(サンマーク出版)から。

5つ目のウソは『人はフィードバックを求めている』

「マネージャーの仕事は敢えて要求水準を上げて厳し目のフィードバックを行ない成長を促すことだ」、「厳しいフィードバックをくれる人を大事にしろ」。
これらを否定する人はほぼ皆無なのではないでしょうか。

組織によって

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仕事に関する9つの嘘

仕事に関する9つの嘘

「最も影響力のある経営思想家ベスト50」に選ばれたマーカス・バッキンガムらによる最新の著書「NINE LIES ABOUT WORKS」(サンマーク出版)。組織の生産性を高める上でのセオリーと呼ばれている様々な事柄が実は「誤り」や「勘違い」であることが多く、それを「嘘」と表現して一つ一つを明らかにしています。

第3章(#ウソ3)『最高の企業は「目標」を連鎖させる』では、上位の目標がチーム

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プロティアン(変幻人材な)キャリア

プロティアン(変幻人材な)キャリア

社内の組織風土改革のプロジェクト活動の中で出会ったキーワード「プロティアン」。ギリシア神話に出てくる思いのままに姿を変えられる神プロテウスを語源とし、「変幻自在な」「多方面の」と訳されます。

環境変化が激しく、5年、10年といったスパンでキャリアプランを考えることが難しくなった現代において、環境の変化とともに一つのキャリアビジョンや自社内でのステップアップだけにこだわらな柔軟なキャリア形

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テレワークは常態化するのか

テレワークは常態化するのか

 本日(7/21)の日本経済新聞(夕刊)から、『テレワークは常態化するのか』。

 コロナ危機に伴い急速に普及するテレワークは、私たちの仕事の効率を劇的に高めるとともに、改めて「物理的に人が集って話をすること」の価値を再認識させました。

 アフターコロナを待たず早々にテレワークを標準とした企業がらある一方、いかに元通りの出勤体制に戻すかと躍起になる企業もあります。

 筆者は、現時点でテレワーク

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中高年の能力低下は、加齢でなく「制度」が原因

中高年の能力低下は、加齢でなく「制度」が原因

日経BizGateに投稿された太田肇先生(同志社大)のエッセイ『中高年の活躍阻む3つの壁 テレワークが崩す』。

 少子化にともなう労働力不足を補う役割を期待されている中高年社員にとって、仕事を継続する上での壁とは何かが述べられています。

1)能力の壁

 中高年になると創造性や記憶力、判断力など知的能力が衰えると言われています。しかし脳科学者によると、人間の脳は使い続けているかぎりいくつになっ

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折返し地点は48歳

折返し地点は48歳

今朝(7/19)の日本経済新聞から『新常態「その仕事、AIで」〜定型業務の求人30%減』。

従前からの人手不足に加え、コロナショックによる非接触化ニーズによって仕事の自動化、省人化が進んでいます。
記事によると、「自動化されやすい業務」の求人が大幅に減少している一方、コロナの不況下においても企業のIT投資は伸び続け、それによって新たな業務(求人)が増えているといいます。

『AIはヒトの

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見えない未来を議論してみる

見えない未来を議論してみる

 縁あって、社内のとある部署のビジョンミーティングのファシリテーションを行ないました。
 都内の警戒レベルが高まったことで急遽リモートで参加することになりましたが、皆さんの積極的な参加によって、4時間の"熱い"プログラムがあっという間に終わりました。

「プロフェッショナルなコンサルタントになる」という大テーマのもと、改めて「何故プロになりたいか」(内発的動機)、「そもそも、これからの社会や顧客ニ

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