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見えない未来を議論してみる
縁あって、社内のとある部署のビジョンミーティングのファシリテーションを行ないました。
都内の警戒レベルが高まったことで急遽リモートで参加することになりましたが、皆さんの積極的な参加によって、4時間の"熱い"プログラムがあっという間に終わりました。
「プロフェッショナルなコンサルタントになる」という大テーマのもと、改めて「何故プロになりたいか」(内発的動機)、「そもそも、これからの社会や顧客ニーズはどう変わるのか」、というように議論を深めていきました。
高齢化、グローバル化に加えてリモートワークの普及など、働き方や雇用が大きく変わることで企業にとっての「人材採用」の位置付けや形態は変化し、またAIなどテクノロジーの進化に伴う新たな代替品の参入が予想される中、人材紹介ビジネスは何をもってその存在意義を保つのか。
参加者の議論を促す幾つかの論点や思考フレームを提供しながら、画面越しで少し離れた立場から、議論が深まっていく様子を純粋に楽しむことができました。
まだ見ぬ未来のことを話す時に正解も間違いもありません。しかし何が正解かは分からなくても、誰かが発言するたびに確実に皆のイメージは具体化していることが伝わってきます。
日常業務の中では、とかく「指示する人とされる人」、「できる人と真似る人」、「知ってる人と教わる人」というような関係性が固定されがちで、そこではなかなか新しい考え方は産まれ難いものです。しかし皆が分からないことを皆で考えを出し合って答に近付いていくプロセスは、誰かのアイディアが別の誰かの閃きにつながり、皆の思考の幅が拡がっていきます。
コロナ ショックに伴う劇的な環境変化がこれまでのゲームのルールを一気に変えてしまうとしたら、今行なうべきことはいかに過去の状態に修復するかを考えることではなく、私たちが進むべき未来を前向きかつ大胆に描くためのフェアな議論なのではないかと確信しました。
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