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キャリアを「品詞」で考える
仕事=名詞?
自分の仕事や、これからやりたい仕事について言及するとき、だいたいは「職業名」を言うことが多いと思います。
広報、消防士、ハンドメイド作家…など、これらはいずれも「名詞」です。
ですが、職業やキャリアを考えるときに、「名詞=職業名」だけでは見えないものもあるのではないでしょうか。
かつて「政治は、美しいとか、キラリと光るとか、形容詞でやるのでなく、動詞でやるものだ」と中曽根康弘
「成長実感」と成長が比例するとは限らない
意外と多い、資格の持ち腐れ
2018年から、数千人にキャリアについてお話してきました。その中で、気になっていたことがあります。
それが、資格を活かせていない人の多さ。
「〇〇の資格を取りましたが、マネタイズできません」
「〇〇の資格を活かすにはどうすればいいですか」
という相談は、講演の質疑応答でも、個別の相談でもよくいただきます。
印象値ではありますが、「独学で目指せる国家資格」と「趣
「ロールモデルがいない」はピンチではなくチャンス
諦めるより、挑戦する最初の世代になりたい
自分らしいキャリアをデザインしたい、と考えたときに「ロールモデル」や「ベンチマーク」を探すことは効果的な第一歩です。
完全な手探りで進む道を探すより、先人の成功や失敗から学んだ方が、無駄が少ないはずです。
「こんな風になりたい」と思った人の仕事や経歴を調べたり、可能であれば会って話したりするうちに、真似したくなる具体的な一手が見つかりやすくなります。
「0→1」で心が折れない人は、目盛りを刻む力がある
スモールビジネスやプロジェクトを立ち上げる時に、「0」を「1」にすることが必要になります。
似たような前例や成功体験がない限り、最初から成功への道筋が見えていることの方が少ないでしょう。
方向性が合っているのか分からないまま、成果が出るのか見えないまま、リソースを使い、人を巻き込み、努力を続けるのは大変なことです。
早々に諦める人も多いですが、挫折を乗り越えて、「1」にたどり着く人もいます。
上昇志向より、「可動性志向」
仕事をがんばる=上昇志向?
キャリアデザインの仕事をしていて、正社員×フリーランスの掛け持ちをしているせいか、「仕事に人生を捧げてる」「上昇志向が強い」なんて思われがちだったりする。「バリキャリ」と呼ばれることもある。
たしかに、仕事は好きだし、仕事をしている時間も日本全体の平均よりは多いかもしれない。
でも、「上昇志向とはちょっと違うんだよな」とも感じる。
社会的ステータスが何より大事と
「予測不能な未来」に備える2つの視点
未来はいつだって予測不能です。
人生には思いもよらない出来事が起こります。
でも、だからといって刹那的に生きるのが最適だとも思えません。
今のためだけに生きていたら、ほんの少し先の未来に「あの時ああしていれば」という後悔が生まれるかもしれません。後悔してからでは遅いのです。
とは言え、起こり得る未来の不安をつぶすことばかりを優先していたら、キリがないし、現在のために使うリソースが減るばかりつまら
「プロボノは搾取されている!」と嘆いて怒るor消える前にしたいこと
プロボノで揉めるのは、実はあるある
私は複業を推進する仕事をしていますが、お金が稼げない「プロボノ」「ボランティア」をすることにも大いに意義があると考えています。
まず、活動の報酬は金銭だけとは限りません。人から感謝される喜び、やりがいや生きがいを感じることに、金銭的なリターン以上の価値を感じるなら、無償の活動をどんどんした方が人生が豊かになると思います。
それに、現時点で無報酬だとしても、活
「自分らしく」をマジメに考える
私はパラレルキャリアを推進する講演や研修をしています。パラレルキャリアの魅力の一つは、「自分らしい働き方」を実現しやすくなることにあると思います。
会社員は、自分で仕事や働く仲間を選びにくい場合がほとんどです。会社以外に自分で選んだ軸足を持つことで、自分らしい働き方を実現したいと、パラレルキャリアをはじめる方は多くいらっしゃいます。
だから、質疑応答の時間などに「自分らしく働きたい」「自分らし
目標が見つかったら「最初の曲がり角」を探そう
複業を諦める人にありがちなパターン
最近、考えさせられることがありました。
以前、何度も講演に来てくださった方に「最近どう?」と声をかけたら、「複業、やめることにしました」とのこと。
理由を聞くと、「儲からないから」。テーマを決めて、必要な道具もそろえて、案件マッチングのサイトにも登録して…と行動はしていたのですが、その後、スキルアップや営業の大変さの壁にぶち当たり、「忙しいばかりで稼げない
「オンとオフ」と言うけれど、会社のために休んでる訳じゃない
「オンとオフ」という表現がある。
私もよく使ってしまうのだけど、実はしっくり来ていない言葉だ。
たいていの場合、オンが仕事、オフがプライベート、という意味で使われる。会社員だと「オフの時間に英気を養って、休暇明けの生産性に繋げて…」みたいな表現をされがち。
でも、こういう表現をする限り、仕事が主役で、プライベートが脇役みたいに扱われていて、モヤモヤするのだ。
「仕事が本番、仕事以外は仕事に
「プロボノばかりで稼げない」を解消するには
パラレルキャリアをしている人、したい人の相談に乗っていると、「プロボノ案件ばかりで稼げない」なんて悩みや、「私の周りは、無償や低予算で搾取しようとしてくる人ばかり!」なんて憤りを耳にすることがあります。
どうも、プロボノと言う言葉が人口に膾炙したことで、「無償の案件=プロボノ」と雑にくくっているような印象があります。
「無償の活動」を、耳障りがいい「プロボノ」という言葉でまとめるまえに、しっか
個人で仕事をするなら、匿名はもったいない
「ライターのお仕事を紹介してくれませんか」と、知人に相談されました。
その人は数年前から副業でライターをしていて、細々とながらプロとしての受注経験もあるそう。
「いまいま、紹介できそうな編集部はないのですが、どんな文章が書けるか知りたいのでポートフォリオを送っていただけますか?」と連絡しました。
すると、「署名記事ではなく、名前を外に出せない記事ばかりなのでポートフォリオサイトはない」とのこ
「何か面白いことしましょう」を社交辞令で終わらせないテクニック
「何か面白いことをしましょう」と、いいご縁を感じたときにいう人は多いですよね。
よく飛び交う言葉ですが、これが成就する確率って、1割くらいだと思うのです。
あまりに成就の確率が薄いので、「面白いことをしましょうは一律で社交辞令」「面白いことをしましょう、とか言うのは口先だけの軽薄な奴だ」くらいに思っている人もいるのではないでしょうか。
手前味噌ですが、私は「面白いことをしましょう」の実現率が
道後温泉でワーケーションをしてみたら
このシルバーウィークに、香川、愛媛を旅しています。
まず、こんぴらさんで有名な琴平へ。お参りと「うどん教室」を楽しみました。続いて、松山で大街道や松山城を散策。
そのあと、路面電車で15分ほどの道後温泉に来て、3泊4日。いまは3日目の夜です。
今回は、道後温泉で「ワーケーション」も取り入れてみました。
私は、昨日の午後と今日の午後は、複業の打ち合わせなどのテレワークをしました。一緒に来た夫は、