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アホの読書日記

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読んだ本、読んでる本、読んでない本、積読、読書日記と言っていいものかわからない文章をここにまとめます。ここにたどり着いた奇特な運命というか余程暇スマホかパソコンでつらつら記事を読… もっと読む
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記事一覧

読書日記vol.20(姑獲鳥の夏)

読書日記vol.20(姑獲鳥の夏)

"うぶめ"がさっぱり覚えられず
"こかくちょう"と呼び続けました

鵼の碑の発売に合わせて
読み始めた訳ではなく

ちょうど新巻発売の予告の
ひと月前に読み始めてました
やべぇ…となってたところへの
追い討ち
新巻読みたい…
でも絶対間に合わない…
祭囃子が遥か彼方に聞こえる
結局11月現在、狂骨の夢にいます

話が変わりますが
魍魎の匣を読んでた頃
世の本屋が京極祭で賑わってた頃
読書喫茶で亭主

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読書日記vol.19(それからはスープのことばかり考えて暮らした)

読書日記vol.19(それからはスープのことばかり考えて暮らした)

いつから?

完成していない文章みたいなタイトルに
すごく惹かれてしまう

『ずっとお城で暮らしてる』みたいな
これはちょっと不穏だけど

『これからはスープのことばかり考えて暮らした』
これは間違いなく穏やか

実生活って
オチみたいなものがつく瞬間って
ない
でもたまに繋がったと
思う瞬間あるよね

それを落とし込んだ感じのお話

読書日記vol.18(コンプレックス・プリズム)

読書日記vol.18(コンプレックス・プリズム)

最果タヒさんの詩で
一番好きなのは「ピンホールカメラの詩」

初めて読んだ時、ピンホールカメラってなんって
いうのが正直な感想、
ピンホールカメラが何か分かれば
きっと最初の感動的な物を享受できていたのでは?

今では好き。凄く。

コンプレックスを
肩書きとして利用してきた所が私にはある
なので
コンプレックスのプリズム

プリズム=
   三稜鏡っう磨かれた平面を持つ透明な多面体

よく分から

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読書日記vol.17(虎のたましい 人魚の涙)

読書日記vol.17(虎のたましい 人魚の涙)

 "くどうれいん"と"unpis"のセットならば買わねばなるまいと買った。unpisさんのことは友達からの誕生日プレゼントで知った。お茶をやたらと飲んでた時期だったので、unpisさんのイラストのお茶とコースターをもらった。溢したお茶とコーヒーでコースターはえらい事になってるが使用継続中。
 くどうれいんさんは神戸旅行に行った時に知った。たまたま見つけた書店1003に入った時に手に取ったのがくどう

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読書日記vol.16(A子さんの恋人)

読書日記vol.16(A子さんの恋人)

今回は漫画である。
「一番好きな漫画は何か」と聞かれれば
私は「A子さんの恋人」と答えるだろう。
間違いなく即答する。
完結してるからまとめて読めるし買ってね。

私は友達のおすすめで読みました。
すぐ買ったよ、まだ友達のあるのに買ったよ。
返して家にない期間があるのがヤダだったから、
 作者の近藤聡乃さん
この漫画で初めて見たと思っていたけど、
至る所でこのお方の作品を見ていた。
文芸雑誌のMO

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読書日記vol.15(星の王子さま)

読書日記vol.15(星の王子さま)

 祖母が風呂場で死んでいた。
祖母が死んだそのことも、第一発見者の妹の辛さを考えることがキツかった。バイトも一週間休みを頂いて、お通夜、葬式を怒涛のようにこなしてようやく一息ついた、両親の忙しさを見ていると完全に気が休まる訳ではないが。

"大切な事は目に見えない"だったかな

 祖母は目に見えなくなって、大切な人になったのかも知れない。生前はアルツハイマーになってトンチンカンだった祖母を疎ましく

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読書日記vol.14(ご冗談でしょう、ファインマンさん上)

読書日記vol.14(ご冗談でしょう、ファインマンさん上)

 頭よしおの話。

 突然12月に入って冷え込む。バイトに行く時に早めに駅のホームに行って本を読むというルーティンを作っていたが、これはそろそろ難しい季節になってきた。最近は『ご冗談でしょう、ファイマンさん上』を読んでいる。

 頭いい人の自伝書、自伝書って固く紹介してあったけど、これはファインマンの面白エッセイってポップなポップをつけてあげたほうがよかろうもんだ。
 寒いと頭が良くなる気がする、

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読書日記vol.13(ずっと、おしまいの地)

読書日記vol.13(ずっと、おしまいの地)

バイトに行くのが苦痛で無くなってきたと思いきや、覚えた仕事をミスしまくり、辛い。そうだよね、ミスって仕事覚えなきゃできないから、そらそろそろしますよね、ミス。言い訳が多いと言われたことがあるので気をつけています。ミスするたびに、許されたくて謝りすぎてしまうのだけれど、それって言い訳とも取れるようで白けた空気になる。結局いーよいーよと言われてもこの先ずっと私は貴方への罪悪感を抱え続けるわけで。同じ場

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読書日記vol.12(追懐のコヨーテ)

読書日記vol.12(追懐のコヨーテ)

森博嗣さんの著者で初めて読んだのは、『喜嶋先生の静かな世界』だった。特に起伏のあるストーリーでもなく、淡々と進んでいくと言うイメージ、最後には驚くけど。本屋のPOPを見て買ったのだが、かなり予想とはちがった。具体的なPOPの内容は思い出せないが、「 穏やか」と言った感じを売り出していた記憶があるような、ないような。想像と違ったけど面白かった。んじゃ、他のを読んでみますか、エッセイがあるのね、どれど

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読書日記vol.11(つまみぐい文学食堂)対談読み飛ばしがち

読書日記vol.11(つまみぐい文学食堂)対談読み飛ばしがち

人の行動にどんな感情が伴っているか
そんなこと分かりっこないが
凄く悲観的に捉えて勝手に落ち込む
まぁバイトで仕事をサイレントに減らされ
能無しと思われてるのでは?
と勝手に勘繰ってるだけです
はい

はぁーーーーーーーーーーー
やめてぇーーーーーーーーー
はーーーーー!!
どっこいしょ〜
どっこいしょ〜

それはともかく本は面白い
最近読み終えた本で面白かったのはこちら

柴田元幸さんって
エド

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読書日記vol.10(移動祝祭日)

読書日記vol.10(移動祝祭日)

本が読み終わらない。
いや、時間がないわけではない。
ニートからフリーターへと肩書きを替えると
どうしても時間の拘束は生まれる。
しかし電車での移動時間、電車を待つ時間
座って静かにしなければならない時間が増えた。
そうなると自ずと本を読む。
何が言いたいかと言うと
本を読む時間は減っていないと言うことだ。

私は本をかなりまとめて読む。
並行読書というのかしら
今はルシア・ベルリン『掃除婦のため

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読書日記vol.9(たんぽるぽる)買った時のこと覚えてますか

読書日記vol.9(たんぽるぽる)買った時のこと覚えてますか

たんぽるぽる たんぽぽるぽる たんぽぽるる

名前がはっきりと覚えられない、
正解は
『たんぽるぽる』です。

この本を買った場所は良く覚えていて、
駅近の丸善、詩、俳句、短歌のコーナーが
ちょっとばかし充実してて
詩集をあさりにたまに覗く場所

正直なところ短歌とか俳句(一緒くたにするんじゃない)
短くてよくわからないってところがあって
敬遠してたんですよ
短歌なら俵万智さん、穂村弘さん……

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読書日記vol.8(歩きながら始まること)

読書日記vol.8(歩きながら始まること)

5ヶ月も何をしとったんだ。
バイトをようやく始めるぞーっと*なってから
読書意欲が湧きこの記事を書いとります。

*私は訳あり無職

西尾勝彦さん詩集『歩きながら始まること』
ずーーーと読まずに本棚に詰まってた詩集です。
京都に行った時、恵文社に立ち寄り買ったことは
覚えとります。

本って読むタイミングって、あるじゃないですか。
まさに今という内容で買っといて良かったなと思ってます。

この詩集

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読書日記vol.7(噛み合わない会話と、ある過去について)

 過去の記憶について、自分と相手との間でズレが生じることってあると思う。一方は忘れてしまうようなこと、でもう一方は記憶に刻まれている。罪の意識を相手が持ってなかったり、罪自体忘れてしまっていたら、許せないだろう。自分もそんなことをしてしまっているのではないかと不安にもなってくる。ぞわぞわする作品、現代の薄暗いところを短い話の中で物語ってくる。

私は学生時代、すごく"先生"というものが嫌いだった。

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