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『デザイン思考』 と 『アート思考』について考える


こんにちは!あいでんです。

今回の内容とは全く関係ありませんが、本日は私の誕生日でございます!
ついに22歳になってしまいました。

はい、ありがとうございます。
まさかnoteでアピールする日が来るとは思ってもいませんでした(笑)。

こういう時のため(?)にも毎日noteを変わらず続けていこうと思います。
そんなこんなですがこれからもよろしくお願いします!
(祝っていただけると大変喜びます。)


さて、今回は昨日の続きからになります。
まだ読んでいない方はそちらもあわせて読んでいただければと思います。

こちらの記事の終盤でも述べたとおり私のモヤモヤが少し晴れた話なのですが、私のモヤモヤについてはこちらの記事を読んでいただければと思います。

それでは、、、いってみよっ!


▷モヤモヤについて

私が抱えていたモヤモヤについてはこちらの記事を読んでいただければと思います。
・「ソーシャルイノベーションとは何か」

ざっくりまとめますと、その時にモヤモヤしていたところは

・アート思考もデザイン思考も「共感」を呼ぶことはできないのか
・デザイン思考で意味のイノベーションを起こすことはできないのか
・「社会性と経済性の両立」はデザイン思考でもなし得ないのか

という3点でした。

これらについて少し考えてみます。


▷デザイン思考とは何か

まずはデザイン思考について整理していきましょう。

デザイン思考とは「デザイナーがやっている思考のプロセスをビジネスに応用しているもので、問題(課題)を解決するための考え方」という風に理解しております。


デザイン思考が注目されるようになったのは昨日のnoteで書いたようなことが関係していると考えているのですが、あえてここで端的に表現するならばモノの充足により”いいもの”を作れば売れる時代が終焉を迎えたからでしょう。

テクノロジートリブンのような論理的思考の時代は終わったということですね。

ユーザー・センタード・デザイン(User-Centered Design)からヒューマンセンタード・デザイン(Human-centered Design)へ移行したのも似たような話だと思います。


そのデザイン思考では次のようなプロセスがあると思います。

<デザイン思考のプロセス>
『課題(ニーズ)発見と設定』…利用状況の観察やユーザーインタビュー

『ソリューションの確定』…複数案のアイデアを出しとブラッシュアップ

『プロトタイピング』…プロトタイプの作成とユーザーによる評価

『プロダクト化(サービスも含む)』…市場にでてからも繰り返し

こういったプロセスを踏みつつ、ユーザーを中心に考えるというものだと理解しています。

プロダクトアウトではなく、マーケットインということにもなるでしょうか。


▷アート思考とは

続いてアート思考についても整理してみましょう。

アート思考とは「アーティストがやっているプロセスをビジネスにも応用して、イノベーティブや独創的なものを生み出すための考え方」という風に理解しています。

アーティストの考え方を活用するというのがポイントで、別にアート作品を作ろうというわけではありません。


恥ずかしながらつい最近までアート思考というものは全く知りませんでした。「デザイン思考」の次のフレームワークとして近年浮上してきたものがこの「アート思考」らしい。

そんなアート思考のポイントを次のように考えました。

・自分の内部に生じている思考や感情を外部に何らかの形で発信する
・自己(もしくは組織)の”美意識” や ”真善美”を大事にする
・"オリジナリティ" と "希少性"から生まれるイノベーション

論理的思考は顕在的な課題、デザイン思考が潜在的な課題を見つけアプローチするための思考法であり、アート思考は感情的な課題にアプローチするための思考法であると考えています。


アートの重要な側面のひとつとして、アーティストのみが価値を生み出す訳ではなく、ユーザー(アートを見る側)の解釈によって新たな価値が生まれる場合があります。

製品やサービスの価値が、利便性による説得ではなく、情緒(意味がある)による共感というは昨日の話でも触れましたが、ユーザーが与える「意味」もポイントになるでしょう。


▷モヤモヤは晴れた

モヤモヤの根源にあったのはプロジェクトによる経験からでした。
プロジェクトについてはこちらを参照ください。


プロジェクトでは、デザイン思考を重要なフレームワークのひとつとして活用する。

また、このゼミでのプロジェクトでは「個人的な課題」を調査によって「社会的な課題である」ということを顕在化する。
一方、一般的なビジネスにおいては「誰かの課題」を調査によって「社会的な課題である」ということを顕在化する。

このズレによってモヤモヤしていたのではないかというのが私の結論だ。


つまり、前者はアート思考的であり、後者はデザイン思考的である。
もっと言えば、前者は自分事であり、後者は他人事である(極論ではあるが)。

しかしながら、前者で使われているフレームワークはアート思考ではなく、デザイン思考なのだ。ポイントは潜在的であれ、感情的であれ、個人の課題=美意識に反するという思いから始まっているところだ。

そもそもデザイン思考は「ビジネスのプロセス」と「デザイン的な手法」との重ね合わせを指すものであり、アート思考と対立関係にはないのではないか。


だとするならば、「デザイン思考」と「アート思考」の両立ができるのではないかというのが私なりの結論である。そう、経済性と社会性の両立が重要視されているように。


▷まとめ

最後にまとめに入って終わろうと思う。

冒頭でも書きましたが、モヤモヤしていたところは以下の3点。

・アート思考もデザイン思考も「共感」を呼ぶことはできないのか
・デザイン思考で意味のイノベーションを起こすことはできないのか
・「社会性と経済性の両立」はデザイン思考でもなし得ないのか

今回の話を元にすれば、このモヤモヤへの答えは簡単に出る。


アート思考だろうが、デザイン思考だろうが、「共感」を呼ぶことはできる。しかし、大事なのは自分ごとに捉えることであり、自分の内側に生じている「課題=美意識に反するという思い」を解決しようとすることである。

その解決策はソリューション(=プロダクト)の時もあるだろうし、意味のイノベーションという時もあるだろう。

そもそも「価値がある」と認識するためには”意味”を持たせる必要があるので、価値そのものは設計であり、それも含めて『意味のイノベーション』だと私は思う。つまり、ソリューションにおいても同じなのだと考える。


つまり、デザイン思考でも意味のイノベーションを起こすことは可能だと思う。いや、当たり前のように起こっているのではないだろうか。


▷最後に

かなりの長大作になってしまいました。
私的にはモヤモヤしていたことがスッキリしたのでなんか落ち着きました。

誕生日に相応しいボリュームになったのではないでしょうか(笑)。

ぜひぜひ感想を聞かせて欲しいです。


また、今年の誕生日はゼミ生にサプライズをしてもらいました。
ありがとうございました!

その喜びを噛み締めながらこのnoteを書いております。

22歳になるこの年はいろんな節目の年になるかと思いますが、これからも頑張っていきますので、どうぞよろしくお願いします!


それでは、また次回!

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