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フィルムっぽい映像の作り方について【今も模索中】

2024年4月、


ボクはニュージーランド縦断の旅をしていた。


旅する中でボクはNZ国内の町並みや自然景色、人々の姿をあらゆる角度から撮り続けていた。


撮り溜めした映像は図書館やホステルのリビングでずーーっとカラーグレーディングやフィルムっぽい雰囲気を出せる素材やLUTを組み合わせつつ、色が潰れたり白飛びしない程度にうまくバランスを取りながら編集作業をおこなっていた。


正直いって今でも何が正解で何が不正解なやり方なのかは、ボクにもわからない。

今もなお「あぁ〜この部分はこうすればよかったな、こういう風に調整するべきだった」など少なからず失敗や後悔することもある。


試行錯誤の日々、映像は奥が深い。
だからこそやりがいがある。


これについては映像制作を手掛ける人々も同様の悩みを持ってる人は多数いることでしょう。



あれから3ヶ月、


もう3ヶ月か。



時間が経つのはあっという間だ。



というわけで今回は最小限の機材と予算でどこまでフィルムっぽさを再現できるか、またはフィルムライクな映像を演出するのに最適な方法についてボクなりの視点で色々話したいと思います。




1 オールドレンズ


やっぱこれっすよね!


おおもとを辿るとなればやっぱ年代の古いマニュアルフォーカスのみのレンズが一番いい味出ると思うんですよ!


ロシア製レンズのHELIOS 44-2 58mm F2や

PENTAX Super Takumar 55mm F1.8

など既存のミラーレスでもマウントアダプターという変換機器をカメラ本体につけることによって従来のオールドレンズを使用することができます。


カメラ本体の接合部にレンズアダプターを被せ、
その上にオールドレンズをつけることで
レトロチックな写真と動画を撮ることができます。
ぐるぐるとしたボケ感も味わえるので、
一度ハマりだすと病みつきになるかも!

しかし、近年の物価高の影響もあって上記レンズもまたどんどん値上がってます。元々7~8000円程度で入手できたものが今では2万円と大幅に値段が上がってる現状を考慮すると手軽に入手しやすいとは言い難い。


といってもミニマリズムに済ませたいボクとしては

内心機材とレンズを増やしたくないのが本音でもある。


買ったところで防湿庫もないし、それ以前に部屋に置くスペースすらない。


欲しい気持ちはあるけど、幅広いシーンで使う場面を考えると恐らくあったとしても多分使わないかもしれない。



2 フィルムルックな編集がしやすいプラグインを購入する


プラグイン(Plug in)は、本来「差込口」の意味だが、

IT用語としては、アプリケーションの機能を拡張するソフトウェアを指す。

個別に追加してバージョンアップが可能で、不要になれば、アプリケーションに影響を与えることなく削除できる。


要は手間のかかる操作をしなくても手っ取り早く簡単に編集しやすくなる機能です。これがあるおかげで、あらゆる編集作業における作業時間が大幅に削減することもできるし、よりてっとり早く済ませることもできます。


無料のもあれば有料のもあります。


ボクは無料で手に入る機能を片っ端からDLしまくってましたが、たまに有料版も買うことがあります。実際に去年ある日本人の映像クリエイターさんが自作で公開したテロップパックとVLOGパックというものがあり、公開記念として半額でリリースしていた時期があったので、その時に思い切って購入しました。特にVLOGパックは今でも大活躍です。

しかも日本人視聴者さんや編集者さん目線に合わせて丁寧に作られたものであり、編集作業における動作もサクサクと動くので、とても編集が捗ります。


そしてこれらとは別に

個人的に気になってるプラグインがあります。


DEHANCER PRO (デハンサープロ)

これを使ってる人の動画を見ると

どれも80年代や90年代ならではの映画っぽい質感が出ていて

視覚効果的にも違和感なく、とても秀逸だと感じました。


以前ボクのYoutubeチャンネルでも一回Dehancer proさんからコメントが来たことがあります。

Dehancer proのプラグインをレビューしていただきたいと思い、ご連絡しました。」ていうような感じのコメントが来たことあって、当時は何のことが全然わからなくて、言いにくいのですが「これもしかして詐欺?」なんていう風に思ったこともありました。実際調べてみたらどうやら本物だったことを知り、気づくのに2ヶ月以上も経ってしまったため、今更コメント返信するのも手遅れだろなと内心反省しました。


こちらのプラグインも当然、有料です。
(無料版もあるけど2週間限定)


提供元がアメリカ企業かどうかは不明ですが、

USD表記で490ドル前後、日本円で6〜7万近くする計算となります。


正直いって予算オーバーというか高い!

ましてや、その後も使い続けるかどうかすら怪しい。

むしろそんなお金があったら新しいアウトドアシューズを書い直すか、または将来新たにMacbookを書い直す際の予算に充てるとか、違う方にお金を使いたい。


それともう一つの懸念事項としては使った人達いわく


編集時における動作が重い!

軽やかに編集作業を済ませたいものの、
動作の重さに不便さを感じる方が多数いたこと。



編集作業において動作が重たいとタイムラグというかカクカクした映像として表示されてしまうため、一秒でも早く編集作業を快適にすませたい自分としては今ひとつ購入する気になれないのが正直なところです。


費用対効果はもちろん抜群なのかもしれないが、やっぱり自身の中で納得のいくものがないと決断しきれないので、おそらく上記のプラグインは見送りになりそうな気がする。



3 フィルム素材を集める


なるべく低予算で済ませるとしたら

無料のフィルム素材を集めつつ、

カラグレをしつつ、ミックスして

オリジナルなフィルムっぽい映像を作るかが大事。


グーグルなどの検索エンジンで

以下のように文字を入力します。

「フィルム素材 フリー」
「film look free」
「film overlay free 」
「lut film look for free」

上記のように検索すれば

大抵は無料でDLできるかと思います。

フィルムっぽい素材を自身のサイトで提供してる方のチャンネル。
ボクもよく彼のフィルム素材をDLして使うことが多いです。

リリースしたばかりのものは期間限定無料で手に入ることが多いので、もしご興味のある方はぜひチェックしてみてください♫




これらの編集素材を編集ソフトに入れて、

入れたあとは「Darken、screen、overlay」ていう風に混合するというかブレンドする形で編集を行えばうまく調和できます。


一番上のBrend Modeから「Darken , screen, overlay 」といった項目に変更することで
元の映像と素材をミックスすることができる。

ボクもFinal cut proというAppleの編集ソフトで動画を編集してるけど、こういった手法で取り入れることが多いです。


その他にもプラグインやカラーグレーディングなどを活用しつつ、その映像ごとに光と影のバランスも取るようにして編集作業を行ってます。



その他には普段ボクが参考にしている方々の動画(その一部)を張っておきます。参考程度に御覧ください



もう一つ,

日本のミュージックアーティストであるVaundyという方の下記曲も特徴的なので、よかったらこちらもどうぞ。

この辺のPVを見れば何となくイメージしやすいかも。

x

なるべく他の人と被らないようにしたいというか、

できる限り自分の色を出したいですし、

それこそ次回の北海道旅では新たにゲットしたフルサイズのミラーレスカメラを用いて旅の道中目にする自然景色や出会う人々との交流など、ありのままの様子を集めた小さなロードムービーっぽいものを作りたいと考えています。



というわけで
この辺で終わりにします。




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