パートナーシップ

時間と共に変化し続ける私のパートナーシップ

離婚の危機を体験した私たち夫婦の今はというと、普通の夫婦とは違うかもしれないけど、今までにないくらい心地よい関係でいることができています。私にとって普通の夫婦の定義がもはやよくわからなくなってるのですが、ラブラブの夫婦とか、父親らしく、母親らしく、妻らしく、夫らしく、、、というのが無い状態ってことです。

私の中で「夫婦」というより「パートナー」という方がしっくりくるような関係です。

個人の人間として認め合うことができるようになって、かなり楽になりました。だって何かにならなくていいわけですからね、、、。常に本来の自分でいることをお互いがお互いに許可している、、、。という感じです。

こういう関係になるまで色々なことがあったのですが、今書きたいのは、大変だった時の話ではなくて、今の私が思うパートナーシップについて書きたいと思いました。

私たち夫婦が離婚の危機を経験したからなのか、私のところに相談に来る友人はパートナーシップについての悩みが大半でした。私の友人は大体30代後半から40代。みんなそれぞれパートナーシップについて若いころとは違う悩みを抱える時期なのかもしれません。

私は崩壊しそうな結婚生活を経験してよく思います。

「結婚」って何だろう、、、?

「結婚」とは、好きな人と家族になって、結婚式の言葉のように病める時も健やかなる時も、どんな時も支え合い、妻は夫を支え、夫は一家の主として役割を果たしていくことでしょうか、、、、。

結婚するときは、この人と死ぬまで一緒にいたい。と思っていても、時間が経てば、人の気持ちも変化するのが自然だと思います。何一つ変化しないものなんてこの世には無いと私は思っています。物質だって経年変化を必ず起こしますよね。

「好き」の気持ちは変わらなくても、ドキドキする「好き」から安心感のある「好き」に変化して、それから存在が当たり前で「好き」とか「嫌い」とかの感情ではなく、「感謝」に変化しているかもしれません。

もしかしたら「好き」がいつの間にか執着に変化していることもあるかもしれません。

ポジティブな変化もネガティブな変化も、両方自然なことだし、本当はその変化に良いも悪いもないのだと思います。

だけど、ネガティブな気持ちの変化が起きた場合、妻だから、夫だから、お母さんだから、お父さんだからと、本当の自分の気持ちを言わず、世間一般の正解を求めてめてしまう人が大半なんだろうな、、、と思いました。(私はお母さんだからこんなこと思っちゃいけない、、、。とかね。)私もそうだったのでその気持ちがよくわかります。

目の前にいる人は同じなのにいつの間にか自分の心が満たされていない事に気付いたとき、

自分の心を満たすために、相手にないもの、出来ないこと、を夫だから、妻だから、といって求め続けたり、相手を変えようとすることって、自分も相手も不幸にしてしまうと思うのです。

だから、自分の心を満たすために相手に満たしてもらうのではなく自分で満たしてあげる、、、。というのを私は常に思っています。

これは「相手に一切頼らない!」というドライで頑ななものではなく、まずは自分の気持ちに気付いて、その上で私はこうしたいな、、、と自分で自分の気持ちの舵をとるようなイメージです。

誰でもイライラしてしまったり、落ち込んだりする時があると思うんです。そういう時、相手に機嫌をとってもらうのではなく自分の機嫌は自分でとる感じです。

前の私は「自分では自分を幸せに出来ない」と思っていたタイプなので、人に機嫌をとってもらったり、当たったりしていたと思います。だけど今は逆に、「私の機嫌は私にしかとれない」と思うほどです。笑。マインドが変われば人は180度変わるものですね。笑

ある時、旦那さんの浮気について悩んでいる友人の相談を受けたとき、今の私達でこの状況になった時どうすると思う???と夫婦でよく話しました。

結果、夫も私も思うのが、その人がいることで心が健康的ならその方がいいんじゃないか、、、。ってことでした。

でもこんな風に思えるのは、多分お互いそういう状況になった時、隠さないで言うだろうという信頼があるからなのだと思います。お互いが本当の自分自身でいることを当然のように許可しているから成り立つ信頼なのかもしれません。

「好きな人が出来て、久しぶりにこんな気持ちになって、その人の事が好きなんだ!!!でも君達の事も大事に思ってる!!」

多分一般的に言ったら、「非常識!」「ふざけんな!」の一言に尽きるのかもしれないけど、私はこんな風にまっすぐに自分の気持ちにうそをつかず正直にぶつかってきたら、

「そっか!分かった。」ってなるだろうな、、、って。(もちろんショックで悲しいし、心にぽっかり穴が開いたようになるとは思います。笑)

これはお互いが「自分の機嫌は自分でとる」ということにもつながるような気がします。

多分私も同じ状況だったら絶対そうするだろうな、、、、ってすごくわかるから。子供がいようといまいと、気持ちは自然に動いてしまうものだし、好きな人が出来たからといって「我が子を愛していない」には直結しないと私は思っています。

一番問題がややこしくなっちゃうのが、夫側も妻側も自分の気持ちにうそをついたまま、我慢したり、事実を隠したり、認めなかったりすることなんじゃないかな、、、と思うのです。

多分、絶対浮気しないでよ!」とか、「私と一生一緒だよね!!!!」と縛り付けるように強く思えば思うほど、その事実が目の前に現れてしまうようにも思います。これも前回に話した共鳴・共振の法則ですね。(もちろん私にもそういう時期はありましたよ!笑)

これも私の「時間の経過と共に変化した私の気持ち」なんだと思います。きっとこれからも変化しながら生きていくんだと思います。

それは相手にも当然言えること。

一生変わらないものがこの世にあるとすれば、自分への「愛」だけなのかもしれません。

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