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育児あれこれ~娘が社長で私が専務、夫ヒラ~

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育児のトレンド、問題点、楽しさ、ハックなどの考察をつらつら。 また、ワーママ2年生として2016年7月生まれの娘との日々、夫とのツーオペ育児、夫婦のパートナーシップについて個人的…
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2018年8月の記事一覧

夫の一番ながい日 ~あのとき、「父親」になりました~

夫の一番ながい日 ~あのとき、「父親」になりました~

私の夫は陽気な男で、いつでも「今」を生きている。
禅的な深い意味ではなく、過去にこだわらず、未来をさして気にせず、「いま」を楽しむ選択肢を、もろもろのしがらみや抑制を無視してチョイスすることができるのだ。
態度はいたってチャラっとしている。

具体的にあげると、
めちゃくちゃヒドイ二日酔いに苦しんでも、「もう飲みすぎないぞ!」とはならず、
「楽しくなったら飲みたいだけ飲んじゃう~!アゲ~!」な思考

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手のひらに、きみを刻む。

手のひらに、きみを刻む。

娘が2歳になった。
新生児だった娘とすごしていた時、いずれはこの小さな命が、歩き、はなし、意思をもったひとりの人間として、この世界に参加する日がくるなんて、そんなのウソみたいだと思っていた。

もちろん知識としては知っている。
生きていけば、身体も脳も成長して、新生児から赤ちゃんに、赤ちゃんから幼児に、そして少女になり大人と同じ大きさにもなるはずだ。

「子供の成長は速い」
「赤ちゃんの時期なんて

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乳児の「オモチャが貸せない」に、親はどうしたらいいのだろう

乳児の「オモチャが貸せない」に、親はどうしたらいいのだろう

赤ちゃんのクビがすわり、なんとなーくオモチャに興味を示しだす頃、支援センターや児童館といった、複数の子供が集まる場所に足を伸ばす親御さんが増えてくる。

目的の比重は人によってちがうが、

・育児の相談先やママ友がほしい。
・外出して気分転換がしたい。
・子供に他児やオモチャの刺激を与えたい。
・月齢の近い子供の様子がみてみたい。

こうした動機を持つ人が多いのではないだろうか。

出産の季節によ

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どうして平成の若者は、盗んだバイクで走りださないのか。

どうして平成の若者は、盗んだバイクで走りださないのか。

山口ちはるさんプロデュースの舞台を観にいった。

私は演劇の経験も観劇の習慣もなく、友人が出演するので出向いただけの、だいぶ薄口な客である。

なので演技論や演出評価などはまったくわからないが、観劇を通して感じたことを書いてみたい。
※一部ネタバレを含みます。

おおまかなあらすじは以下。

舞台は現代の弱小劇団。
家庭持ちの40~50代主婦たちで構成されているアマチュア劇団は、新作講演をおこなう

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あした、妊婦さんと会えたなら。

あした、妊婦さんと会えたなら。

お腹の大きな妊婦さんと話すとき、以前はよく「わー!楽しみですねー!!」と言っていた。

もうお腹も大きいので「おめでとうございます」もなんだかタイムラグがあるような気がするし、
予定日や性別を聞く前のアイスブレイクにもなり、子どもを持たない時点の私が考える、最大にポジティブでイケている声かけだったのだ。

ただ、少し引っかかっていたのは、
私に「楽しみですね!」と言われた妊婦さんたちは、誰一人

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