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ホテルスタイルというライフスタイル

エンタテイメントと一体となる街・ラスベガス


私のホテルに対する原体験は社会人となって訪れたラスベガスでした。


エンタメに関わる仕事を志していた私は世界のマジックを見学に行くためにエンタテインメントの本場・ラスベガスへ。

様々なショーに足を運んだのですが、シルク・ドゥ・ソレイユのショーであるオーやカーはもちろん、デビッドカッパーフィールドのショーも鑑賞しました。

O(オー)
シルク・ドゥ・ソレイユの名声を一気に広めた代表的な演目。ステージが一瞬のうちに巨大なプールになってしまうという舞台装置は、初見では理解できないほどのインパクトを与えた。
(Wikipediaより引用)
Kà(カー)
大評判になった「O」の後に作られた事も有り、度肝を抜く演出はさらにエスカレート。ステージ自体が立体的に浮き上がるという、体験した事の無い圧倒的な空間演出。シルク・ドゥ・ソレイユの中で、最もメカニカルな演目である。
(Wikipediaより引用)

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その時に感激したのはホテルをベースにエンタテイメントが拡がっていることでした。

イタリア系のザ・ベネシアンを宿泊の拠点としエンタテイメントを楽しんだのですがショーは各ホテルのバンケットに揃っていました。(バンケット=ホテル業界の言葉で宴会などを行う多目的空間とでも呼びましょうか)


ラスベガスのそれはもうコンサートホールが各ホテルの中にあると言っても過言ではなく世界中から集まる人々を魅了するエンタメが各ホテルにあるという光景はホテルを中心に街が拡がっている感じでした。

ルクソール、MGMグラント、ベラージオ、シーザースパレス...砂漠の街が一大アミューズメントパークのようでした。


夜は各ホテルのレストランで様々な料理を楽しんだり、もちろん全てのホテルにはラスベガスの象徴のカジノやクラブもあり、ナイトアクティビティも満載。

大人の遊びというものを体現してくれる場がそこにはありました。


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ホテルというライフスタイル

このラスベガスの体験からホテルへとても関心を持つようになったと思います。


このような原体験から、私にとってのホテルはエンタテインメントが共存している空間で捉えています。

様々なスタイルのホテルの中で、エンタテインメントのあるホテルとしてあらゆる機能が備わったグランドホテルと、現在急速に拡大しているNYスタイルに代表されるライフスタイルホテルがあります。


今回はその中で特にグランドホテルの、私なりに気に入っているホテルの
エンタテインメントを紹介します。

それはグランドホテルが持つメインバーです。


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帝国ホテルにはオールドインペリアルバーがあり、ホテルオークラにはオーキッドバー、パレスホテルにはロイヤルバーがあります。

このようなオーセンティックな香りのあふれるバーはホテルを楽しむ上で外すことの出来ない空間であると同時に「非日常」を与えてくれます。


バーの空間はとても広々ととってあり、調度品やインテリアを味わうことも出来ます。バーカウンターに座り、そのホテルが選ぶBGMに耳を傾けることも出来ます。ホテルによってはピアノの生演奏が行われているホテルもあります。

私のお気に入りはバーカウンターで聴くソロピアノです。




私はソロピアノの音色がとても好きでホテルのバーのカウンターで耳を傾けながらバーボンウイスキーのソーダ割りを飲む時間を必ず作っています。

音楽やお酒は一人で楽しむのが好きで頭を空っぽにするのも一人で夢想するのも自由。

自分の時間を味わえます。


そしてそのような時間に自分なりの“非日常”を作ることが仕事を続ける上でもとても大切だと感じています。

自分のお気に入りのアルコールをキープし、自分のスタイルにあった演出のホテルを選ぶと良いのだと思います。レコードを選んでくれるDJのいるバーなどもあり音楽の楽しみ方もスタイルに合わせて。


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バーに限らずカフェ空間や会員制フィットネスそしてフレンチレストランなどホテルには魅力が詰まっています。

宿泊だけの空間にするのは少しもったいない空間です。

打ち合わせにおけるカフェや待合せのロビーなど。グランドホテルと呼ばれる多機能のホテルにはそこで全ての体験が完結するくらい全てが揃っていてその世界に触れることは少しだけライフスタイルを上質にしてくれるかもしれません。


私はこのnoteを通しその魅力を伝えて行ければと思っています。



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