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米国ポートランド移住と暮らしの話

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移住とポートランドの暮らしの中で気づいたあれこれを徒然なるままに書いています。
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#海外移住

鎌倉から米ポートランドに移住しました①〜移住先を決めるまでにやったこと〜

鎌倉から米ポートランドに移住しました①〜移住先を決めるまでにやったこと〜

今年の8月、鎌倉から米・ポートランドに移住しました。

結婚を機に鎌倉に住み始めてから10年。鎌倉で働いて、子どもも生まれ、多くの家族と触れ合うようになり、なんとなく街の中に自分の居場所を見つけ関わり方も見つけ、そんな中、新しい場所に暮らしを移しました。

移住者になりました。移住者になるということは、またいちから街を知り、関わり方を見つけることを始めるということ。

いくら家の中が心地よくても、

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海外移住の進め方。学校、家、引っ越しなど。【鎌倉から米ポートランドに移住しました②】

海外移住の進め方。学校、家、引っ越しなど。【鎌倉から米ポートランドに移住しました②】

3部作の第2回目は、実際の移住活動の話です。約2年におよぶ移住活動になりますが、要点だけ(話せる範囲で)お伝えしていきます。この移住活動については、移住する国や家族の形態、置かれている仕事の状況によって汎用性がない話も多いのですが、可能な範囲で公開します。

前回の記事はこちら

順に書いていきますが、まずは予備情報。

【我が家の置かれていた状況】

・子ども2人と夫婦の4人家族(子どもは移住時

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移住して2ヶ月間を振り返って。良かった出来事と予想外だった話。〜鎌倉から米ポートランドに移住しました③

移住して2ヶ月間を振り返って。良かった出来事と予想外だった話。〜鎌倉から米ポートランドに移住しました③

鎌倉からポートランドに移住して2ヶ月が経ちました。季節は紅葉シーズンまっただなかです。

1ヶ月経った頃にそろそろ書こうかと、移住するまでの事を書き始めたはいいものの、気づけばあっという間に2ヶ月が経ってしまいました。

移住するまでの事をまとめた記事はこちら。

移住についてのインタビュー記事はこちら。

移住して2ヶ月は、とにかく新しい街と暮らしに慣れること、そしてカルチャーに触れ馴染むことに

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海外移住の時、荷物をどうするか?日本から持っていって良かったものリスト

海外移住の時、荷物をどうするか?日本から持っていって良かったものリスト

鎌倉からポートランドに移住するとき、いま思い返すといちばん大変だった事が、荷物の分別と整理でした。どれぐらい大変だったかというと、こちらに来てからもモノを増やすこと、所有すること、買うことを毎回ためらい、熟考するぐらいに。そして自分たちにとって必要なものか、有益なものか、そしてそれを所有すること(所有しなくなること)が広義で良いことなのかを半年前とは比べものにならないくらいに考えるようになりました

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移住後にはゴールデンタイムが存在する。その生かし方を考えてみた。

移住後にはゴールデンタイムが存在する。その生かし方を考えてみた。

私が米国ポートランド に移住をして今年の夏で2年になる。

暮らしのフィールドを大きく変化させたとき、新たに住む場所は目にするものすべてが新鮮でキラキラと輝くか、あるいは対局の認知として異物として違和感を覚えるかどちらかだ。

匂い、色彩、鳥のさえずりやサイレンなど街の音、風の肌触りなど五感で捉えるすべてのものが変わる場所に、移住したときにゴールデンタイムが生まれる。自分の感性が全開となり、目にす

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海外移住は小学生1年生の「はじめてのおつかい」だ。大変だったことを振り返る。

今年の夏で、ポートランドに家族で移り住んでから3年になる。
その2019年の夏から半年でコロナがやってきた我が家。
移住後にやーっと暮らしが落ち着いてきた。ライフラインができてきたぞ。と思った矢先に、COVID-19のステイホーム生活で街に出られなくなり、オンライン学習と共に家庭保育が始まり、さらにはBLACK LIVES MATTERのプロテストが盛り上がり、大統領選があり、落ち着いたと思ったら

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『家庭保育しながらリモートワーク生活』からの卒業〜働く母の家庭保育ハック〜

『家庭保育しながらリモートワーク生活』からの卒業〜働く母の家庭保育ハック〜

日本だけではなく世界各国で猛威を奮っているデルタ株。アメリカ西海岸も例外ではない。が、ワクチン接種率の高いポートランドでは増えてはいるものの、1年半ぶりに9月から、公立小学校がフルタイムで再開をした。我が家は小学校2年生と4歳児なので、9月1日から長男は登校をはじめ、先週から次男は1年半ぶりに保育園に復帰した。

正直コロナと健康への不安はつきない。でも前進をした。

コロナと家庭保育とリモートワ

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住居は箱ではなく、人間関係のHUB。移住と住まいの選び方。

住居は箱ではなく、人間関係のHUB。移住と住まいの選び方。

2019年に鎌倉からポートランドに引っ越したのを始まりとして、2020年、2021年と毎年夏に引っ越しをしている。理由は毎回異なれど、3年連続で3回引っ越しをするのは、決して引っ越し好きではない私にとっては、なかなか難儀だ。

学区や仕事を優先して引っ越しをする時、もっとも大事な要件は何はさておき間取りではないか。家族のライフステージに合わせた最適な住居空間をいかにつくるかが引っ越しの家族会議のテ

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ポートランドに移住して1年。私の暮らしから消えたもの。変化したこと。

ポートランドに移住して1年。私の暮らしから消えたもの。変化したこと。

米国ポートランドに家族で移住をしてから1年が経った。暮らしと考え方が確実に変化した1年だった。ここで一度、私の暮らしの中から消えたもの、変化したことを棚卸ししておきたい。

暮らしの中でプラスチックに出会うことが減った。部屋の中に残ったものが目立つぐらいまでには。プラスチックにまつわる変化については、以前こちらのnoteにまとめたので詳細は割愛する。

1年経ったいま、家の中を見渡して見るとやはり

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移住、COVID-19、プロテスト。私が海外で暮らしたかった理由をやっと言葉にできた。

移住、COVID-19、プロテスト。私が海外で暮らしたかった理由をやっと言葉にできた。

先日、日経ARIAでポートランドの移住の話やリモート経営となった経緯を書かせていただいた。

このコラムを書いたとき「なぜポートランドに移住したんだっけ?」と自分に問うた。いやこのときに限らず、何度も問い答えてきた。つい最近までの私は「家族で海外で暮らしてみたい」という言葉しか持ち合わせてはいなかった。

だって暮らしたことがなかったのだから。移住した先に何が待っているか、何が得られるか、何が家族

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ポートランドで出会うことになったコロナがある日常。

ポートランドで出会うことになったコロナがある日常。

我が家が日本からポートランド に移住をしたのは、2019年の8月。そのときにまさか国境が閉鎖されるような状況がやってくるとは思いもしなかった。

ポートランド で今経験していること、今この時の想いを忘れないように綴っておく。海外で暮らすことのリスクや現実も少し触れることになるだろう。

はじまりは日本への帰国の中止だった3月7日のポートランドー成田便を予約をしていた。仕事のため家族は残してひとり、

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移住事業をやっていたら、海外移住することになった話(移住のススメ!)

移住事業をやっていたら、海外移住することになった話(移住のススメ!)

カヤックLiving代表になったのが2017年秋、2018年の6月には移住スカウトサービス「SMOUT」を立ち上げました。

移住事業の結果の移住なのか、移住したかったからカヤックLivingでSMOUTを立ち上げたのか、最近ではわからなくなりつつありますが、事実は後者です。

かねてから、私個人の移住についてはいろいろなところで書いています。

移住は千差万別だ。わたしの移住の話。

定住ではな

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