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ポートランド移住と暮らしの話

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#ポートランド

海外移住は小学生1年生の「はじめてのおつかい」だ。大変だったことを振り返る。

今年の夏で、ポートランドに家族で移り住んでから3年になる。
その2019年の夏から半年でコロナがやってきた我が家。
移住後にやーっと暮らしが落ち着いてきた。ライフラインができてきたぞ。と思った矢先に、COVID-19のステイホーム生活で街に出られなくなり、オンライン学習と共に家庭保育が始まり、さらにはBLACK LIVES MATTERのプロテストが盛り上がり、大統領選があり、落ち着いたと思ったら

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エシカル とオムツ。ポートランドで出会った布おむつリユースの話。

エシカル とオムツ。ポートランドで出会った布おむつリユースの話。

今日のMTGで廃棄物における、おむつの廃棄料の占める割合の話になった。環境省によると、2015年度時点で、一般廃棄物に占める紙おむつの割合は4.7~5.1%。2030年度には、一般廃棄物に占める紙おむつの割合は7.1~7.8%まであがるという(※1)。

ああ、そうだった。忘れてた。

ポートランドに移住して間もなく2年となるが、当時は息子はまだ2歳でオムツの頃だった。その頃、あれま!と驚いたオム

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移住後にはゴールデンタイムが存在する。その生かし方を考えてみた。

移住後にはゴールデンタイムが存在する。その生かし方を考えてみた。

私が米国ポートランド に移住をして今年の夏で2年になる。

暮らしのフィールドを大きく変化させたとき、新たに住む場所は目にするものすべてが新鮮でキラキラと輝くか、あるいは対局の認知として異物として違和感を覚えるかどちらかだ。

匂い、色彩、鳥のさえずりやサイレンなど街の音、風の肌触りなど五感で捉えるすべてのものが変わる場所に、移住したときにゴールデンタイムが生まれる。自分の感性が全開となり、目にす

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ポートランドで出会うことになったコロナがある日常。

ポートランドで出会うことになったコロナがある日常。

我が家が日本からポートランド に移住をしたのは、2019年の8月。そのときにまさか国境が閉鎖されるような状況がやってくるとは思いもしなかった。

ポートランド で今経験していること、今この時の想いを忘れないように綴っておく。海外で暮らすことのリスクや現実も少し触れることになるだろう。

はじまりは日本への帰国の中止だった3月7日のポートランドー成田便を予約をしていた。仕事のため家族は残してひとり、

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移住して見つけた、暮らしをハッピーにするもの。これがあったら、日本での事業と暮らしは変わる!?

移住して見つけた、暮らしをハッピーにするもの。これがあったら、日本での事業と暮らしは変わる!?

ポートランド雑記です。

日本に住んでいたときとは違って私の日常になったものの中で「あー、これが普及したら、日本のビジネスと暮らしが変わりそう(変わった)」と思ったモノやサービスを、まだ感覚が旬なうちに記録しておこうと思います。

今まで日常になかったもの、知っていたけどこれほどまでとは!と驚いたもの、ネットとリアルいろいろです(初心者ゆえ、海外生活に馴染みのある方には釈迦に説法だと思います。ご容

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移住とプラスチックと私

移住とプラスチックと私

ポートランドに移住してから半年、我が家、とりわけ私に起こった変化を書き留めていこうと思う。最初のテーマとして、これを書かないわけにはいかない。

テーマは「プラスチック」だ。

多くの海外への移住者が、移住してから暮らしの「プラスチック」問題と対面しているに違いない。散々論じられている事でもあるかもしれない。私も例外ではなく、日本と、いま私が住む街の「プラスチック」を取り巻く環境は異なり、暮らしが

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タイニーハウスホテル@ポートランドを訪ねてみた

タイニーハウスホテル@ポートランドを訪ねてみた

この記事「新婚旅行のホテルがタイニーハウス!? greenz peopleがポートランドで出会った完璧すぎるタイニーハウスホテルをレポート!」を読んで以来、ポートランドで一度は泊まってみたいと思っていたタイニーハウスホテルに行ってきました。

CARAVAN https://tinyhousehotel.com/

ポートランドはタイニーハウスムーブメントの発祥の地。住宅や暮らしの事業に関わる私が

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海外移住の時、荷物をどうするか?日本から持っていって良かったものリスト

海外移住の時、荷物をどうするか?日本から持っていって良かったものリスト

鎌倉からポートランドに移住するとき、いま思い返すといちばん大変だった事が、荷物の分別と整理でした。どれぐらい大変だったかというと、こちらに来てからもモノを増やすこと、所有すること、買うことを毎回ためらい、熟考するぐらいに。そして自分たちにとって必要なものか、有益なものか、そしてそれを所有すること(所有しなくなること)が広義で良いことなのかを半年前とは比べものにならないくらいに考えるようになりました

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移住して2ヶ月間を振り返って。良かった出来事と予想外だった話。〜鎌倉から米ポートランドに移住しました③

移住して2ヶ月間を振り返って。良かった出来事と予想外だった話。〜鎌倉から米ポートランドに移住しました③

鎌倉からポートランドに移住して2ヶ月が経ちました。季節は紅葉シーズンまっただなかです。

1ヶ月経った頃にそろそろ書こうかと、移住するまでの事を書き始めたはいいものの、気づけばあっという間に2ヶ月が経ってしまいました。

移住するまでの事をまとめた記事はこちら。

移住についてのインタビュー記事はこちら。

移住して2ヶ月は、とにかく新しい街と暮らしに慣れること、そしてカルチャーに触れ馴染むことに

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海外移住の進め方。学校、家、引っ越しなど。【鎌倉から米ポートランドに移住しました②】

海外移住の進め方。学校、家、引っ越しなど。【鎌倉から米ポートランドに移住しました②】

3部作の第2回目は、実際の移住活動の話です。約2年におよぶ移住活動になりますが、要点だけ(話せる範囲で)お伝えしていきます。この移住活動については、移住する国や家族の形態、置かれている仕事の状況によって汎用性がない話も多いのですが、可能な範囲で公開します。

前回の記事はこちら

順に書いていきますが、まずは予備情報。

【我が家の置かれていた状況】

・子ども2人と夫婦の4人家族(子どもは移住時

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移住事業をやっていたら、海外移住することになった話(移住のススメ!)

移住事業をやっていたら、海外移住することになった話(移住のススメ!)

カヤックLiving代表になったのが2017年秋、2018年の6月には移住スカウトサービス「SMOUT」を立ち上げました。

移住事業の結果の移住なのか、移住したかったからカヤックLivingでSMOUTを立ち上げたのか、最近ではわからなくなりつつありますが、事実は後者です。

かねてから、私個人の移住についてはいろいろなところで書いています。

移住は千差万別だ。わたしの移住の話。

定住ではな

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鎌倉から米ポートランドに移住しました①〜移住先を決めるまでにやったこと〜

鎌倉から米ポートランドに移住しました①〜移住先を決めるまでにやったこと〜

今年の8月、鎌倉から米・ポートランドに移住しました。

結婚を機に鎌倉に住み始めてから10年。鎌倉で働いて、子どもも生まれ、多くの家族と触れ合うようになり、なんとなく街の中に自分の居場所を見つけ関わり方も見つけ、そんな中、新しい場所に暮らしを移しました。

移住者になりました。移住者になるということは、またいちから街を知り、関わり方を見つけることを始めるということ。

いくら家の中が心地よくても、

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