メタル君の「今日の精神医学豆知識！」(111)-(115)
皆様、こんにちは。鹿冶梟介(かやほうすけ)です😆
相棒のメタル君(メタルスライム)が、Twitterで毎朝呟いている「精神医学豆知識」の総集編です。
今回は第111回から115回までのネタのまとめです！
12月もいよいよ後半に突入！
クリスマス🎄&正月🎍と、イベント盛りだくさんでウキウキしてきますね！
…が、クリスマスや正月とは全く関係ないネタです(すみません…😅)
Note民の皆様も、ご興味があれば是非小生のTwitterを覗いてみてください☺️
Twitter民の皆様も、Twitterでは語りきれなかった【メタルのおまけ】がございますので、ご興味があれば是非お読みください！
【今日の精神医学豆知識集！(その23)】
111.子供の心因性視力障害の治療は本人だけでなく、家族も含めた家族療法が必要だよ。一般的にストレスの原因がなくなれば症状はなくなるよ。 大抵症状は一時的なものだから、「視力低下」に注目するのではなく、本人のストレスに向き合ってあげよう。
【メタルのおまけ】
心因性視力障害を患う子供の多くは、親に対して従順で自己主張しない、いわゆる「いい子」が多い気がするな。言葉で言えないから、症状でヘルプサインを出しているのかもしれないよ。
↓いい子をやめれば幸せになるかも？
112.エルペノル症候群(仏: syndrome d'Elpenor)って知ってる？飲酒による半覚醒状態で、重大事故を起こすことだよ。具体的には飲酒した後、一旦眠り込んだ後に寝ぼけ状態になって動き回るんだ。病的酩酊に分類されるよ。週末の鹿冶先生...、大丈夫かな?
【メタルのおまけ】
ちなみに「エルペノル」とは、ホメロス叙事詩「オデュッセイア」の登場人物エルペノルに由来するよ。エルペノルは酒に酔って宮殿の屋根の上で眠り、目が覚めた時にあやまって転落して首の骨を折って死んだんだ…。正気に戻った時は、冥界にいたそうだよ。酒の飲み過ぎには注意だね！
↓ギリシャ神話のキャラクター図鑑だそうです！(ギリシャ神話面白い)
113.クライネ・レヴィン症候群って知ってる?主に青年期の男性に現れる過眠症で、数日から数週間続く眠気に、過食・不機嫌・集中困難・逸脱行為・性欲亢進を伴うよ。病相期ではない間欠期では、こういった症状が全くないんだって。不思議だね！
【メタルのおまけ】
クライネ・レヴィン症候群は有病率は100万人に1-2名のまれな疾患だよ。治療法は確立されていないけど、躁鬱病に使用される炭酸リチウムが奏功するという報告があるよ。ほとんどの症例が30歳ごろには症状は消失するそうだよ。…これもなんだか不思議だね。
↓昔話「三年寝太郎」は、ひょっとしてクライネ・レヴィン症候群だった…?なんて想像をすることがあります。
114.施設症(英: institutionalism)とは、収容保護や長期入院が心身に及ぼすことで、児童では発育不全・情緒不安定、精神科患者では自閉・常同行為、老人では退行・依存・認知機能低下をおこすよ。別名ホスピタリズムとも言うよ。
【メタルのおまけ】
長期間施設に入っていると様々な問題が生じるから、なるべく社会に戻したほうが良いのは分かるけど、中には症状が重度かつ不安定なため社会生活が困難な患者さんがいることも事実だよ。ちなみに米国イリノイ州ではコストカットのため州営の精神科病院2ヶ所、メンタルクリニックを6ヶ所閉鎖したらところ、刑務所の収容人数が増えた…、という笑えない話があるよ😖
↓未読ですが、なかなか興味深い！
115.抑留精神病(独: Internierungspsychose)は、長く抑留された捕虜や避難民が起こす精神障害で、不安から攻撃的になって集団的に興奮する時期と、不活発で鈍感になる時期の2段階から成るよ。
【メタルのおまけ】
捕虜や避難民はその不幸な境遇から精神的に不安定になることは昔から知られていたよ。ロシアによるウクライナ侵攻で、多くの捕虜や避難民が生まれていることを想像するととても悲しくなるよね…。
↓戦争捕虜映画といえば、「戦場のメリークリスマス」ですね。
↓Prime Videoでご視聴の方はこちら！
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【メタル君の考察】
今回は心因性視力障害、エルペノル症候群、クライネ・レヴィン症候群、施設症、抑留精神病について紹介したよ。
…、なんだか全体的に雑駁なテーマだったね😅
(クリスマスに合わせたネタにしたくて、最後はちょっとこじつけてビデオを紹介してみました…。)
これからもマニアックな精神科ネタをツイートするね！
↓素敵なお皿ですね。お正月用にいかがでしょうか？
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