メタル君の「今日の精神医学豆知識!」(76)-(80)
皆様、こんにちは。鹿冶梟介(かやほうす😆け)です。
Twitterで相棒のメタル君(メタルスライム)が、毎朝呟いている「精神医学豆知識」のまとめでございます。
今回は第76回から80回までのネタをまとめております!
日頃まったく必要ないトリビアが多いのですが、それでも「雑学」って人生を豊かにしますよね。
note民の皆様も、ご興味があれば是非私のTwitterを覗いてみてください☺️
Twitter民の皆様も、Twitterでは語りきれなかった【メタルのおまけ】がございますので、ご興味があれば是非お読みください!
【今日の精神医学豆知識集!(その16)】
【メタルのおまけ】
典型的なうつ病では、不眠(早朝覚醒)、食欲低下(体重減少)を認めるけど、双極性障害におけるうつ状態では、睡眠・食欲については過剰になる傾向があるよ。気分の落ち込んだときに、寝過ぎたり、食べ過ぎたりする場合は、躁うつ病を疑った方がいいかも?
↓当事者による4コマ漫画ですが、とてもわかりやすかったです。
【メタルのおまけ】
かつて躁うつ病(双極性障害)は、それほど多くないと考えられていたけど、双極性II型障害という概念が導入されてから有病率が増えたよ。双極性II型障害は、軽い躁状態とうつ状態を繰り返す病気だけど、患者さんは「軽い躁」を「病気」と思わないため、主治医に「軽躁」について報告しないことが多いんだよね…。
↓双極性障害を英語でBipolar Disorderと言いますが、両極熊(Bipolar Bear)のトレーナーだそうです(ちょっと欲しいかも)。
【メタルのおまけ】
これは双極性障害の初発症状が「うつ状態」であることが多いので、ある意味仕方ないかな…?医師側は「うつ」を診たら過去の躁状態の有無を確認するけど、躁状態の時って患者さん自身はあまり困らないから、診察時に異常を訴えないからね…。厚生労働省が「双極性障害(躁うつ病)」について簡単に紹介しているので、ここに書いてある状態にピンときたらうつ病よりも「双極性障害」を疑った方がいいかもしれないよ。
↓厚生労働省のHPです。わかりやすいです。
【メタルのおまけ】
古典的躁病はハイテンションで最高の気分になる躁うつ病(双極性障害)だけど、イライラ、不快が前景に現れるタイプの躁うつ病もあるよ。この場合、リチウムより抗てんかん薬であるバルプロ酸が効くことがあるけど、エビデンスレベルは低いよ。
↓「ハイテンション」と「ハイパーテンション(高血圧)」は違います。
【メタルのおまけ】
甲状腺ホルモンは新陳代謝を活発にさせるホルモンで、不足すると脈拍や体温の低下、倦怠感、気分の落ち込み、便秘などの症状が現れるよ。リチウム投与中に「なんだか元気がない」場合、鬱症状なのか甲状腺機能低下なのか鑑別することが大切だよ。
↓「へちま」で擦って、新陳代謝促進!?
【メタル君の考察】
今回は躁うつ病(双極性障害)に関するつぶやきが多かったね。
今更だけど、躁うつ病について聞いたことがあるかな?
躁うつ病は、ハイテンションで活動的な「躁状態」と、憂鬱で無気力な「うつ状態」を繰り返す病気だよ。
「うつ状態」だけなら「うつ病」だけど、「躁状態」が現在または過去にあると「躁うつ病」の診断が下されるよ。
「躁状態」の時は、とても気分が良いので本人は困ることが少ないけど、出来もしない約束、浪費、性的奔放などなど、軽挙妄動による失敗を起こしやすく、あとでひどく後悔するんだ…。
それゆえ、躁状態のあとのうつ状態は深くなりやすいんだよね😖
みなさんもテンションが上がりすぎる時は、自らの行動を振り返ってみようね。
↓記事は関係ないですが、これ欲しいです…。
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