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2021年2月の記事一覧

昼食を食べようと外に出てみたらどこも見事に満席であえなくコンビニで済ますという虚無を味わった人は多い事だろう。

昼食を食べようと外に出てみたらどこも見事に満席であえなくコンビニで済ますという虚無を味わった人は多い事だろう。

 三丁目昼食戦争は激戦の様相を呈していた。

 事は一年前。バッファロー亭とカウカウ軒の骨肉の争いに端を発する。
 両店はいずれも中華飯店であったが、バッファロー亭は炒飯、天津飯、中華丼などの米系商品が、カウカウ軒は餃子、焼売、小籠包などの天津商品が売りであり、それぞれ住み分けができていた。

 ところがある日、バッファロー亭が急に天津系商品を推すようになる。何があったと食してみれば仰天。カウカウ

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極論を事をいえば人間衣食住が満たされればそれで十分という気もしなくはないが俺には無理だ

極論を事をいえば人間衣食住が満たされればそれで十分という気もしなくはないが俺には無理だ

 息子を殴ったのは後にも先にもこの時だけだった。

「百姓なんてみっともない事やっていられないよ」

 その言葉を聞いた瞬間に思わず手が出た。叩いた掌が燃えるように熱かった事を覚えている。小さい頃は一つの怪我もしないよう大切に育てた我が子を自ら傷つけるという行為に私は震えたが、それでも、そうしなくてはならなかったと今でも思う。

「食べるもん育てんのが何でみっともないんじゃ!」

 息子が少しでも

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主観でしか述べられていない為気が付きにくいが主人公もそれほど仕事ができるわけではないしタスクを処理できていない以上彼らと同じ穴の狢なのである

主観でしか述べられていない為気が付きにくいが主人公もそれほど仕事ができるわけではないしタスクを処理できていない以上彼らと同じ穴の狢なのである

 朝起きて思案を巡らすのは仕事についてである。
 少しばかり神経質なきらいがあるが別段生真面目な質というわけでもないのにどうして労働などについて頭を悩まさなければならないのかというと職場の人間が甚だ度し難いからである。奴らの想像を絶する破天荒業務に俺はいつも閉口しなければならず、それが今日も始まるとかと思うと、目が覚めた途端に嫌でも想像し苦悩してしまう。あぁ嫌だ嫌だと唾棄を催しながらボロのスーツに

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