河野 裕輔

サラリーマン業の傍らV3リーグ 長野ガロンズのテクニカルアドバイザーとVTVでバレーボ…

河野 裕輔

サラリーマン業の傍らV3リーグ 長野ガロンズのテクニカルアドバイザーとVTVでバレーボール男子Vリーグの解説、エール❗️というコラムのお仕事をやらせて頂いています。 日本人ですが日本語は上手くありません。生ぬるい目でお楽しみください。

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自己紹介

初めまして。JTで働きながらオーカバレーボールスクール埼玉校でコーチをしながらVTVでたまーにVリーグ男子バレーボール大会の解説をさせて頂いております河野 裕輔(かわの ゆうすけ)と申します。 1975年8月1日生まれの45歳。 バレーボールを始めたのは小学校5年生でした。 以下所属チームになります。 小学校 古河4ますらおクラブ 中学校 古河市立古河第二中学校 ここまで茨城県 高校  足利工業大学附属高校(栃木県) 大学  中央大学法学部政治学科 Vリーグ JTサンダ

    • 「組織」と「個」

      みなさんこんにちは。久しぶりのnoteになります。 今回のテーマは「組織」と「個」についてです。先般行われた天皇杯・皇后杯の男子決勝において、このテーマにふさわしいゲームが行われたため、本稿を書かせていただく。なお、以下にアーカイブのリンクを貼らせていただくので良かったらご確認頂きたい。 ◆現代バレーにおける「組織」の概念 現代バレーにおける組織プレーとは、大雑把に言えば「トータルディフェンス」と「4枚攻撃」に代表されるのではないか。この組織的に動いていくプレーを円滑に

      • Vリーグ男子D1 第2節を終えて

        久々の投稿になります。河野です。 今回は10月15日から始まりましたVリーグ男子D1、第2節を終えた段階での感想を簡単ではありますが、述べたいと思います。 ■1番の違いは『昨年の下位チームが素晴らしい成長を見せている』です。昨年は戦術にしても、ゲームプランにしても、上位チームのスタンダードと下位チームのスタンダードには明確な差がありました。ざっくりと分析すると、まず攻撃参加の枚数が違う。オフェンスシステムのデザインが違う。そしてブロックシステムが違う、さらにサーブ戦術の精

        • アジア選手権中国戦の敗戦から学ぶ

          久しぶりの投稿になります。河野です。  今日は昨日のアジア選手権、日本-中国において1-3で敗戦した要因について考えたい 直接の敗因はいくつか考えられるが、 ・サーブ効果率の低さ ・対フローター系のレセプションの不安定さ ・被ブロックの多さ この辺りが中垣内監督や有識者のコメント、SNSで多く見られた意見だと思う。特に対中国となった場合、高さにやられたという意見を多く見る。 では得点源の西田がいないから負けたのか?確かにそういった側面も考えられるであろう。個で状

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          バレーボール元選手がコーチをやってみたら②

          皆さんこんにちは。河野です。 今日は、河野的緩い指導論です。 私はお金を頂いて技術指導させて頂く事を仕事にしています。その中で大切にしている事は ・選手は生徒ではない、ビジネスパートナーである ・短期的成果を求めすぎない ・怪我のリスクは最小限に 大きくこの3つです。 1、選手は生徒ではない、ビジネスパートナーである  選手がいないとチームになりません。最大限の敬意を払いながら競技力の向上を目指します。 ですから体罰、暴言は私の指導では忌避されるものとして捉えて

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          ポーランド戦で日本が手に入れたもの

          こんにちは。河野です。 昨日のポーランド戦、結果を見たら0-3のストレート負けでしたが、TV観戦していた私には非常に多くの物を手に入れた試合にうつりました。大きく5点。 ・世界最高峰レベルのサーブで殴って貰えた ・ポーランドの強固なディフェンスが経験できた ・トータルディフェンスが機能できない時の課題が見つかった ・トランジションアタックのお手本とも言えるプレーを体験できた ・出場メンバーのやれる!という手応え 1.世界最高峰レベルのサーブで殴って貰えた 見て

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          打つ時に『止まる』魔法のトス

          皆様こんにちは。河野です。 今日はスパイカーにとって『良いトス』をちょっとだけ考えてみたいと思います。(昔話も入ります) 1.良いトスの定義って? もちろん得点できる、得点しやすいトスが良いトスとされています。後はブロックがつきづらいトスも良いトスとされています。そして『ハイキュー!』でも触れていましたがスパイカーが100%の力が発揮出来るトス、これもまた、良いトスです。 総合すると、スパイカーが100%の力が発揮できて、ブロックがつきづらいトス。が良いトスなのでは?

          打つ時に『止まる』魔法のトス

          全日本男子の「メガ進化!」

          皆さんこんにちは。河野です。 今日は昨日放映がありましたVNL 日本vsロシアを見て、全日本の変貌に驚きを禁じ得ない自分がいまして、今までとの比較(主観です)と、昨日の感想を少しだけ。(今日は長いです!) 1、日本男子バレーのメガ進化! 今期の全日本を見ていると、2019年の進化の流れが順調に来ているということがわかります。 なぜなら「世界のバレーボールに対して対応できている」からです。 戦術的なものですと ・4枚攻撃の標準装備 ・リードブロックを主としたトータ

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          バレーボール元選手がコーチをやってみたら①

          皆様こんにちは。河野です。 今回は私がとあるチームのコーチとして関わらせて頂ける事になった経緯と強化についてのお話です。 ■チームとの出会い 2年くらい前でしょうか。私の所属する『オーガバレーボールスクール』に埼玉の川口で練習しているチームからの依頼でコーチを探しているというお話を頂き、アルバイト感覚で受けたのが最初でした。 某企業様の社内チームであり、練習時間は2時間。選手は全員で10名程度。30歳以上、40代がメインで、高校カテゴリ以上経験者は3名でした。試合カテゴ

          バレーボール元選手がコーチをやってみたら①

          2020-2021シーズンにおけるバレーボールの変化(ゆるい戦術論)と今後に向けた提言

           皆様こんにちは。河野です。 今回は、2020-2021Vリーグ男子の戦術につきまして、私見100%のゆるい戦術論を述べたいと思います。 1.全体的に言えること  今シーズンのV1リーグにおいて、上位チームとそれ以外のチームを比べると、明確な違いがありました。それは、『流行に乗れているかどうか』です。 流行が良い悪いは別として、大きく2つの流行がありました。  一つは、トータルディフェンスが機能しているかどうか。ミドルの重要性が非常に高かったリーグでした。これが機能する

          2020-2021シーズンにおけるバレーボールの変化(ゆるい戦術論)と今後に向けた提言

          2020-2021シーズン 戦評まとめ番外編2 2月14日 V2リーグ

          皆様こんにちは。河野です。 今回は最近Twitterを賑わせている『がろ』が非公式でキャラクターになっている長野ガロンズとV2王者富士通の試合を振り返る番外編とさせて頂きます。 ▪️2021年2月14日 長野ガロンズVS富士通カワサキレッドスピリッツ 結果を見たら0-3で富士通のストレート勝ちでしたが、内容的には長野ガロンズにも勝機は十分にあった試合でした。 個人的に勝負の決め手となったのは富士通4番の柳田のスパイクでした。  ライトからあれだけ決められたら展開は富士

          2020-2021シーズン 戦評まとめ番外編2 2月14日 V2リーグ

          2020-2021シーズン 戦評まとめ 2021年 3月12.13日

          皆様こんにちは。河野です。 今回はリーグ終盤、チャレンジマッチ行き回避の為には絶対に落とせないこの2試合を振り返ります。 ▪️2021年3月12日 大分三好ヴァイセアドラーVS VC長野 試合は1-3でアウェイのVC長野トライデンツの勝利でした。以下総評になります。 まずはホームの大分三好ヴァイセアドラー。 第一セット序盤からのサーブ攻勢に成功。受け身になったVC長野に対しバグナス、ストックトン、山田の3本柱で切り崩した。 サーブで崩してブロックで仕留める理想的な展

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          2020-2021シーズン 戦評まとめ 番外編 2月20日 長野の大接戦

          皆様こんにちは。河野です。 今回は私が解説した試合ではないのですが、非常に良い試合でしたので後から見返して書いた戦評になります。 ▪️2021年2月20日 VC長野VS東レアローズ VC長野対東レアローズ見終わりました。 見てる方も手に汗握りながらでした。 疲れました(笑) 選手、チームの皆様、現地入りしていた皆様、お疲れ様でした❗️ 以下簡単な総評です。 結果はVC長野1-3東レアローズ。 各セット大接戦。特に2セットは40点台と、何のスポーツか分からない得点

          2020-2021シーズン 戦評まとめ 番外編 2月20日 長野の大接戦

          2020-2021シーズン 戦評まとめ 2021年 2月19.20.21日

          皆様こんにちは。河野です。 前回に引き続き、2021年2月の3連戦を振り返ります。 なかなか見やすくまとめられずすみません。 1試合ごと、とかの方が見やすいのかな。 良かったらご意見を聞かせて下さい。 ▪️2021年2月19日 VC長野VS東レアローズ 今日は東レアローズがやりたい事がほぼ出来たのでは?という位のスタッツでした。正確なサーブレシーブからの藤井のトス回しは秀逸 リズム良くサイドアウトが取れている為サーブもしっかりと攻める事が出来ていました。 サーブで崩

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          2020-2021シーズン 戦評まとめ2

          皆様こんにちは。河野です。 写真は先日見た横浜のガンダムです。 内容とは一切関係ありません。 今回も前回に引き続き今シーズンの戦評をまとめて行きますのでお付き合いの程宜しくお願い致します。 ▪️2021年1月24日 東レアローズVSサントリーサンバーズ セットカウントは0-3でサントリーが取りましたが内容的にはどちらが勝ってもおかしくない展開でした。試合を分けたのはトランジションの展開でした。 まずはホームの東レアローズ 途中高橋に代わって富松、小澤に代わって米山

          2020-2021シーズン 戦評まとめ2

          2020-2021シーズン 戦評まとめ1

          こんにちは。河野です。 今日は、シーズンオフでもVTVのアーカイブ見る!と言う方に向けて、今シーズン河野が解説した試合の戦評をまとめてアップさせて頂きます。尚、当時の感想をそのまま残したい為、Twitterをそのままコピペして、事後加筆、修正は敢えてしてません。 書いてある内容は100%私の主観です。 日付と対戦チーム、戦評という内容です。 試合をご覧になる前に見るもよし、試合後に見るもよしです(笑)では今シーズン私が解説させて頂いた試合のみですがお付き合いください。

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