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山形 甑岳 滝行 初体験 感想記・御護摩祈祷 参拝記

【令和6(2024)年4月23日  加筆版】

ごきげんよう。
秋の実りを感じる今日この頃。
いかがお過ごしでしょうか。

今回は筆者が滝行を初体験してきた感想話などをしようと思います。
よろしければ、どうぞお付き合いくださいませ。

筆者は神道系大學在籍中・神職資格過程履修時に
みそぎはらえの重要性を教えられまして
神社実習で禊行を経験しました。

みそぎ
身体を洗いすすぐことで、身についた凶事や罪穢を除去して清めること。
記紀(筆者註:古事記・日本書紀)でイザナギが黄泉国から帰ったとき、その穢を祓うためにはら (紀ではあわぎはら) でみそぎはらえをしたことが神話的起源とされる。みそぎはらえは一連の行為・観念であることから、禊祓と称することが多い。また両者は混同されることもあるが、本来は別であるとされている。
祓(はらえ):心身についたつみけがれみそぎなどの儀礼や唱え言葉によって取りはらい清浄にすること。
穢(けがれ):汚れて悪しき状態。清浄の反対の観念。神道においてはまれる状態。古来、罪は人的行為によるものであるが、穢は自然発生的現象によるものであり、汚濁(おだく)が身につくことで、個人のみならず社会的にも災いをもたらすと考えられた(中略) 最近の民俗学ではケガレを〈ケ=気〉が枯れた状態、すなわち「気枯れ」と とらえる見方も一部に出されている。

出典:國學院大學日本文化研究所編
『縮刷版 神道事典』(9刷)より引用 


神職資格を拝受(取得)・卒業後に神社に奉職(就職) 致しますと、
そこから神職としての本格的実践の各研修・実習がはじまり、
全国各地の神職さんが所属している都道府県各神道青年会にて
神道行法の禊錬成研修会が行なわれていたりします。

【一例参照記事】

記事元:「神社新報」新聞ウェブサイトより

筆者は神社奉職のご縁はなかったので、以上のような神職各研修・実習・教養講座などに参加することはできませんので、大學在籍時に教わった知識・体験以上の神職的実践をすることは叶いませんが、幸いなことに長きに渡り神社助勤(短期アルバイト)者として祭典奉仕をはじめ記念御朱印日のお手伝い・年末年始など一定短期間のご奉仕を一回りほどしていたご縁がありましたので、これらの神職的経験を踏まえつつ、諸々独習しながらできる範囲の実践をしておるところでございます。

自宅の神棚にて行う毎月のお祭りの前には、浴室で洗面器にお水(体調によってはお湯)を溜めて身体にかける お清めのみそぎをしているのですが、行法としては本格的な禊ではないため、神社・寺院様で行われている禊行・お滝行をしたいと思っておりました。

個人的なお話で恐縮なのですが、お蔭さまで最近になってようやく長年患っていた病気が寛解いたしましたので、以前から禊行・お滝行体験をしたいと思ってお調べして見つけました所に参拝しようと思っていたのですが、
今年も体験中止のお知らせがなされておりましたところ

以前に旧暦の基礎的知識のお勉強がしたく受講した一講座にて御縁がありました修験宗寺様のSNSにて、お滝行ご案内のお知らせを拝見したので
やるなら今でしょ!と思い、迷わずご指導をお願い致しました!

出典:ハッピープラン・ネット
LINEスタンプより



修験宗寺様のご紹介

お世話になりましたところは、山形県東根市にございます
宗教法人 古流修験本宗 そうほんざん しょうがくさんかんのん

こちらでは、霊山・こしきだけを神仏習合の修験道実践道場として活動されておられまして、平成17(2005)年に宗教法人格を取得され
「古流修験本宗」を立宗されました。

甑岳 (地図)は、国土の背骨・東北地方の奥羽おうう山脈におわす
標高1,016メートルのお山で、古来より山形盆地に住まう人々から
水分(みくまり)の神様」として、篤い崇拝を集めておるお山とのことでございます。

お山の名前の由来は、昔使用されていた「甑(こしき)」という、お米やお豆などの穀物を蒸す用器を、逆さにして伏したような形をしていることから名づけられたとのことです。

こしきの参照写真につきましては、
『灘酒研究会』webサイトのこちら をご参照ください。

甑嶽山観音寺様は、飛鳥時代の法相(ほっそう)宗の学僧であります
道昭様(629〜700年)が、大化4(648)年に御開山され寺院が建立されました後に修験宗となりまして、鬼門封じのお寺として密かにみやこ護りをなされておりましたが、明治2(1869)年にはいぶつしゃくがなされたことによって閉寺することとなりましたが、その後もひっそりと代々に受継がれ護持されて来られまして、現在に至っておるとのことでございます。

御本尊は 十一面観音様
現住職は 第72代・甑岳 聖道 代表宗家さま
みなさま方は「そう」さま
とお呼びになられております。

御宗家さまは、社会人としてテレビ局の放送記者を勤められながら諸々の修行などをなされて来られ、明治5(1872)年に「修験宗廃止令」の布告・通達がなされて解体を余儀なくされ、150年途絶えてしまった御祈祷等のお作法の次第や行法の体系など古流の修験を復古させようと、40年間たゆまぬ御精進をなされてお山を再興され、門戸を開いて幅広く神仏習合の実践行者の育成・ご指導をなされておられ、一般人に向けての講座・講習も開かれております。

今年の令和4(2022)年で、修験道廃止令が発せられて
150年の節目となりました。

こちらは在家の集団であるとのことで、みなさま社会人として日常を過ごされながら修行などのお勤めをされておられるとのことでございます。
御宗家さまは英語がご堪能で、欧米・カナダ・オーストラリア・香港在住のお弟子さん方もいらっしゃり、英訳のお作法次第書なども作成されておられます。

真摯にお祈りされておられるアメリカ在住のお弟子さん
お写真:『Facebook』より

御宗家さまよりお伺いしたお話によりますと、来年はヨーロッパ・アメリカのお山へちゅう修行に参られるとのことでございます。

諸々お話をお伺いしまして、私の乏しい想像力の範疇内ではございますが、
諸々のご苦労に思いを致しますと、ただただ頭が下がるばかりでございます。合掌

修験道のご説明につきましては
拙書「修験道の歴史」をご参照ください。

神社界にも欧州出身の神職さん方がおられ
拙書「欧州出身の神職さんの話。」にてご紹介しております。

こちらでは、いにしえの神道(古神道)をはじめ、
密教、修験道独自の御祈祷が月毎に行なわれており、
筆者がご参拝いたしました時は、
神道護摩、御本尊十一面供にご参列いたしました。


私が御宗家さまを知りましたきっかけは、
平成28(2016)年に放送されたテレビ東京の番組「Youは何しに日本へ?」を偶然視聴した時のことでした。テレビ東京ウェブサイトのバックナンバーにお写真付の解説がございましたので、以下をご参照ください。

激アツYOUについて行ったら天国と地獄だったSP~【3日間 不眠不休の山ごもり!?修行先に潜入!】~

修験修行の概要については、大學の一講義で聴いておりましたが、
実践修行を拝見するのは初めてのことでしたので、凄く印象に残りましたと同時に、なんて先駆的なのだろう!と感嘆致しました!

その後は、最近にツイッターで再会?致しまして、
一講座をお受けした御縁を賜りました次第でございます。

滝行当日の話

さて、本題に入ります!
ものすごく楽しかったので、楽しさが伝わりましたら幸いです!
ありのままにお話をいたしますね!

現地到着

14時 観音寺様に集合。
駅からタクシーで来るよう仰せつかりましたので、そのように致します。
新幹線で行き、さくらんぼ東根駅で下車予定だったのですが、ちょっとしたハプニングがあって次の村山駅で下車。運転手さんに「温泉町の甑岳の観音寺様」へとお伝えしたところ、よくわからないと申されます。お話を伺うと、観音様がお祀りされている神社様があるのでそこのことかと聞かれたのですが、よくわからないので、住所をお知らせしてグーグルマップを開いてお見せしたのですが、見方がわからないとおっしゃりつつも無事に到着 (地図)

運転手さんは「ほんとだ!あった!お寺って書いてある!ここは参拝できるの?」とおっしゃるので、できると思いますよ。とお伝えしたら「教えてくれてありがとう!今度参拝しよう!」とご丁寧に御礼をいわれてしまいました 汗 (いえいえ こちらこそありがとうございます)

あとで御宗家さま・奥様にこのお話をしたところ、
「うちは公表してないからなあ」と申されておりました。

こちらは家屋の中に本堂がある造りでございました。

観音寺様近くの景色。とても美しく
稲穂の実りが豊かで風になびいておりました。

他の参加のみなさん方はお車で来られまして、
それぞれ持参の滝行用のお装束にお着替えして服を着まして車で出発。
私は御宗家さまが運転するお車に同乗させていただき、周辺各所のご説明をしてくださりながらお車を走らせます。

お山へ

入山してちゅう修行にまつわるお話などをお伺いしながら、
途中、どなたでもお飲み・お汲みできます湧き水処をご紹介くださいました。こちらの水とお滝のお水では味が違うとのことです。
その後、お山の管理をしている方々がいらっしゃる小屋に停車して御挨拶。

お山の上から拝見する景色がとても美しいです!

お空を見ると飛行機雲がいつもあるので不思議に思っていたのですが、
山形空港が近くにあることを思い出しました。
とても美しくいつまでも眺めていたい景色です。

小屋からもう少し先までお車は進み停車。
徒歩でお滝場まで向かいます。ご参加の方々は登下山慣れされている方や、お弟子さん、出羽三山神社様にて毎年行われている「神子(みこ)修行道場」(本年は中止) に参加されている方などのベテランさまがいらっしゃるなか

登下山不慣れで初心者な私は、勾配を慎重に下っている(超びびり)ので、
渋滞して御迷惑をお掛けしますが、みなさま「ゆっくり行ってください」とお優しい言葉をお掛けくださいます。後方におられたお弟子さんが時折ご指示をくださいましたので、従いながら下って行きます。

お滝場の話

お滝場は、湧き水をこちらまで引いている手造りとのことで、
御宗家さまのお話によりますと、お滝場がほしいと思われていたそうで、
山中に湧き水を発見されたことにより、御宗家さまをはじめお山管理の方々のご協力で道を切り拓かれて行かれたとのことでした。

さまざまな用具を使ってお滝場までの通り道を造られたとのことで
(この時にお腰を痛められたそうです…) 行くとわかりますが、お車が入れる場所からお滝場までは、かなりの勾配で距離がありましたし、山奥にお滝場をお造りする作業は、とても重労働で相当な御苦労をなされた事と存じますので、御宗家さまの想いの深さを知ります(合掌)

【御宗家さまのお話】
この滝場を作るのに三年かかりました。滝場へいたる山道も自分で切り開きました。雪解けとともに、のこぎりなた、スコップやすきを担いで、ドロドロになるまで道を切り開きました。その期間、毎年、峰行直前まで病院通いでした。

引用元:『古流修験本宗 總本山甑嶽山観音寺』様 公式HPより

その後、お山管理の方々のご協力により、
やぐらを組んでお滝場は造られ、完成して20年程経ったとのことでした。

自然の中のお滝場なので常にお手入れをされておられます。
お写真:Facebookより

お滝場は常にこの状態とのことなので、滝行をする際には足場にこけが生していることがよくあるそうなので、転倒事故防止のために、
こする用のブラシなどを持参されていましたが、この時には苔は生しておりませんでした。

【お滝場】

このような形状のお滝場は、他の寺院様の水行道場などにもございます。
お写真は滝行中の時のもの。お滝の形状をお伝えするため、
お滝に打たれている方にぼかしを入れております。
念のため申上げておきますが、見えているおみ足はオカルト的なお写真ではありませんよー

留意事項

この時期は、特にスズメバチなどの蜂と遭遇することが多いそうなのですが、特にスズメバチが来た際は、振り払ったり動き回ると敵と認識して攻撃してくるので、その場を動かないこと。またはしゃがんでじっとしていること。とご指導いただきました。

この時は、滝行終了して下山するのは17時ごろでした。
(日没時間により下山時間に変更あり)
お滝を受けたあと、観音寺様の近くにあるお宿「青松館」で温泉だけ入ることができます(入浴料500円) 宿泊も可能です。こちらのお宿に宿泊予約する際は「こしきだけの観音寺さんに参拝するための宿泊です」というと話が通じます。また、東根駅前には温泉街もあります。

滝行体験の話

滝行へ!

さて、そうしながらもお滝場に到着。
服を脱ぎまして装束姿になり、賜ったハチマキを装着して滝行に臨みます。

賜ったハチマキ(九曜の御紋) デザインがとてもステキでカッコいいです!

御宗家さまは、滝行についてこのようにおっしゃいます。
滝は苦行であってはいけない。まずは快適に爽快に受けるすべを身に付け、楽しくおこなうことが大切である。」と

このようなお考えから、修行法の滝行とは個別に、初心者など一般者に向けて、お滝を浴びることのみを目的とした滝行もおこなっているとのことでございます。

今回は後者の滝行を行うとのことで、特別に何らかの修行的行法などの
ご指導はなく、楽しんでくださいとのことでございましたので、大いに楽しんでまいりました!\(^o^)/

すべらないよう、わらじを履くように言われましたのでそのようにします。
他の方で持参のビーチサンダルを履かれている方もいらっしゃいました。

わらじ
わらじはすべらないのでたいへん優秀な履物とのことで、
筆者がお滝場に行く際、ぬかるみにすっぽり足がはまったのですが
わらじが足に馴染み安定していましたので、おっしゃることがよくわかりました。

準備運動としては、お滝場に行くまでの徒歩下山で身体はあたたまっていたので問題はありません。最初は身体慣らしとのことで、1人ずつご指導いただきながら、足元から順番に各上部へ移動しながらお水をお受けして、徐々に慣れていきました。当日は気温が夏日だったこともあったのかもしれませんが体感としては、思ったほど冷たく感じませんでした。

お滝の水は身を切るように冷たいとお聞きしていたので、
準備的に自宅のシャワーを打たせ湯モードにしてお水を浴びていたのですが、体感としてはぜんぜん違いました。シャワーのお水のほうが冷たかったです。

さて、全員身体慣らしを終え、滝行をいたします。

お滝の受け方としては、肩甲骨あたりと頭頂部のどちらでもよいとのことで、時間も好きなだけよいけれど、打たれすぎに注意とのことでした。
本来は九字をきるなどの作法はあるけれど、そういう事はしなくてもよいとのことでした。
なので、ご参加のみなさんそれぞれのスタイルでお滝をいただきました。

【滝行中のお写真】

お写真はベストアングルだったものをアップしました!

ご覧ください!この素晴らしいお山の大自然の中でのお滝行!
大自然とお滝との一体感が最高で、私は冷たさはまったく感じませんでした。とても爽快で超気持ちよく、ずっとお滝を受けていたいと思うほどでした!!

【余談話】筆者は水泳が趣味なので水に抵抗はまったくありません。
実習で伊勢の五十鈴川にて禊行をした際、頭頂部までお潜りしたいと思ったほどのみそぎ好きです!さすがにそれは…と思ったので、
あごあたりまでで我慢しました(笑)他にご一緒した実習生を拝見しますと、腰あたりまでの方が多かったです。


私は、肩甲骨・頭頂部を交互にお滝をいただきました。
お滝に入る際、手を合わせて御一礼します。

初めにお滝に入った際には各30秒ずつ数えていましたが、
2度目以降からは、ただただ もの凄く気持ちがよくて笑顔になり無心になって、頭と肩甲骨交互にお受けします。途中、お弟子さんから体勢のご指導をいただいたので正します。

聴こえてくるのは、お滝を受けている音のみ。
時間も感じなくなり、ただただ爽快さに身をゆだねます。気持ちよすぎて、いつまでもお受けしていたいという気持ちになり、しばらく打たれ続けているのですが、身体が冷えてきたのを感じたあたりで出ることにします。

一巡後、御宗家さまから「何度でもどうぞ」とお声掛けいただいたので、
よろこんで何度か入ります。出るたびに「気持ちいい~!」と声が出ます(笑) お陰さまで、もろもろそがれました! (おめでとう!)
めちゃくちゃ楽しいです~ヾ(*´∀`*)ノ


よろしければ、こちらの滝行中写真集もご覧ください。

滝行初体験 写真集


滝行終了後は、男性は車近くの方まで移動してお着替え。
女性はその場でお着替えして、車の所まで戻ります。
私はお着替えに時間がかかってしまい、みなさんをお待たせしますが、
優しく見守ってくださいました。

戻る際、修行されている方が「危ないから」と私のお荷物を持って行ってくださいました。ちゅう修行をする際は、助け合いの精神を重んじるということを聞いたことがあるのですが、今回実感しました。なんともありがたいことです!拝謝

戻るときには、びっくりするほど身体が軽くて、行きは到着まですごく時間が掛かったように思ったのですが、帰りはあっという間に到着した感じがいたしました。

ものすごく身体が軽くなっていたので、
御宗家さまにお伝えしましたら「そういうものだ」とおっしゃられておりました。お山のお水のエネルギー(霊力) の強さを実感します。


感想

こしきだけの湧き水のお滝は、
サラッとしていて、とても爽快で気持ちよく、おやさしい感じがしました。
お川のお水は、伊勢の五十鈴川にてお入りしたみそぎのみしか体験したことがないので、比較は難しいのですが、湧き水なので、川から流れ出る滝とは水質・水温は異なることは確かだと思います。

御宗家さまは、優しくご指導くださり、参加者それぞれフリースタイルでお滝に打たれている様子を温かく見守ってくださっておりました。

厳し過ぎる指導のもとだと緊張して萎縮してしまうタイプの私にとりましては、のびのびとお滝をお受けすることができましたで、初めての滝行はこちらでよかったと心から思いました。

一庶民の私視点ですと、滝行と聞くとものすごい水量がおちている滝で、
精神を鍛える荒行というイメージがとても強かったのですが

筆者的滝行脳内イメージ

こちらでは、とにかくお滝のお水に親しむ。
というようなご指導だったように思いましたので、
無知な初心者からすると、安心して心地よくお滝を拝戴することができました!

滝行体験してみたいけど、厳しいのはちょっと・・・
という初心者に超おすすめのお滝場
だと思いました。

私はすっかり魅了されてしまいましたので、また行きます!
(許されるなら一週間ぐらいお籠りしてお滝三昧したいぐらいです~笑)

帰宅後から今も体調がとてもよく元気に過ごせています。
体感的には、全体的に一回りほど身体が引き締まった感じがして、
身体がとても軽くなり、動きやすくなったように感じました。
また、正中線に一本芯が通ったような感じもしまして、
なにやら細胞レベルで変化があったような感じがいたします。

また、週1プール通いしているのですが、
行く前と後日とでは、体幹変わっててビックリしました!
(個人的な感想です)

筆者が参拝した時は、滝行後に御護摩祈祷のご参列を致した日でございました。
帰宅後には戴いたお滝のお水も飲んでいましたので、
この3点と、お山の空気(霊気)・温泉が合わさったことによる
作用でもあるかもしれないとも思うので、
次の滝行の機会のときに再確認してみようと思います。

また、毎日神棚にてもろもろ祓詞はらえことば祝詞のりとなどを奏上しておるのですが、
後日から、末尾の「もうすー」と申すときに「すー」の息と音がよく伸びるようになったなあと思った次第でございますーーー

頭もとてもスッキリして、これまでずっと悩んでいたことやストレスがなくなり、脳内がまるで雲が晴れたような感じがして、諸々リセットされて本来に戻れたような感じがします。

帰宅後1週間ほどは、夜早い時間に眠くなり就寝。
朝は目覚ましがなくても、早い時間に目が覚めてスッキリしています。
寝起きがよくなったような感じがします。

ご参加された他の初体験の方で、
顔色がよくなって表情が柔らかくなられた方がいらしたりと、
皆様とても明るく良い表情になられておりました。

やはり大自然の中でお水を戴くみそぎはらえ
とても大事だと改めて実感いたしました!

心理学でも滝行の効果について研究がなされているようで、
社会心理学者で新潟青陵大学 大学院教授・碓井うすい 真史まふみ 博士(心理学) が、
その効果について心理学視点からお話されていました。

つづきはこちら「滝行の効果の心理学
引用元『心理学総合案内こころの散歩道』ウェブサイト


諸々デトックスされたい方はぜひ!
とても楽しかったです!
ありがとうございました!


滝行に必要なもの(11/20 加筆版)

さて、ご興味を持たれた方に向けて、ご説明させて頂きます。
お滝を受ける際、水行衣ぎょうえ&男性は白ふんどしの着装が基本的とのことなのですが、こちらでは初心者などの体験者の場合は厳密ではないようです。

【水行衣 参考写真】

写真元:『仕立て屋にのじ』ウェブサイトより


参考までに例を申し上げますと、ご一緒に参加された男性でお祭りで着用しているダボシャツを着られていた方や、女性では飲食店用調理白衣を着られていた方もいらして、水着の着用も可でした。

【調理白衣 参照写真】

基本は白色で厚手のものであればよい感じでしたので、ご相談されてみてください。(白衣をお持ちの方はそれでもよいかと思います)

御宗家さまのお話によりますと、お滝を受けるにあたり、布を1枚着て打たれることをおすすめしているとのことでした。

女性の場合は、透けるので中は水着やラッシュガード着用、濡れても大丈夫な短パンまたは膝丈短パン水着をはかれてもよいと思います。

当日は山中を歩き、急こう配の坂を下り登りしますので、
すべりにくい運動靴などを履いた方がよいと思います。
(御宗家さまとお弟子さんは長靴でした)

お滝場ではわらじを貸してくださいますが、ビーチサンダル持参でも可でした。水場なので周囲はすべりやすいため、その点を考慮されるとよろしいかと思います。

また、お荷物を置く際や滝行後はお滝場周辺の山中でお着替えしますので、
レジャーシートはあった方がよく、登下山不慣れな初心者はリュックがおすすめです。
女性はお着替え用のポンチョ型またはラップタオルがあった方がよいと思いました。

ポンチョ参考例①  ポンチョ参考例② ラップタオル参考例

作務衣をお持ちの方は、水行衣(禊装束)の上に作務衣着用でもよろしいようでしたが、基本的には私服で問題ありません。

筆者の場合は、神道行法用のみそぎ装束に
上は白作務衣・下はストレッチチノパン
次回は下も白作務衣にしようかどうか迷うところです…
(お泥汚れが少し気になりますので…)

お滝のお水は汲んで持ち帰ってもよいそうなので、空ペットボトルの持参も可です。

滝行申込み方法

お滝行は3名以上のご参加でおこないます。
9月ごろ~1月頭ぐらいまで、ご指導賜れるとのことです!
御宗家さまのフェイスブックアカウントまたはツイッターアカウント経由から、お申込みすることができます。

3名以上の集団で行かれる場合は、個別に直接ご指導のお申込みも可能なので、お問い合わせください。

1名で参加されたい場合は、イベントとして上記SNS経由から滝行お誘いのお知らせがなされますので、メッセンジャーまたはツイッターDMから
参加のお申込みができます!

【お誘い例】

お写真「Facebook」より
今回はアメリカからの参加者がいるそうです!
状況によっては集合場所が観音寺様に変更する場合もあります。
筆者も再度こちらに参加してきました!

滝行後の話

下山したあとは、観音寺様近くにあるお宿でお湯をいただきます。
私はこちらに宿泊しましたので、この時にチェックインします。

入浴後、神道護摩祈祷に参列するため
観音寺様に戻りまして、みなさんでお食事をいただきました。
豪華なお弁当と奥様が作ってくださった、芋煮・玉こんにゃく・お漬物のお振る舞いを戴きます。どれもとっても美味しく!最初に芋煮を頂戴したのですが、甘味のあるお汁がとーっても美味しくて笑顔になりました!お汁の温かさが身体にしみわたります。

みょうがのお漬物は初めて食します。いただいた時、みょうがってこんなに美味しいの!と思うくらいに、みょうがの味の印象がとても変わりました!玉こんにゃくもスルメのお出汁がよく出ていてとっても美味しい!
お弁当も豪華で美味しい!\(^o^)/
美味しい!美味しい!\(^o^)/
と1人でテンションあがってしまって
空気をよまずマイペースでお食事を味わってしまいました(;^ω^)

個人的には、晩御飯というより
お酒なしの直会(なおらい)的な感じが致しました。

あまりにも美味しかったので、神棚におあげしたく
奥様にわがままを申して頂いてきました。
たいへん美味しゅうございました。
ごちそうさまでした。拝謝

奥様お手製のお漬物と玉こんにゃく
お持ち帰りをお願いしたら、ご丁寧に玉こんにゃくをお串に通してくださっていました。
奥様のお料理上手と細やかなお心遣いを見習いたく存じます。

御護摩祈祷参拝の話

神道護摩(吉田神道行法)参拝

さて、みなさんでお食事をいただいたあとは、
御祈祷してくださるとのことで、御添護摩木をご用意くださり
願意・名前をお書きしまして、志納料500円とあわせてお納めしました。

そして、神道護摩の御祈祷に参列します。

【令和六(2024)年 4月23日 追記】

こちらは、現在は実践者は少なく稀少となってしまった
吉田神道の行法・三元十八神道護摩でございます。

こちらでは、今も活きて毎月執り行なわれております、
たいへん尊き総本山でございます。

実は、この貴重な神道護摩の見学も兼ねた参列がメインの参拝でございまして、滝行のご案内がなされていたので、併せてご指導をお願い致した次第でございます。

お滝でおみそぎしてからの参列は、正式な参拝の仕方となりましたので、とてもありがたく存じます!

また、こちらの神道護摩は、お家で継承されているお作法を
御宗家さまが長い年月をかけて再興なされた貴重な御祈祷でございますので、身近に拝する機会がございますことは、誠に貴重で貴き御事にございますので、心から感謝申し上げたく存じます。



祭壇近くに座わってくださいとご案内されましたので座らせて頂きました。はじまる前、御宗家さまより「うちはオープンにしておりますので、写真撮影してもよいです。途中で席を離れて立って撮影してもよいです。」との寛大で有難きお言葉を賜りましたので、遠慮なく撮影させていだたきました。SNS公開の御許可も賜っておりますので、写真集にしました。
よろしければ、こちらもご覧くださいませ。

神道護摩 写真集


【神道護摩の御様子のお写真】

御護摩火
滞りなく修了
こちらのタオルでお顔のお汗をぬぐわれておりました。
炎柱が燃え盛る熱いなかで御祈祷をするのはたいへんです…
有難う御座いました。
奉拝

十一面供 参拝

翌日、朝の勤行と御本尊・十一面供にご参列して参りました。

こちらの御祈祷では、のちほど御護摩木が組まれる次第でした。
御本尊の御祈祷日ということもあってでしょうか
昨日よりも御添護摩木数が多く、段々と積み上がりまして
時折、御護摩木を浮かせながらお火入れされておりました。
正確な時間は見ておりませんが、1時間半ほど掛かったと思います。
有難う御座居ました。合掌

十一面供 写真集


御祈祷・御添護摩木の申込み方法(11/25 加筆版)

しょうがくさん観音寺様では、
SNSなどを通して、どなたでもお申込みすることできるシステムとなっております。


【令和六(2024)年 4月23日 追記】

公式HPにて、御祈祷申込みのご案内がなされておりますので、
詳細をお知りになられたい方は、以下のリンクをご参照くださいませ。

御祈祷申込みのご案内



【御護摩木 参照写真】

こちらは別寺院様にて筆者が撮影したお写真です

こちらでは「添護摩」と申されております。
毎月下旬ごろにフェイスブック&X(旧ツィッター) などから
お申込み受付のお知らせがなされます。

御祈祷のお添護摩木は、
FacebookメッセンジャーまたはX(旧ツイッター)DM、メール・FAX経由から
お申込みできます。

【御添護摩木・お申込みの手順】
①メッセンジャーまたはXDMなどから申し込みたい旨をご連絡する。
②その後、ワードの添護摩申込書を送ってくださいます。
③記入後、申込書のお写真(スクショでも可) を送信してお申込み完了。
 のうりょうは、ご指定口座(ゆうちょ銀行)へ  お納めします。初めてお申込みされる方はお申出ください。
④後日メッセンジャーにて御代筆くださった御添護摩木のお写真をお送りくださいます。
⑤各御縁日の当日に御護摩祈祷がなされます。

御祈祷ライブ配信について

こちらでは、YouTubeとFacebookにて
「御祈祷のライブ配信」がなされており
オンライン参列することができます。

【御祈祷ライブ配信 オンライン参列の手順】
〇YouTube経由から御参列されたい方は、公式HP経由からアクセスするこ とができます。御祈祷のお申込みをされた際に、参列の旨をお伝えされますとパスワードを教えて下さるとのことです。
〇Facebook経由から御参列されたい方は、お申込みの際にお問い合わせください。

こちらでは、6台のカメラが設置されまして、数秒毎にカメラが切り替わり、さまざまな視点から御護摩のご様子を拝視聴することができる稀少な所でございます。

御宗家さまは、テレビ局で放送記者として勤められていた経験から、
カメラや映像のことなどはご自身でお手配されておりまして、
プロ視点での設置や編集がなされております。

また、願主さま お1人お1人の願いと真摯に向き合われながら加持祈祷がなされており、1名1名の願意とお名前が読み上げられております。

このことから、ライブ配信ではオンライン上で個人情報が公開されることになりますので、お申込みされた方限定で御祈祷の祈りを共有されたいとのことでございます。真摯な祈りの場でございますので、ご理解くださいませ。

御護摩祈祷の開始時間は基本的に20時からではございますが、
御宗家さま お一人奉仕のお寺さんなので全ての御法務・寺務など
お一人でこなされておりますので、急な御用事や諸行事があった場合などは、開始時間が前後したり、場合によっては午前中や午後などに行われることもございますがアーカイブがございますので、後からご参列することができます。

開始前にはSNSを通じてお知らせがなされておりますので、ご確認の上、
ご参列なされることをおすすめいたします。

20時開始にされている理由は、社会人の方々が参列しやすい時間に
合わせて行っておられているとのことでございました。


こちらでは、旧暦のご縁日に合わせて御護摩祈祷がなされておりますので、
毎月固定日ではなく、お日にちは月毎に変りますのでご注意ください。


帰路へ

御祈祷修了後、少しお話をしたのち、
奥様がタクシーを呼んでくださりましたので、総本山をあとに。

お土産に果物を購入したい旨を申しましたら、
JA よってけポポラ」をおすすめしてくださったので、
タクシーで連れて行っていただきました。

お桃・ぶどう・梨など各品種がたくさんあって、どれにしようか悩みますが、新幹線のお時間のご都合と運転手さんをお待たせしすぎるのも申し訳ないので、直感買いしました。

その後は、御宗家さまおすすめの駅前のお蕎麦屋さんで
お蕎麦をいただきます。とても美味しかったです!

さくらんぼ東根駅から徒歩約5分ほど
そば処 東亭

その後、帰路へ

東根市はさくらんぼの生産量が日本一であることにちなみ
駅名は「さんらんぼ東根」となったとのことです!
山形新幹線つばさ号
めちゃくちゃカッコいいです!
新幹線から見えた景色

新幹線の中で聞いた音楽中の一曲。旅路にとても合いますね!


帰宅翌日、諸々のお土産を神棚におあげして、
氏神さまに帰宅の御奉告に参拝。この際にも、お供えいたしました。

ペットボトルを持参されていた方が、お滝のお水を汲まれて、
帰り際に「どなたか1本いりませんかー」とお声掛けくださったので、
頂戴してきました!こちらのお水も神棚にお供えできてよかったです!

いただいたお滝のお水

これは北海道の天然水ではない・・・
(´・ω・`)
とモヤモヤしたので

書きかえました!
\(^o^)/
山形 甑岳の天然水です!

とても美味しいお水でした!
ごちそうさまでした

(^人^)

また汲んできます!
写真元:上掲同

以上。ご拝読ありがとうございました。合掌


【11/20 追記】

翌月再度滝行してまいりました!
その時のお話は
こちら