加藤 菊貨

加藤 菊貨

記事一覧

ねえ、今日は何たべる?

毎日、あたまの中を占めている問い。 今日は何食べよ。 どうせ自分が作れるものしか作らないのに。 なんでだろう。 悩んでしまうのは。

加藤 菊貨
3年前

普通じゃないと思っていた家族の姿

子供の頃、家族でピクニックによく行きました。 たいていは、自転車で行ける距離の大きな公園。 両親は一台の自転車に二人乗り。 私は子供用の自転車に乗って、両親の後…

加藤 菊貨
5年前
1

変わるとは、違うものになること。

変わるということ。 イヤな部分が抜けてイイ感じになる。 良い部分が失われてイヤな感じになる。 今まで通りだと変わらない。 味が変わる。 見た目が変わる。 人柄が変…

加藤 菊貨
5年前
1

二人で歩きたい

地図で見たら近く思った目的地 初めての駅で降りて 初めて見る景色にワクワクしながら ナビに導かれて私たちは歩いた 見てあの家、見てあの看板、何?この標識? そこ…

加藤 菊貨
5年前

発表恐怖症が、最初の一歩を踏み出すまで

自分を表現する楽しさを体験してみたくて、私は、ただの読者であることをやめる決意をしました。書くと決めるまでに、2年以上を費やしたお悩み期間。そして一読者から「ク…

加藤 菊貨
5年前
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書くマインドフルネス

鳥の鳴き声。車の音。電車の音。 風そよぐ。空気湿る。 私を取り囲む要素だけが、時間の感覚を体に刻み込む。 たとえば明るい空のように。 時間はそのまま動かない。 …

加藤 菊貨
5年前
1

ねえ、今日は何たべる?

毎日、あたまの中を占めている問い。

今日は何食べよ。

どうせ自分が作れるものしか作らないのに。

なんでだろう。

悩んでしまうのは。

普通じゃないと思っていた家族の姿

子供の頃、家族でピクニックによく行きました。

たいていは、自転車で行ける距離の大きな公園。

両親は一台の自転車に二人乗り。

私は子供用の自転車に乗って、両親の後についていきました。

父は自転車をこぐのが早くて、ついていくのが精一杯。

追いつけなくて、姿が見えなくなってしまうこともよくあって

私は泣きそうになりながら自転車をこぎました。

公園ではお弁当を食べるのが、お決まりのパターンで

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変わるとは、違うものになること。

変わるということ。

イヤな部分が抜けてイイ感じになる。
良い部分が失われてイヤな感じになる。

今まで通りだと変わらない。

味が変わる。
見た目が変わる。
人柄が変わる。

変わったら、人の関心を集める。
良くも悪くも。

変化した先には
成長、拡大、成熟がある。
人はそれを欲して、変わろうと努力する。

そこから、さらに先へ進むと
劣化、鈍化、老化がある。
人はそれを拒んで、抗おうと努力する

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二人で歩きたい

地図で見たら近く思った目的地

初めての駅で降りて

初めて見る景色にワクワクしながら

ナビに導かれて私たちは歩いた

見てあの家、見てあの看板、何?この標識?

そこにあるものすべてが

古くて珍しくて新鮮に感じた

駅から離れるにつれて

人の気配がなくなっていく

同じような形、同じような大きさの家々が

どこまでも並んでいて、誰の声も聞こえてこない

だんだん口数が少なくなる私たち

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発表恐怖症が、最初の一歩を踏み出すまで

発表恐怖症が、最初の一歩を踏み出すまで

自分を表現する楽しさを体験してみたくて、私は、ただの読者であることをやめる決意をしました。書くと決めるまでに、2年以上を費やしたお悩み期間。そして一読者から「クリエイター」になって、初めてわかったことを紹介します。

書きたくても書けない悩みnoteは以前から知っていました。マガジンを購入していた時期もありました。でも、自分が書く姿は全く想像していませんでした。なぜなら、何を書いて良いのかわからな

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書くマインドフルネス

鳥の鳴き声。車の音。電車の音。

風そよぐ。空気湿る。

私を取り囲む要素だけが、時間の感覚を体に刻み込む。

たとえば明るい空のように。

時間はそのまま動かない。

私が動いている。指を動かしている。

今をつかまえたくて、

つたない言葉で今を書こうとしている。

つたない、と、わざわざ付け足すあざとさよ。

私はどうして、なんでもないことに

意味をもたせようとするのだろう。

自分を凝視

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